“紙パック830個”自作の舟で琵琶湖を渡りたい 落水のアクシデントも 到達なるか?
2025年4月29日(火)9時0分 ABEMA TIMES

『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が4月25日に放送され、あるもので琵琶湖を渡りたいという依頼を調査した。
視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「ミルクティーの紙パックで琵琶湖横断」は、東京都の男性(28)から寄せられた次のような依頼だ。
『僕は物心ついてから20年以上、とにかくミルクティーが大好きです。大学進学のため地元・滋賀県から上京してからはさらに愛をこじらせ、900mlの紙パックに入ったミルクティーを毎日飲んでは、紙パックを洗い、干し、たたみ、収納し、ため続けること10年。830個を1人暮らしの自宅に保管しています。というのも、僕には密かな夢があるからです。それは、愛してやまないミルクティーの紙パックで舟を作り、ふるさと・滋賀県に広がる琵琶湖を、雄大な景色を存分に味わいながらこの手で漕いで渡ることです。さらに、今年6月から彼女と同棲することになり、彼女から『新居には持ってこないでね』と言われてしまいました。そう、まさに今しかないのです。しかし、僕にあるのは熱意とミルクティーへの愛情だけで、舟作りの知識は全くありません。そこでお願いです。僕と一緒に舟を作り、2人で乗り込み、ともに琵琶湖の対岸を目指していただけませんでしょうか?』
目指す琵琶湖横断コースは、堅田漁港から対岸の守山漁港までの全⻑1.4km。しかし、現場に行くと対岸は霞んで見え、比叡山から琵琶湖に向かって吹く風“比良おろし”が吹き荒れる。
そんな中、工作系YouTuber・かずいちさんのアドバイスを受け、「浮力」と「耐久性」を兼ね備えた紙パックの舟作りを開始。助っ人として依頼者の母や妹、彼女、そして同級生たちも駆け付けてくれ、5時間で舟は完成した。
舟は無事に浮き、依頼者とカベポスター・永見大吾探偵はいざ出航。「めっちゃ安定してる」「普通に楽しいぞ!」と意気揚々と話していたが、港を出ると波が高くなり、早々に紙パック製のオールも壊れ、永見探偵が舟から落ちてしまうアクシデントも。
オールを一般的なものに変えて500mほど進むが、今度は「力が入らなくなってきた」「肩がパンパン」と疲労が現れ始める。1kmを超え残り半分まで進むが、寒さも体力を奪っていく。
しかし、諦めない依頼者。「(一漕ぎ目は)幸せだなと。こんなめでたい場を用意してくださったことと、友人たちや家族にも支えてもらった。本当にありがたい」と、漕ぎ続ける。
そして見えてきた、対岸で待っている人影。最後の力を振り絞り、無事にゴールの守山漁港に到達したのだった。永見探偵と抱き合った依頼者は「やったー!みんなもありがとうございました!」と達成感と感謝を伝えていた。