髙橋海人×中村倫也 TBSドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」でW主演&初共演 倫也が海人を“教育”
2025年4月29日(火)5時0分 スポーツニッポン
King&Princeの髙橋海人(26)と俳優の中村倫也(38)が7月スタートのTBSドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」(金曜後10・00)にダブル主演する。2人は初共演。覚醒剤などの違法薬物を摘発する麻薬取締官役を演じる。2人組の活躍を描く、いわゆる「バディもの」。同局ドラマ初主演でもある髙橋は「夏ドラマで、暑いですが、心も熱々になれる凄く格好いい作品」とアピールした。
原作は木崎ちあき氏の同名小説。謎に包まれた新型ドラッグ「DOPE」がまん延する近未来が舞台。髙橋は真面目で正義感あふれる新人取締官、中村は常識外れで型破りな言動が目立つ教育係をそれぞれ演じる。正反対な2人が互いに影響されながら、DOPEによって巻き起こる事件の解決に挑む。毎話展開される本格アクションも見どころ。中村は「コンピューターグラフィックス(CG)の要素もあり、いかに目が離せないものになるかが肝」と気合が入っている。
2人は劇中の役さながら対照的なキャリアを歩んできた。今や実力派俳優として確固たる地位を築いた中村だが、18歳でデビューした後、20代には長い下積み時代を経験。一方の髙橋は19歳でCDデビューし、アイドルとして第一線を走り続けている。
撮影は始まっており、髙橋は中村を「現場で毎日何らかの養分を摂取させていただいていて、本当に髙橋の教育係的な存在」と表現。中村も「海人は単純に一生懸命な年下ということで、可愛くて仕方ない。手ごねハンバーグのように丁寧に育てています」と愛情を口にした。
髙橋は日本テレビ「だが、情熱はある」(23年)でお笑いコンビ「オードリー」の若林正恭役を好演したことなどで、演技力への評価も高まっている。今作で連ドラ主演が4作連続することにもなり、俳優としてもまさに伸び盛り。そんな髙橋扮する新人取締官の成長ぶりを「作品の柱」とする中村が、劇中のバディとしても俳優の先輩としても髙橋を導いていく。(山内 健司)
≪2人の起用理由≫今作のプロデューサーは「離婚しない男−サレ夫と悪嫁の騙し愛−」「極悪女王」などを手がけた長谷川晴彦氏が務める。2人の起用については「(教育係の)陣内がキャスティングの軸となる」と考え「イメージに限りなく近いのとさらに役を想像以上に膨らませることができる」と中村にまずオファーしたという。次に、バディで重要視したのは「既視感の無さ」だった。新人取締官には「陣内に反発しつつも、陣内の厳しさや優しさに触れて成長するピュアさ」が必要と考えた。そして「自然体が美しく、同世代でも抜群の演技力を持つ高橋海人さんに必然としてオファーしました」と明かした。
≪2人組もの「相棒」など人気≫ドラマではなぜバディものが人気なのか。とりわけ正反対なキャラクター同士で、事件を解決するパターンが多い。民放関係者は「互いの長所を生かして解決へと向かう構図が作りやすい。また、互いの人間性に影響を受ける人間ドラマの側面も演出しやすい」と説明。また「メイン2人のそれぞれのファン層を同時に引き込めるメリットもある」とも話した。バディものの代表例にはテレビ朝日「相棒」シリーズがある。4月期はテレ朝「天久鷹央の推理カルテ」、テレビ東京「失踪人捜索班 消えた真実」などが放送中だ。