池波志乃 中尾彬さんの病との闘い回顧「大きいのだけでも3回...手術も」「平気な顔して」周囲には

2025年4月29日(火)14時49分 スポーツニッポン

 女優の池波志乃(70)が29日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月〜金曜後1・00)にゲスト出演。昨年5月に心不全で他界した夫で俳優の中尾彬さん(享年81)の闘病の過去を明かした。

 司会の黒柳徹子から「亡くなる前ね、常々お葬式はやるなとか、延命治療はするなとか、最期は自宅でとか。その通りできた?」と問われると、池波は「その通りできました」と明かした。

 それでも医者に全くかかっていなかったわけではなく、「実は(前回)『徹子の部屋』に呼んでいただいた時でも、何年かごとに実はとても大きな病気をしてるんですよ」と告白。

 「本人がわざわざそうやって最期に何もやるなって言うぐらいなので、(それまでは)自分で病気してもちゃんと入院して、手術をして、回復をして、“よしっ”ってなった時に、何事もなかったかのように復帰してたんです、今までも」と強調した。

 「大きいのだけでも3回やってるんですよ。手術も」と言い、2007年には肺炎で倒れたが、「それは番組中っていうか、朝の番組に出られない状態で、大阪で救急車で運ばれたので」と回顧した。

 その後3年おきぐらいに大病をしたとし、「最初肺をやりまして。肺がんだったんです。で入院して片方の肺を3分の2取ったんです」と語った。退院すると「肺取ったら声出なくなりそうなんですけど、平気な顔して出てました」とした。

 その数年後には「肝臓もがんだったんですけど、それは内視鏡か何かで焼いてね、ちゃんとお世話になって。でまた頑張って、“よし”って言ってまた復帰したんですよ」と説明した。「で、最後は小腸。やっぱりおなかを切って取って、それも“よし”って言って復帰して。なんにも言わないで。親戚の人にも言わないで」と証言した。

 隠すのも大変だったと言われると「もう大ウソつきでした」と周囲には欧州に絵を描きに行ったなどとウソをついており、後から謝ったと苦笑した。

 「でそれはいちいちかかって、助けていただいて。で元気になって。復帰してってずっとやってきて。お医者さまのおかげで」と話すと、「で80過ぎてから、ちょっと本当に具合が悪くなって。亡くなる1年前ぐらい前に。その時にちゃんと先生たちと相談して、そのための検査の入院もして、それで自分はもうやらないでくれと。ボロボロだからもういいと」との中尾さんの決断で自宅で過ごすことになったという。

 「で、自分の主義で中尾彬のまんま、頑張れるだけこれで頑張って、もう無理なことをするのは嫌なのでって。ちゃんと相談して、やったんですよ」と最期を迎えたとした。

スポーツニッポン

「池波志乃」をもっと詳しく

「池波志乃」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ