【コスプレ図鑑】心をえぐる強き踏み込み──なそ『鬼滅の刃』伊黒小芭内 3人の職人技が交差した”完全再現ノ型”
2025年5月1日(木)11時45分 スポーツニッポン
コスプレイヤーなそさん(@naso_cos)が『鬼滅の刃』の蛇柱・伊黒小芭内のコスプレを披露した。
光が差し込む闇の中、日輪刀を構える伊黒。波打つ刃と同調するようにうねる白蛇の鏑丸が、不気味な雰囲気を醸し出す。対峙するのは十二鬼月かそれとも鬼舞辻無惨か…。強大な鬼へ今にも斬りかかりそうな緊張感あふれる一瞬だ。
撮影はムト氏(@shikurun)、撮影アシストはわゆ氏(@wy_dc5v)が担当。SNSでは「カッコいいです!背景もいいですね」「手の!手の甲までもが力強くて!踏込み具合とか今にも飛びかかってきそうな力強さ!かっこよ!!」「惚れる(とっくに惚れておりますが」など絶賛の声が寄せられた。
なそさんがこだわりを熱弁した。
■ウィッグ
「小芭内の髪の毛はざんばらカットなのですが、これを三次元で再現しようとすると非常に難しく試行錯誤を重ねて現在はアニメのシルエットに寄せつつ固くなりすぎず固めすぎずという感じに工夫しています。ただ、そうなるとどうして毛束が崩れやすいので毎回持ち運びとメンテナンスが大変ですが1番の推しキャラなので予備含め自宅に数個用意してあり撮影内容によって使い分けてます」
■衣装
「細身ですが筋肉はちゃんとついているキャラだと思っているので、そこをちゃんと意識しつつ隊服を着たときの着こなしとシルエットをこだわっていて、ウエストは絞って衣装の隊服はジャストサイズで着用するようにしています。
なので、絶対に太れないですね(笑)
逆にズボンは少し広がるように改造しています。羽織も何種類か用意していて撮影内容によって使い分けてます」
■メイク
「顔のほとんどがウィッグと包帯で隠れてしまっているキャラなのでアイラインはガッツリ入れますがそれ以外はあまり濃くなりすぎないようにしてます。カラコンは左右で違うメーカーの全然違うタイプのものを撮影内容によって使い分けてます。割とその時の気分で変えたりもしてます」
■加工
「蛇の鏑丸は生きてるように見せてあげないといけないので(笑)
たまに舌を出してあげたり、口を開けてるように見せてあげたりウネウネしてるように加工を入れてあげてます。戦闘シーンなんかだと小芭内が斬りかかってるときに一緒に「シャーッ」って口開けて噛みつくみたいな。あんな感じのやつですよね。
また、加工では無いのですが戦闘シーンで柱の羽織がヒラっとしてるのってやっぱりカッコイイですよね!今回の素晴らしい羽織のひらみ職人はわゆさんです。天才!!ありがとうございました!!」
研ぎ澄まされた日輪刀のように、作品を極限までしあげたなそさん。鬼を滅するまで燃え続ける鬼殺隊のように、これからも探求心を燃やし続ける。
(コスプレ図鑑取材班)