“壊し屋”か...指原プロデュース「≠ME」のイベント中止 スタッフに暴行 約20人優先入場券奪い逃走

2025年4月30日(水)4時30分 スポーツニッポン

 埼玉県越谷市のイオンレイクタウンで予定されていた女性アイドルグループのキャンペーンが29日、来場者の暴行トラブルが原因で急きょ中止となった。ケガをしたスタッフもおり、主催者側は今後、警察に被害届を出すか検討している。

 トラブルが起きたのは、指原莉乃(32)がプロデュースする「≠ME(ノットイコールミー)」のCD発売記念イベント。会場はイオンレイクタウンの駐車場で、午前9時から特設テントで新曲「モブノデレラ/神様の言うとーり!」のCD販売と優先入場の抽選を行っていた。

 1時間後の同10時ごろ、周辺で来場者同士がもめるトラブルが複数発生。特設テントにいたスタッフ数人が対応に向かい、スタッフが手薄になった特設テントに20人ほどが一気に押し寄せ、優先入場券を奪って走り去った。CDを買うために並んでいたファンが阻止しようとするなどして現場は騒然。“強奪犯”と体が接触したスタッフが軽傷を負い、主催者は警察に通報した。

 奪われた優先入場券が使用された場合、メンバーやファンに危害が加えられる恐れがあるとして、主催者はイベントの中止を決定。正午前、既に来場していたファンにアナウンスするとともにグループの公式サイトでも報告した。「暴力行為を行った当事者については、警察に情報提供を行い今後弊社グループの全てのイベントへの参加をお断りさせていただきます」と“出禁”を申し渡した。

 イベント関係者によると、前日の28日に「伝説の乱闘があるかも。乱闘したい人、見たい人来てください」とレイクタウンへの来場を呼びかけるSNS投稿があったという。レコード会社関係者は「その投稿と今回のトラブルの関係性は分かりませんが、最近、地下アイドルのライブやイベントの邪魔をする“壊し屋”の存在が問題視され、警戒している」と話す。この日も、スタッフが少なくなったテントを複数人が襲撃しており、計画的犯行の可能性がある。

 会場のイオンレイクタウンは日本最大のショッピングモールで、ゴールデンウイークの買い物客も多数訪れていた。≠MEは5月11日にも大阪府吹田市のショッピングモールで新曲発売イベントを予定。主催者は「同様のことが考えられるため、警備を強化していくなど、安全に進められるかを関係者と協議し、開催の判断をしたい」としている。

≪「やるせない」SNSで吐露≫

 イベント中止を受け、メンバーがSNSを更新し胸の内をつづった。リーダーの蟹沢萌子(25)は「大切な時間を使って会場に向かってくださった皆さん、本当にありがとう。このような形となり、やるせない気持ちでいっぱいです」とコメント。表題曲でセンターを務める冨田菜々風(24)は「私たちもとても楽しみにしていたので、悔しさと残念な気持ちでいっぱい」とつづり、「次にまた皆さんにお会いできる時、楽しい時間と空間をお届けできるように、今できることを私たちも考えて、準備して、お待ちしています」と呼びかけた。

スポーツニッポン

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