知念里奈、夫・井上芳雄の盟友・浦井健治の妻役「ちょっと気まずい」

2025年5月1日(木)12時43分 オリコン

夫の盟友・浦井健治の妻役で「ちょっと気まずい」と話した知念里奈(右) (C)ORICON NewS inc.

 俳優の浦井健治、知念里奈が1日、都内で行われたミュージカル『ある男』の製作発表に参加した。

 城戸章良役の浦井は「自分はこの作品を通して、家族の意味をたくさん教わった。ミュージカル化で、どういう風にするんだろうと自分も正直思っているんですけれども、Xと同時に存在した城戸が2人でデュオをするみたいな、時空を超えた形で表現できるというのはすごく演劇冥利だなと思っております」とアピールした。共に過ごした時間によって家族になると作品を通じて感じたという。「演劇界も、カンパニーはちょっと家族みたいだなと個人的に思っていて。いろんな作品で、出会って別れて、出会って別れてをしながら、一緒に切磋琢磨している力強い方々とご一緒できることを幸せ思います」としみじみと語った。

 城戸香織役の知念は「もともと原作を読んでいて面白くて。その後、映画を拝見していて。なので、声をかけていただいた時は本当にうれしくて。ミュージカルで、どんな風にできるんだろうと今から本当にわくわくしています」と笑顔で語った。そして「浦井健治くんの妻の役なんですが、夫が浦井くんとすごく仲良くさせてもらっていて。初めてそれを伝えた時はちょっと複雑そうな顔していて(笑)。なんかちょっと気まずいなと私も思ったりしたんですが…」とぶっちゃけて浦井も苦笑い。それでも「きょう素敵な皆さんとお会いできて、そんなことは気にせずにしっかり出そうと思いました。ご期待ください。よろしくお願いします!」と意気込んでいた。

 会見には、小池徹平、濱田めぐみ、ソニン、上原理生、上川一哉、鹿賀丈史、脚本・演出の瀬戸山美咲氏も参加した。

 東京建物 Brillia HALLで8月4日から17日まで上演。その後、名古屋、福岡、大阪でも公演を行う。

 本作は、読売文学賞を受賞したベストセラー長編小説『ある男』(平野啓一郎著)が原作となる。

■『ある男』あらすじ
「私はいったい誰を愛したんでしょう…」
「仮に、彼を“X”と呼ぶことにします」

弁護士の城戸章良は、かつての依頼者である谷口里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。

宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失い、夫と別れた過去があった。長男を引き取り14年ぶりに故郷に戻ったあと、故郷で出会った谷口大祐と再婚し、二人の間に新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。そんな幸せな日々が続いていたある日、大祐は不慮の事故で命を落とす。

愛した夫を亡くし悲しみに打ちひしがれていた里枝だったが、夫の死後、長年疎遠だった大祐の兄から衝撃の事実を突き付けられる。

それは、愛していた夫「大祐」が全くの別人だということ。
名前も戸籍も全てが偽りだった。
なぜそんな嘘をついたのか。共に過ごした時間、過去、全てが嘘だったのか。

人はなぜ人を愛するのか。愛にとって過去とは何なのか。
「X」の人生をたどるうちに、過去を変えて生きる男たちの姿、その姿と共に、自分の存在と意義を問い、この世界の真実に触れることになる。

オリコン

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