モーニング娘。道重さゆみ、卒業決意のウラにグループの“悲願”

4月30日(水)17時35分 メンズサイゾー

 モーニング娘。'14のリーダー・道重さゆみ(24)が29日、今秋のツアーを最後にグループを卒業すると発表した。長い低迷期を抜けて再ブレイクを果たしたモー娘。は、全盛期でも成しえなかった初のオリコンシングルチャート5作連続1位を記録し、昨年11月にメンバー卒業公演以外では久々となる単独の日本武道館ライブも実現。森三中と共演した「au」のCMも好評で、念願のNHK『紅白歌合戦』出場も見えてきた矢先の卒業発表にファンは衝撃を受けている。


 発表後、道重は自身のブログで「突然の発表でびっくりさせてしまってごめんなさい」と謝罪。卒業は「二年くらい前から意識していた」といい、田中れいな(24)の卒業公演の後に「古いメンバーが私だけになって初めてのツアーが終わって、あのタイミングでものすごく後輩たちが頼もしくなったって感じました」という気持ちが沸いてきたことから卒業を決心したという。


 さらに道重は「約二年前にリーダーになって、その時から『大好きなモーニング娘。のリーダーになれた。お世話になったモーニング娘。に恩返しがしたい』と言ってきました。その恩返しとは『モーニング娘。をたくさんの人に知ってもらう…』ということでした」と綴り、再ブレイクで恩返しがひと段落したことが大きな要因なったことをうかがわせた。


 一方、プロデューサーのつんく♂は、公式サイトで「6期メンバーは超全盛期もアイドリング期も両方を経験してきた貴重な存在。そこからのV字回復でリーダーになってからも、いろんな意味で活躍してきてくれました」と、浮き沈みを経験してきた道重の功績を評価。さらに「彼女曰く「『よし!私、今日もかわいいぞ!』というコメントがギャグ化する前に、リアルにかわいいうちに卒業したいんです。」と。そして「グループが盛り上がってきている『今』卒業したいんです。」という彼女なりの美学もありました」と卒業の経緯を説明している。


 実際、道重がいたからこそモー娘。は低迷期をくぐり抜けることができたという見方に異論を唱える者はいないだろう。グループでテレビ番組に出演した際も、全盛期しか知らない視聴者の興味を引きつけていたのは道重だった。ソロになることも可能だった彼女が「モー娘。」として頑張り続けていたからこそ、グループは再ブレイク期まで存続できたといえる。

 だが、道重の卒業はグループにとって痛手にもなりえる。前述したように全盛期しか知らない人は道重以外のメンバーの名前すら知らず、顔も覚えていないという人が大半。一部ファンの間では、モー娘。の象徴である彼女が抜けてしまうことで再び低迷期に突入してしまうのではないかと危惧されている。


 それは本人も重々分かっているはずだろうが、なぜこの時期に卒業を決めたのだろうか。


「道重のモー娘。に対する愛情は非常に深く、テレビ番組で『今のモーニング娘。を知ってもらいたい』と涙ながらに思いを語ったこともあった。再ブレイクは何よりも嬉しかったでしょう。そんな彼女の心残りは、グループの悲願にもなっている紅白への再出場。昨年、候補に上がりながら落選したことで余計に思いが強くなった。彼女は自身の卒業で話題性や人気をより高め、自分がいなくなった『今のモー娘。』の紅白出場を確実にしたいという狙いがある。紅白に出ればメンバーの一般的な認知度は飛躍的に高まり、本当の意味で再ブレイクできますからね。それが道重にとっての最後の恩返しになるようです」(芸能関係者)


 いつでもソロになれる実力がありながら、モー娘。にこだわり続けた彼女が卒業を決めた背景には、やはりグループの悲願が関係していたようだ。そう考えると、秋のツアーで卒業というタイミングも象徴的だ。あえて「自分のいないモー娘。」の紅白出場を支えるというあたりからも、グループや後輩を思う気持ちが伝わってくる。


 02年のシングル「シャボン玉」でモー娘。としてデビューし、在籍期間はグループ最長となる4100日超を記録している道重。モー娘。人気の再燃に人生を懸けてきた再ブレイクの立役者である彼女が最後をどう締めくくるのか、ファンならずとも注目だ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)

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