ファイナルはもう始まっている…小林剛が劇的逆転トップ 赤坂ドリブンズと連覇かけ一騎打ちモード/麻雀・Mリーグ
2025年4月30日(水)9時0分 ABEMA TIMES

アガったのはオーラスの1回のみ。U-NEXT Piratesの小林剛(麻将連合)が4月29日、プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2024-25」の第2試合に登板し、3着目からの逆転トップを決めた。
当試合は起家から小林、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)、赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)の並びでスタート。東場は多井の独壇場だった。東1局では1300点、東3局1本場では4000点(+300点、供託1000点)、東4局では2000点を獲得。小林は持ち点2万5400点の2着目だった。
南1局では、たろうが多井から跳満・1万2000点を加点。南2局、南3局では佐々木が3200点、2000点をアガった。誰も親を連荘させることなく迎えた南4局、小林はトップ目のたろうと9700点差、2着目の佐々木と7700点差の3着目。満貫ツモで捲れる状況下、小林は6巡目でのイーシャンテンを取らず、純チャンタ・三色同順が狙った。

その狙い通り、数巡後にはテンパイ。この時点で河には、無情にも純チャンタ・三色同順が成立する高目の9索は全て捨てられていた。だが、小林は迷わず6・9索待ちでリーチ。次巡、もうひとつのアガリ牌である6索を射止め、リーチ・一発・ツモ・平和・ドラの満貫・8000点を成就させた。
この一撃で、わずか300点差の逆転勝利を決めた小林は試合後、「最後、高目が4枚切れてからの一発ツモで逆転できてよかったです」とコメント。「一発ツモじゃなくてもツモれば2着。で、ツモって裏1ならトップということで、当然リーチなんですが」と説明し、「ダメだろうと思ってリーチしました」と振り返った。
チームは、これでセミファイナルシリーズ8勝目。首位を走る赤坂ドリブンズに、64.0ポイント差まで肉薄した。「今日からドリブンズと20戦勝負と思っている。もちろん、相手はドリブンズだけじゃないですけど、まずはドリブンズとのちょっとの差を意識してやっています」。ファイナルシリーズを含めて、あと18戦。「普通に打って、結果、プラスを伸ばせればなと思っています」。海賊船の航路は、既にファイナルシリーズへと向かっている。
【第1試合結果】
1着 U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)2万9900点/+49.9
2着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)2万9600点/+9.6
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)2万5600点/▲14.4
4着 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)1万4900点/▲45.1
【4月29日終了時点での成績】
1位 赤坂ドリブンズ +753.7(18/20)
2位 U-NEXT Pirates +689.7(18/20)
3位 セガサミーフェニックス +444.3(18/20)
4位 TEAM雷電 ▲43.2(18/20)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲84.5(20/20)
6位 渋谷ABEMAS ▲625.5(20/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)