緑川静香、お菓子に釣られて始めた芸能活動 “不用品を売る企画”が一番の転機に 反響に喜び

2025年4月30日(水)10時21分 マイナビニュース


●一般の人から「うちのも売ってくれませんか?」と依頼も
TBS系バラエティ番組『巷のウワサ大検証! それって実際どうなの会』(毎週水曜20:00〜)の「スマホ1つで家の不用品を全部売ったら実際いくらになるのか」企画で活躍している女優・タレントの緑川静香。16歳のときにモデルとして活動をスタートさせてから約20年となる緑川にインタビューし、今の仕事に対する思いや今後の抱負を聞いた。
“9頭身ビンボー女優”として知られる緑川が依頼主の自宅を訪れ、スマホを使ってフリマアプリとオークションで不用品を売ったらいくらになるのか検証する同企画。期間は1週間。不用品を処分したい人必見のテクニックや知識も登場する。4月30日の放送では、東京都府中市の「レトロおもちゃが眠る家」を訪問。過去に人気を博したおもちゃやゲームなどを出品する。
——16歳のときの『Seventeen』の編集者にスカウトされて芸能界入りされたとのことですが、やってみようと決断された思いをお聞かせください。
「撮影現場にお菓子がいっぱいある」と言われて、「ハッピーターンとキットカットありますか?」と聞いたら、「用意します」と言ってくれて、「じゃあやります!」と返事しました。
——番組でもたびたび、「5歳で父親が蒸発、他人の家の物置で暮らしていた」というエピソードが紹介されていますが、高校時代まで物置暮らしをされていたということは、スカウトされた当時はあまりお菓子を食べられる生活ではなかったのでしょうか。
そうなんです。なので、お菓子食べたいなと思って。現場にあったお菓子をたくさん持って帰っていました(笑)
——スカウトされる前は、芸能界に入りたいと考えたことはなかったですか?
漠然とはありましたが、事務所に応募しようとか、そこまで真剣には考えてなかったです。お金がなくて遊びが限られていたので、自分でストーリーを考えて1人芝居をよくやっていて、お芝居への興味はありました。
——芸能界に興味があったから、スカウトされたときにやろうと思えたのでしょうか。
お芝居には興味がありましたがモデルは全然興味がなくて、最初は断っていたんです。でも、お菓子があると聞いて、本当にお菓子に釣られて始めました(笑)
——モデルとして活動をスタートされましたが、当時から女優としてやっていきたいという思いでしたか?
そうですね。お芝居のレッスンに行って実際に演じたときにすごく楽しかったので。その後、女優のお仕事もさせていただけるようになって、バラエティに出るときも「女優」という肩書きを消したことはなく、これからも一番は女優としてやっていきたいと思っています。バラエティも好きなので、機会があればもちろん出演させていただきたいです。
——芸能生活約20年となりますが、これまでを振り返っていかがですか?
いろいろありましたが、この番組で不用品を売る企画に出会って一番変わったと思います。全国放送で一気にたくさんの方に知っていただけて、声をかけていただく数が圧倒的に変わったので。知っていただけてすごくうれしいですし、より責任感が増したというか、気が引き締まりました。
——ゴールデンでレギュラー放送されるようになって、より反響があるのでは?
一般の方からDMで、「うちのも売ってくれませんか?」と個人的に依頼が来るようになりました。以前も来ていましたが、それがすごく多くなった気がします。「少し利益渡すので」と書いている方もいて(笑)。ありがたいですがそれはできないので、番組に送っていただけたらと思います。
●目標はハリウッド進出 日本酒の魅力を広める活動も
——今後の抱負もお聞かせください。
お芝居でいつか海外に行ってみたいという夢があります。昔から邦画より洋画の方が好きで。貧乏な時代があったからこそ、大きな夢を持っていたいというのがあって、ハリウッドに行くというのを目標に掲げています。あと、きき酒師の資格を取って日本酒の仕事もしているので、日本酒の魅力をもっと発信していきたいと思っています。
——海外進出に向けて英語の勉強もされているのでしょうか。
勉強はしていて、発音はいい方みたいです。お芝居だとセリフがあり、語彙力より発音が大事なので、そこは磨いていけたらと思っています。
——これまでに出演した作品で特にご自身にとって大きな経験になったと感じているものを教えてください。
『009ノ1 THE END OF THE BEGINNING』で、殺し屋という演じたことのない役に挑戦し、地上のアクションに加え、水中アクションもあって、自分とは全然違う人を演じられる女優業の楽しさを改めて感じました。
——日本酒の仕事もされているとのことですが、きき酒師の資格を取ったきっかけを教えてください。
昔は貧しくてちゃんとご飯が食べられてなかったので、食事ができることがすごく幸せで、そして日本酒と出会ったときに、ただでさえおいしい食べ物が、日本酒と合わせて食べたらもっとおいしくなって、すごいアルコールを見つけたなと思ったんです。そして、その魅力を広めたいと思い、2012年にきき酒師の資格を取りました。酒蔵を回ったりもしていて、皆さんが時間と労力をかけて日本酒を作られている過程を見ると、もっともっと伝えていかないといけないなと。日本という自分の国の名前がついているお酒なので、より多くの人に魅力を知ってもらいたいなと思い、日本酒の会社もやっています。
——幅広く活動されていますが、最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
これからも高みを目指して、日本だけではなく世界を見て羽ばたいていけたらなと思います。フリマアプリは最近、海外の方の購入者も増えていますし、女優業もフリマアプリも日本酒も、世界を見据えて活動していけたらと思います。
■緑川静香
1988年6月24日生まれ、埼玉県出身。16歳のときに雑誌編集者にスカウトされ、芸能界入り。映画・舞台・ドラマを中心に女優として活動し、近年はタレントとしてパラエティでも活動中。2012年にきき酒師(日本酒ソムリエ)の資格を取得し、日本酒の魅力を発信する活動も行っている。

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