ベッキー復帰は7月か? その前に改めて本音会見を

4月30日(土)7時0分 NEWSポストセブン

ベッキーの復帰は7月が濃厚?

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 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、ベッキー復帰の時期を予測。


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 ベッキーが『週刊文春』に宛てた手紙が同誌に全文掲載され、それに対し、またさまざまなリアクションがあることは皆さん、ご存知のとおりだ。


 今年初め、同誌に掲載されたベッキーと「ゲスの極み乙女。」のボーカル、川谷絵音との不倫報道。バラエティーやCMで好感度抜群と言われ、ここ数年激増しているハーフタレントの長として揺るがぬ人気を誇っていたベッキーが妻帯者である人気ミュージシャンの実家を正月に訪ねていたという“事実”には、彼女を10代の頃から知っている私もおおいに驚かされたものである。


 彼女は相手男性が結婚していることを知らずに交際をスタートさせ、その後、男性から言われた「離婚に向けて話し合っている」ことを真に受ける。


 この時点で別れるべきだった…という意見は至極正論だ。バラエティー番組はまだしも、あれだけ多くのCMを抱えている彼女にスキャンダルは厳禁。契約書にそれは記されていたハズだ。


 が、恋愛経験が少ないからか、男の言葉だけを信じた彼女の始まったばかりの恋はどんどん盛り上がっていってしまった。


 その一方で、男の妻は仕返しの準備に着々と取りかかっていたと思われる。これも妻として当たり前の行動だろう。


 無名時代から支え、やっと結婚できたと思ったら夫に裏切られた。しかも初めて二人で過ごすハズだった正月に、夫は愛人を連れて里帰りしてしまったのだ。たとえ、夫婦の間が冷え切っていたとしても、まさにこれは“ゲスの極み”な行動だ。


 が、芸能史を紐解くと、このようなケースは初めてではないのである。特に人気ミュージシャンにはこうしたケースが過去にも複数あった。


 だからと言って、OKなハズはなく、悲しんでいたり、別れたくないと言っている人をそのままにして次に行くというのは許される行為ではない。よく「好きになった人に奥さんがいた」とか「出会う順番が違ってしまった」とか言う人が居るが、それも不倫をする人たちの“言い訳”という名の常套句であり、そんなことを言ったところで、何も解決はしないのである。


 過去、婚約者に妻が居たことを泣きながら会見で報告した女優がいた。彼女はその事実がわかった時点で別れを決意。カメラの前に立った。


 当時も視聴者はさまざまな想いを抱きながらワイドショーを見ていたと思う。が、その意見の大半は表沙汰になることがなかった。


 しかし、いまはネットがある。そのことを芸能人や芸能プロダクションはもっと重要視すべきではないか。起こってしまったことはしかたがない。が、テレビカメラの向こうは“お茶の間”だけではなく、パソコンやスマホを介した“ネット民”がいることを知って会見の内容や構成を考えるべきなのではないだろうか。


 ベッキーを「降板」ではなく「休養」にして彼女の復帰を待ち続けているテレビ局側も、スポンサーも、このネット民のジャッジというのをひじょうに気にしているフシがある。


 ネット民といっても、一昔前と違って、一部の特殊な人たちを表しているのではない。年齢層で区切ると、F4、M4(60才以上の女性と男性)から下、F3、M3(50才以上の女性と男性)の半数ほどはもう、視聴者=SNSに馴染みのあるネット民と言ってもいいのではないか。もちろん、それより下からT(ティーンエイジャー)は全員だろう。


『週刊文春』の第一報から、テレビ局やスポンサーには「ベッキーを出しているということは不倫を肯定しているのか」「子供に説明がつかない」といった“御意見”が多数寄せられた。


 昨年中に収録している番組が多く、編集で、ベッキーの出演シーンをできるだけカットしていたのに、この反応は収まらなかった。


 休養後は、「なぜ休養なのか、降板ではないのか」という御意見に変わった。一手間かかる電話や葉書ではなくメールだったからなのか、その数は驚くべきものだったのである。


 そして“ベッキーの手紙”報道後のネットの反応も、ひじょうに厳しいものとなった。コメンテーターの中にも「あざとい」「我慢がない」と言う人がいて、「来月」とも言われるベッキーの復帰は、そう簡単にはいかないと予測される。


 過去にも不倫が原因で仕事を失った芸能人が居た。たとえば「不倫は文化」の石田純一は、当時、ニュースキャスターをしていたが、その番組を結果的に降ろされた。いまではご存知の視聴者もだいぶ少なくなっただろうが、『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)の「J」は「純一」の頭文字だったのである。


 最近では麻木久仁子か。彼女に夫を略奪された大桃美代子が、離婚してずいぶん経ってからTwitterで怒りをぶちまけたことから明らかになったこの騒動。当初、バッシングされたのは大桃だったが、元夫の山路徹氏と麻木が結婚していたことが大桃の会見でわかり、流れはいっきに変わった。


 結局、のらりくらりと取材陣を煙に巻いた山路氏はテレビ的に人気者となり、終始ブレない大桃には新たなファンが付いた。が、麻木だけはワイドショーのMCやコメンテーターの仕事を一切失ったのである。すごく仕事が好きな人だけに、今も昔も「来た仕事はなんでも受けます」「自分からは降板しません」という姿勢を貫くものの、彼女が出ると、いまだに“お叱り”の声が視聴者センターに複数届くと聞く。実際、彼女が出ると「数字が2パー(セント)落ちる」と言われ、それが出入り業者を通じていっきに広まった結果、麻木の顔は、テレビにおいては深夜番組や通販番組でしか見ることができなくなった。


 彼女は「会見を失敗した」というのが多くの芸能関係者の見方。プライドの高い人だけに、正直に言えないことがたくさんあったと思われる。テレビ出演を「遊んでいるようなもの」と表現し、そのギャラを山路氏の活動費にあてていたというのもわかり、テレビ制作者を怒らせたのもマズかった。


 そして矢口真里だ。彼女が無名俳優と交際するとその男性がブレイクすることから、“あげまん矢口”として羨望の眼差しで見られ、「アイドルなのにトークが達者」ということでバラエティー番組から引っ張りだこだった彼女だが、いまは何をやってもうまくいかない。曰く、オファーに涙したというCMが、いきなり、お蔵入りしたことは記憶に新しい。


 果たしてベッキーは過去のケースのどれに当てはまるのかと考えると、私には、どれとも異なるように思えてならないのである。


 繰り返しになるが、ベッキーは相手男性が結婚していることを知らずに恋に落ちた。それからは相手男性の言うままに離婚を待ち続けた。その間、わずかに数か月。危険な不倫女にありがちな、相手男性宅への電話やメールをしたワケではない。


 公表されてしまったLINEは確かに浮かれたものだったが、彼女の性格を考えると、その中で相手男性の妻を誹謗中傷するようなことは一切なかったと思われる。


 でも、妻としては、知ってしまったからには絶対に二人の暴走を止めなければならなかった。その結果、マスコミ=文春の力を借りたということなのか。


 彼女が「川谷とベッキーが一緒なら謝罪に応じる」と言っているのも、なんとなくだが理解できる。いったい、なぜこのようなことになったのか、その経緯を二人揃ったところで説明してほしいからなのではないか。彼女が、一歩、踏み出すためには必要なことなのかもしれない。


 ベッキーのやったことはマズイかマズくないかといったら前者で間違いない。でも、第一報から4か月が過ぎようとするいま、文春への手紙をきっかけに、ファンや視聴者の皆さんに謝る機会をキチンと設けてもいいのではないだろうか。もう手紙は要らない。会見だ。


 そこでは、どんなにカッコ悪くても、辛くて悲しくても、嘘偽りのない自分の気持ちを話すのが絶対条件。もちろん、リポーターや記者からの質問も受け付けるべきだろう。


 当然、視聴者の方から御意見はたくさんいただくだろうが、テレビには視聴率という便利な指標がある。ベッキーがレギュラー番組に復帰した後の番組視聴率は、それこそ今後の大きな判断材料となる。


 もちろん、ベッキーの“心の体力”が十分ついてからでいい。彼女の帰りを待っている人たちは居るし、番組もある。「早ければ来月」との見方もあるが、テレビ局としてキリがいいのは7月。私はそれぐらい…と見ている。

NEWSポストセブン

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