「令和ロマン」高比良くるま、吉本興業が契約解除 レジェンド芸人見解「もったいない」にネット共感
2025年4月30日(水)12時40分 J-CASTニュース
オンラインカジノ賭博への関与を認め、活動を自粛していたお笑いコンビ「令和ロマン」の高比良くるまさんが2025年4月28日、吉本興業とのマネジメント契約を終了し、活動の再開を報告した。
SNSでは、吉本による契約解消の判断をめぐる、山田邦子さんの見解に注目が集まっている。
「会社との信頼関係」理由に契約解除の打診受ける
高比良さんをめぐっては、複数メディアが24年2月、高比良さんがオンラインカジノを通じて賭博を行った可能性があるとして、警視庁が任意での事情聴取を行ったと報じた。
令和ロマンは2月15日、動画を通じて経緯を説明。その後、19日に活動を自粛することを発表した。
4月28日にコンビのYouTubeチャンネルで復帰を報告。高比良さんは改めて騒動を謝罪し、吉本興業からの退所を報告した。
吉本興業は28日、「弊社所属 令和ロマン 髙比良くるまについて、双方合意の上、2025年4月28日付をもってマネジメント契約を終了しましたのでご報告します」「令和ロマンとしての活動は継続し、相方の松井ケムリは引き続き、弊社所属のまま、タレント活動をしてまいります」と発表している。
高比良さんは、動画で退所までの経緯を告白。「すごい偉い人」から謝罪動画について「ちょっとやって欲しくなかった」と苦言を呈され、「会社との信頼関係というのは、壊れてしまったから」と遠回しに契約解除を打診されたと明かしていた。
「ひな壇で心折れるような薄笑いで時間潰ししなくても良くなるし」
こうした中、SNSで注目を集めているのが、山田さんによるコメントだ。山田さんは令和ロマンが初めてM-1グランプリで優勝した23年大会で審査員を務めていた。
山田さんは29日、高比良さんの退所を伝えたサンケイスポーツがヤフーに配信した記事に、「エキスパート」のお笑い芸人としてコメントを寄せた。
「令和ロマンを手離すとは...」と困惑を明かし、「事務所それぞれの考えはあると思うが、新しい才能溢れる漫才コンビなだけに、もったいない」。
その上で、コンビにとっては悪い話ではないともつづっている。
「が、本人たちにとっては、番組はキツくなるかも知れないが、%も取られなくなるし、ひな壇で心折れるような薄笑いで時間潰ししなくても良くなるし、動きやすくなるだろう」
山田さんのコメントのスクリーンショットはSNSで拡散され、「このコメントだけで邦ちゃんもさぞ色々あったんだろうなあとお察しします。確かに事務所の許可なく謝罪動画だったなら所属タレントとしてよくないけど、契約解除まで話もってくかねえ」「確かに...。ひな壇に登ったとたん同調圧力の塊に押しつぶされて個々の芸人の持ち味がなくなってしまう。えっ、こんなこと言う人じゃなかったのにと残念に思ったり...」など、共感と納得の声が集まった。
「こういうの見るとやっぱり昔の時代に女芸人として売れた人の感覚って良い意味でヤバいな こんなん今の師匠ら言われへんやろ」「やはり全国区で唯一冠番組を持った女性芸人は肝の座り方が違うな。『ひな壇?』のくだりは普通の芸人じゃなかなか言えないと思う」など、芸人ならではの視点で切り込んだ山田さんを賞賛するコメントも相次いでいる。