ビッグダディ、孫への思い明かす 「そんなに関心はありません」も「見に行って良かった」
2025年5月1日(木)13時5分 J-CASTニュース
大家族「林下家」の父親の「ビッグダディ」として知られる林下清志さんが2025年5月1日にブログを更新し、孫への思いを明かした。
「責任感だけでやってきた」
林下さんはこれまで7回の結婚と離婚を繰り返しており、連れ子を含めて6男14女の計20人の子育てを行っていた。
林下さんはブログで「娘が三人目の子供を産んだ日、婿と二人でお見舞いに行きました」と報告。その際の心境は「久し振りに新生児でも観てみようかな」というものだったといい、「前から言う通り孫にはそんなに関心はありません」とつづった。
また、自身の子育てについて林下さんは「責任感だけでやってきたような気がします」と振り返り、「危険からの回避、体調管理、気を配るところには配ってはいましたからね」「自分は父親しか出来ないと自負しながら父子家庭を運営して来ました」と明かした。
一方、娘の夫は病院へのエレベーターの中でニヤけながら「今日は起きてるかな、昨日は寝てたからなぁ」と赤ちゃんに会うのを楽しみにしていたといい、林下さんは「自分より遥かに長けた父親だな」と思ったとのこと。「こんな気持ちで自分の子に会うのを楽しみにしたことがあるだろうか」と自問自答したとつづった。
「娘の幸せな姿に安心は感じるんだな」
林下さんは、「確かに嫁さんの産後食から子供の離乳食までつくりはしましたし、その為の勉強も某大手食品メーカーの栄養士のセミナーに通ったりもしてました」と新生児の子育てをしていた頃を振り返りつつ、「しかし全ての行動の起点が、家族をまもらねばという責任感から発生していたような気がします」と明かした。
そのため、子育てがなくなったいま、「自分の存在意義がなくなり、近くで暮らす娘の子育てを眺めながら日々となりました」とのこと。「せめて孫が成人するまでは生きたいとか、息子が結婚するのを見てから死にたいとかそんな気持ちもありません」といい、「自分がいてもいなくてももう周りに何の影響ないわけです、お弁当の具材ぐらいは自分で買えればそれでいいのです」と虚無感を抱いていることを明かした。
しかし、「妹娘の病室に入ると婿が新生児を構い過ぎて妹娘に怒られている姿を見て、ほのぼのとしながら『娘の幸せな姿に安心は感じるんだな』決して人としての気持ちがないわけではない自分を感じていました」と娘への愛情を明かした。
「感じるものはあったと思いながら帰りました」
林下さんは、「子離れ出来ない親がいるらしいのですが、自分はとにかく子供が自立することを待ちながら親をやっていました。自分が信用出来ず、いつ親という立場を放棄して勝手な生活をしだすか解らなかったからです」と振り返り、「そんなことをすることもなく、娘も息子も社会人として生活をするまで何とかやってこれました」と無事に子育てを終えたことへの感慨を明かした。
また、「怒られても新生児を更に構って娘に叱られる姿を見ながら『せめて子供らに迷惑を掛けずに余生を過ごしたい』と思いました、それも親としての使命なのかなと...余生というのはそういうことなのかなと......」と感慨深そうにつづり、「とりあえず産まれたはかりの孫を見に行って良かったなと、感じるものはあったと思いながら帰りました」と明かしていた。