『あまちゃん』で話題の“じぇじぇ” 地元民は殆ど使わない

4月29日(月)7時0分 NEWSポストセブン

 NHKでスタートした新朝ドラ『あまちゃん』。宮藤官九郎脚本、主人公が海女を目指すという斬新なストーリーが話題を呼んで、視聴率20%連発という好調な滑り出しを見せている。


 このドラマ発の、いまや流行語大賞を狙おうかという勢いでブームになっている言葉がある。「じぇじぇじぇ!」だ。舞台である岩手県・北三陸地方に伝わる方言で、「エッ!」と驚いた時に発する言葉だという。


 実はこの「じぇじぇじぇ!」、岩手県民であれば誰にでも通じるというわけではないらしい。岩手県・久慈市観光物産協会の下向優氏がいう。


「“じぇー”とか“じぇじぇじぇ!”は久慈市内でもほとんど使いません。あれは海沿いの小袖地区の人々が使う漁師言葉なんです。ビックリしたとき、どちらかといえば少しガッカリしたニュアンスで使います」


 ちなみに、「盛岡市では似たような言葉として“じゃじゃじゃ”、宮古市では“ざざざ”という言葉がある」(方言に詳しい岩手県立大学宮古短期大学部・田中宣廣准教授)という。前出の下向氏がいう。


「ドラマでは能年玲奈さん演じるヒロインが、海女さんたちを“カッコイイ〜”というときに“かっけー”といいますよね。東京からやってきた若者らしい言葉ですが、これは小袖地区では“あなた、食べて”という意味に聞こえてしまうんです。“かぁ”は“あなた”“けぇ”は“食べて”という方言なんです」


 可愛いらしいヒロインが“食べて”と連呼してるなんて……。日本の方言は思った以上に奥が深いようです。


※週刊ポスト2013年5月3・10日号

NEWSポストセブン

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