堤真一が11年ぶり朝ドラ出演 「ばけばけ」で板垣李光人の父役「これは絶対に良い作品に」板垣は初朝ドラ
2025年4月30日(水)11時0分 スポーツニッポン
俳優の堤真一(60)と板垣李光人(23)が、2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」に出演することが30日、発表された。堤の朝ドラ出演は14年後期「マッサン」以来11年ぶり。板垣は初の朝ドラ出演となる。
堤が演じるのは、主人公・松野トキとその家族を陰日向で支える雨清水傳(うしみずでん)。松江藩に名をはせる上級武士で文武両道のエリート。親戚のトキを大変可愛がっており、幼い頃からなにかと気にかける。松江で知らない人はいないほどの人格者で、変わりゆく時代の中、トキをはじめ多くの没落士族に手を差し伸べようと尽力する…という役どころ。
堤は「朝ドラ出演は『マッサン』以来、約10年ぶりです。『ばけばけ』で僕が演じる雨清水傳は、時代の流れの中で武士から商売に転じるのですが、生産性を追い求めるのではなく、働く人のことを大切にする、懐の大きな人物だと思います」と役への印象を告白。
「ここでは、時代が移りゆく中で非常に苦しい生活を強いられる人たちが描かれていますが、貧しくても明るい家族の絆で結ばれた物語で、生きる活力があふれています。その雰囲気がそのまま撮影現場にも広がっていて、全体が明るく楽しく進んでいると感じています。読み物としても大変面白い脚本なので、これは絶対に良い作品になると思いますし、僕自身、とても期待しています!」と意気込んだ。
板垣は雨清水傳の息子・三之丞(さんのじょう)役。雨清水家の三男で主人公・松野トキの2歳下。兄が家督を継ぐため自身は特に目がなく、家の中に居場所がないため、トキたちの仕事場に入り浸っているという役柄。
板垣は「こうして『ばけばけ』という作品に参加させていただけること、そして初めて朝ドラに携わらせていただけること、大変光栄に思います」とコメント。
「演じる雨清水三之丞という役は、はたから見れば世間知らずなお坊ちゃんかもしれませんが、彼が彼なりに抱える葛藤や苦悩、時代に翻弄されるさまを全て抱きしめて誠心誠意、少しのおかしみも持ちながら演じていきたいです」と役への決意をあらわにし、「今からこの世界の中で半年間生きることができると思うと楽しみでなりません。わくわく、どきどきしながら、『ばけばけ』を皆さまもぜひお楽しみください!」と締めくくった。