筋肉が喜んでる!浅井堂岐、セミファイナルのチーム無敗を守る1勝 目標は監督胴上げ「天井にぶつかるかも」/麻雀・Mリーグ
2025年4月29日(火)9時0分 ABEMA TIMES

初優勝の胴上げ、そのイメージはもう鮮明だ。「朝日新聞Mリーグ2024-25」セミファイナルシリーズ、4月28日の第2試合はセガサミーフェニックス・浅井堂岐(協会)がトップ。これでチームは今シリーズ18戦連続無敗、ファイナルへ向け上位2チームとの差を詰め、士気を高める1勝となった。
第1試合は絶好調の今期MVP・醍醐大(最高位戦)がオーラスに多井との連対争いを制して2着。当試合は起家からKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、TEAM雷電・本田朋広(連盟)、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)、浅井の並びでスタートした。東4局、浅井は白鳥からタンヤオ・ドラの2900点をロン。3万300点持ちトップ目の本田を追う形で南入した。
接戦で迎えた南3局2本場、浅井はドラと赤を持ち、跳満含みのチャンス手をリーチした。しかしリーチ後に掴んだ發が親の白鳥への放銃となり、5800点(+300点)の痛恨失点。それでも同3本場、3筒ポンから始めたタンヤオの仕掛けが奏功し、タンヤオ・ドラ2の4000点(+900点)でカウンターパンチ。トップ目白鳥とわずか500点差の2着目で南4局へ突入した。
この局はまず佐々木がマンズ混一色の仕掛けで前へ出る。これに対して浅井は9巡目、カン6ピン待ちのタンヤオ・赤でテンパイすると、周囲の視線が佐々木へ集中していることもありダマテン。1枚切れの東を勝負して、そっとアガリ牌を待つ。白鳥がこの6筒を切り、浅井の3900点が成就。混戦を頭一つ抜け出しトップ目に立った。同1本場は本田が南ポンからの速攻で2000点(+300点)のツモ。浅井の逃げ切りが決まった。

試合後は「みんながめっちゃ連勝してきて、これで(自分が)ラスだったら何を言われるんだろうなと」と照れ笑い。当試合はファイナル進出のボーダー上で争う佐々木・本田が着順争いをしていることから、浅井がトップに立った場合には逃がしてもらえる展開となりやすかった。浅井も当然それは理解の上で戦っていたようで「ポイント状況的に、自分がかなり有利な立場ではあったので、手もそこそこ入ってくれて、トップを取りやすい位置ではあったかなと思います」とコメント。
最後に「仕事ができてよかった」と改めて奮闘を振り返った浅井。「ここまで来たら(監督の近藤)誠一さんを胴上げしたい。ちょっと力が強すぎて、天井にぶつけちゃうかもしれない。チームにはパワーがあるので」と笑い、この頼もしい様子にファンからは「マッスル胴上げいこ」「たかき頑張ってほしいわ」「マッスル!!」「たかき、まじでおめでとう!!」と声援が寄せられた。
【第2試合結果】
1着 セガサミーフェニックス・浅井堂岐(協会)3万点/+50.0
2着 TEAM雷電・本田朋広(連盟)2万8000点/+8.0
3着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)2万3200点/▲16.8
4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)1万8800点/▲41.2
【4月28日終了時点での成績】
1位 赤坂ドリブンズ +690.0(16/20)
2位 U-NEXT Pirates +660.5(16/20)
3位 セガサミーフェニックス +444.3(18/20)
4位 TEAM雷電 ▲43.2(18/20)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲81.6(18/20)
6位 渋谷ABEMAS ▲535.5(18/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)