『あんぱん』次週予告。ついにドラマへ戦争の影が。<いいやつから死んでいく>と悲痛な表情を浮かべる草吉。「絶対もんて来て」と蘭子が思いを伝えた相手は…
2025年5月2日(金)10時30分 婦人公論.jp
(『あんぱん』/(c)NHK)
現在放送中の今田美桜さん主演・連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)。
5月2日放送25回の最後に、第6週「くるしむのか愛するのか」の予告が放送され、話題になっています。
*以下第25回のネタバレと次週予告の内容を含みます。
<第25回あらすじ>
東京高等芸術学校合格発表の日。嵩は結果を見る勇気が出ず、ひとりベンチに座っていた。
そこに寛(竹野内豊さん)が現れる。嵩の表情に、「絶望の隣は希望や」と励ます寛だったが、まだ結果を見ていなかった。
寛は嵩の腕を掴み急いで掲示板に向かう。
そのころ、のぶは嵩の合否が気になって薙刀の稽古に身が入らずにいた。
うさ子(志田彩良さん)に試合をして負けたのぶに、黒井は信念のない己に負けたのだと言う。
<ドラマ内で流れた予告>
白い帽子をかぶった制服姿ののぶが募金活動を行っている。
教室でみんなから拍手されるのぶ。
「わたしらみんなで兵隊さんを応援しゆう気持ちを伝えたいので」というのぶの声が重なる。
屋村が顔を上げる。その瞳がわずかにうるんでいる。
「戦争なんていい奴から死んでいくんだからな」という草吉の声が重なる。
「武運長久」と記された国旗の前で、何かを話している豪。
誰かを見つめる蘭子。「絶対にもんて来てよ」と思いつめた様子で伝える。
「いつか東京においで」
場面が変わり、ブラボー!と片手をあげる男性
東京の街角で健太郎と話す嵩は、眼鏡をかけている。
歌を歌い楽しそうな学生たち。
高知では、のぶ、蘭子、メイコの三姉妹が並んで笑っている。
「いつか東京においで。ここには自由があるんだ。のぶちゃんと銀座の景色を見たい」という嵩の声が流れる。
嵩の横顔が映る。
一方、部屋のなかで何かを読んでいるのぶ。その表情はおだやかで——。
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朝ドラ通算112作目となる『あんぱん』は、子どもたちの人気者<アンパンマン>を生み出したやなせたかしと、小松暢の夫婦をモデルとした物語。ヒロインの<朝田のぶ>を今田美桜さん、<柳井嵩>を北村匠海さんが演じます。
のぶの父・結太郎を加瀬亮さん、のぶの母・羽多子を江口のりこさん、嵩の母・登美子を松嶋菜々子さん、嵩の伯父・寛を竹野内豊さん、謎のパン職人・屋村草吉役を阿部サダヲさんが演じます。
林田理沙アナウンサーが語りを、脚本は中園ミホさんが担当。主題歌『賜物』はRADWIMPSが手掛けています。
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