還暦女性はニンフォマニア? 閉経と「抗うつ作用」の関係

4月29日(土)7時0分 NEWSポストセブン

精神科医の片田珠美さん

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 出資法違反で送検された山辺節子容疑者(62才)は、男性ばかり50人を超える被害者から7億円もの金をだまし取っていたといわれている。そんな山辺容疑者は、肌を大胆に露出した服を着て、38才であると自称し、タイ在住の31才の男性に貢いでいたという。


 山辺容疑者は60才を超えてもなお性欲旺盛に見えるが、この傾向は女性全体に言えることなのだろうか。「女性の肉食化」などと言われるこのトピックについて、ネットニュース編集者の中川淳一郎さん(43才)、精神科医の片田珠美さん(56才)、動物行動学研究家の竹内久美子さん(60才)が意見を交わした。


中川:こうした女性の話になると、女性の肉食化、おじさん化という人もいますが、そうじゃないと思う。女性はもともと、肉食で、じゃあ、何が変わったかといえば、ぼくは自由奔放になってきたと感じています。結構、不倫にも抵抗がなくなってきていて、「バレなければいいでしょ」って女性がぼくの周りでもいる。「不倫するとか、他の男とつきあうことで、結果的に私の人生上向いて」って言う人も1人や2人じゃありません。そういう人は確かに30代〜40代が多い。


片田:精神医学では、女性の異常な性欲亢進をニンフォマニアと呼ぶんですけど、女性は閉経前後になると一時的にニンフォマニアの状態になるという報告があるんです。


中川:最近『夫のちんぽが入らない』っていうタイトルの本が売れていますよね。これって、女性の胸に響いたんだと思いますよ。今はちょっと調べれば、誰でも簡単に豊富な性知識を得られますよね。みんなのテクニックや、サイズ感など、何が標準で何がそうでないかなどの情報であふれています。だから、「私もベストを見つけたい」と思うようになってきたんじゃないかと思うんです。


 ただ同時に、自信を失っている女性が増えている可能性もあります。最近は『逃げるは恥だが役に立つ』とか『東京タラレバ娘』とか、恋に不器用な女性たちを描いたドラマがヒットしていますが、それも無関係ではないでしょうね。


竹内:60才前後は子供ができるわけでもないので、行動と性欲の高まりをうまく説明できないんですが、精液には抗うつ作用があるという研究があるんですよ。気分がよくなる。コンドームをつけると精液の作用が働かないので関係ないのですが、60才前後の女性は子供ができないから、コンドームをつける必要はなく、おそらく生でセックスをするでしょう。そうすると精液に抗うつ作用があるので、非常に気持ちがよくなる。


 もう1つ、精液は栄養源にもなる。コオロギやキリギリスは交尾のとき、オスが精包というパッケージをメスに渡すんですが、メスはその精包の一部を食べちゃうんです。非常に栄養に富んでるからと。自分の卵を受精させる部分を残しつつも食べてると。


 同じようなことが人間でもいえて、セックスをすると女性ホルモンが分泌されます。60才前後になると女性ホルモンは激減しますが、若い男と恋愛すれば女性ホルモンが分泌され、血流がよくなり、楽しさ、うれしさもありますから、若返りの効果もあるといわれていますよね。


片田:60才前後になってもセックスに積極的な女性のことがニュースになると、そういう女性が増えてきたと思われがちですが、そういうわけではないですよね。


 私は女性が経済力を持つようになったことを反映していると思います。やっぱり年をとった人が若い人と交わるには、それなりの経済力と権力が必要でしょ? 例えばロシアのエカチェリーナ2世は、夫を押しのけて女帝になって、若い男の子を食いまくってた。それは権力があるからできたわけですよね。


 今回は大金が絡んだ事件なので、一緒にはできないですが、仮に女性が、うんと年下の男性と普通の恋愛や結婚をすると、やっぱり「恥ずかしいこと」と見られるケースが多いですよね。例えばアメリカのトランプ大統領(70才)の奥様、メラニア夫人(47才)のように、成功した男性が手に入れた若く美しい妻を、“トロフィーワイフ”と呼ぶけれど、成功した女性が、うんと若い男性と結婚しても、そんなふうにはいいません。その点ではまだまだ男女平等とはいきませんね。


 ちょっと話はずれるかもしれないけど、私が今、唯一の希望をかけているのが、フランスの大統領選に出ているエマニュエル・マクロン候補(39才)! かっこいいよね。彼は16才の時、ふたまわりぐらい年上の高校教師と恋に落ちて、駆け落ちして、その後2007年に結婚して、今もラブラブ。マクロンは、私たち女性の希望の星よ!


※女性セブン2017年5月11・18日号

NEWSポストセブン

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