フジHD金光社長ら退任へ ダルトン社提案の取締役案については「真摯に検討していく」
2025年4月30日(水)18時45分 スポーツニッポン
フジ・メディア・ホールディングス(FMH)の公式サイトが30日に更新され、第三者委員会の調査報告書を受け「フジテレビの再生・改革に向けた8つの具体的強化策及び進捗状況」について報告した。これを受けて、フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長、フジテレビの清水賢治社長らが会見した。
会見では金光修社長が6月に開催予定の株主総会をもって退任することを発表。また、社外取締役の島谷能成氏、斎藤清人氏、茂木友三郎氏の3人も同定時株主総会終結時をもって取締役を退任することが発表された。
フジテレビの問題を巡っては、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツが、同局の親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)に12人の社外取締役の選任を求める株主提案を送付したと今月16日に発表。候補には、旧ジャニーズ事務所の業務を引き継いだ「STARTO ENTERTAINMENT」の福田淳社長や、SBIホールディングスの北尾吉孝氏の名前があった。
会見でダルトン側が提案した株主提案から取締役から選ばれることがあるのか問われた清水社長は「株主提案を出されていることは承知しております。提案されている方々について、我々としてはフジ・メディア・ホールディングスの役員選任プロセスの中で、真摯(しんし)に検討していくということしか申し上げられない」と語った。
さらに北尾氏が含まれるかどうかについての質問も飛んだが、「現時点ではコメントできません」とした。