指で味わってる!MVPのベテラン雀士、アガリ牌をじっくり確かめる「ねっとりツモ」がファンの間で日増しに話題/麻雀・Mリーグ
2025年4月29日(火)11時20分 ABEMA TIMES

今期のMVPを獲得した実力者は、アガリの感触を指で味わっているかのようだ。「朝日新聞Mリーグ2024-25」セミファイナルシリーズ、4月28日の第1試合にセガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)が出場。東1局1本場では、アガリ牌を手繰り寄せると余韻たっぷりの所作を見せ、ファンから「ねっとりツモ」「ねっちょり」「ぬるりときたな」と評された。
実績・経験十分の醍醐は、Mリーグ2シーズン目となった今期に本領を発揮。常に個人ランキンの上位をキープすると、レギュラーシーズン終盤にはチームメイトの竹内元太(最高位戦)らと熾烈なMVP争いを展開。最終戦で劇的な逆転勝利を収め、自身初のMVPに輝いた。

セミファイナルでもチームのファイナルシリーズ進出に向けて貢献してきたが、今回の試合でも地力を見せつけた。その一端が東1局1本場だ。配牌時では面子が1つもなく、アガリには程遠いと思われたが、2巡目にペン七万を引き入れると、中盤に自風の西を暗刻に。13巡目にドラの發をポンして、3・6索のテンパイ一番乗りを果たした。これにKONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)、さらには渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)が追撃のリーチを打ってきたが、醍醐は全く慌てない。17巡目に6索を引いて發・西・ドラ3の満貫をものにした。
この6索を引いた時のモーションにファンが注目。指の腹で牌種を確認する盲牌をじっくりしてから、カメラに6索であることを明らかにするような仕草だったため「今日のねっとり」「ぬるっとツモ」などと表現されていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)