男性不信と結婚願望の狭間。憂い顔のヒロイン・木村文乃/『ボク、運命の人です。』第三話レビュー

5月2日(火)2時0分 messy

土曜ドラマ『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)第三話放送の平均視聴率は、9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。9.0〜10%前後で安定しそうな気配がしますね。

主人公の誠(亀梨和也)は“運命の女性”であるはずのヒロイン・晴子(木村文乃)にアプローチを繰り返すも空振り続きでしたが、第二話終盤でようやくマシなアピールをすることができ、少しは悪印象を払拭できたかなぁというところ。しかし、自称「神」を名乗る謎の男(山下智久)が言うには、誠のライバル・定岡クン(満島真之介)は人生最大のモテ期を迎えており、晴子も今のところ定岡クンに好意的な興味の矢印を向けています。何も知らない定岡クンが、戦々恐々している誠を朗らかに「飲みに行こうぜ」と誘ってきたので、どんな飲み会になることやら……と期待しつつの第三話、はじまりです。

【第一話】“クールなサバサバ女子”設定の木村文乃は、つまり常識的な女性ヒロイン
【第二話】亀梨和也の可愛さが全開!ほのぼのユルい土ドラ

親だけは誠の味方っぽい

誠・定岡クン・晴子・三恵(菜々緒)の男女2:2で飲み会スタート。定岡クンのことは「見慣れた物件」、誠のことは「悪い人ではないと思う……でも正直よくわからない」な晴子。のんびりしている晴子を見かねた三恵は、2人のうちどちらが晴子にふさわしいかを見極めようと考えます。結婚願望は強いのに、いざ選択する場面となると今ひとつ煮え切らない晴子、確かに三恵じゃなくても見ていてもどかしいです。

飲み会の最中、誠はほとんど相槌しか打たないし、晴子とは食の趣味も合わないし、会話もぎこちない、おまけに三恵を怒らせる。他方、定岡クンは気が利くし、場の雰囲気を盛り上げるし、優秀。三恵のジャッジが定岡クンを「アリ」、誠を「ナシ」と判定したのは言うまでもありませんね。

意気消沈して帰宅した誠に、謎の男は「晴子の趣味を理解するためにクラシック100曲の曲名と作者名を覚えよ」、と指令を出してきます。晴子は元吹奏楽部ですからね。素直な誠は通勤中もヘッドフォンをしてクラシック音楽を聴きますが、その頃、隣の会社では三恵が「定岡クンで間違いないから」と晴子に進言、誠のことは「ないわ〜」とバッサリ。やっぱそうですよね〜。

ひょんなことから、ヘッドフォンから流れるクラシック曲が、その後の自分の状況とシンクロしているようだと気づいた誠(神の仕業なのかしら)の元に、晴子の父・湖月大地(杉本哲太)から連絡がありました。第二話で、誠は晴子父の働く会社とウォーターサーバー設置の契約を結びましたが、今度は晴子母(石野真子)が自宅への設置を検討しているそうです。お義父さんは実直な誠にメロメロ状態、続けてお義母さんも攻略しちゃうんでしょうか。翌日の夕方に湖月家に出向くことになった誠はその予定をあらかじめ晴子に伝えておきたかったのですが、誠は晴子の連絡先を知りません……。「聞いたところで教えてくれるとは思えない」と言い訳する誠に、謎の男は「チャレンジもしていないのにそういうこと言うのは絶対ダメッ! もし教えてくれなかったとしても、連絡先渡すことぐらいはできたはず!」と容赦ありません。まあ確かにその通りですな。

翌日、誠は自分の連絡先を書いたイエローカードをポケットに忍ばせて湖月家へ。誠が娘と面識アリとは知らない晴子の両親は、しきりに晴子の写真を見せてきます。よほど一人娘が可愛いようですね。5歳の頃の誠と晴子が映った写真(海水浴場で初めて出会った)も見せられ、誠が「そこに映っているのは自分だ」と白状したりしているうちに、晴子が帰宅。誠は不信感をあらわにする晴子に平謝りしたうえで、「娘と知り合いなの?」とビックリする両親にも、隣の会社同士で信じられない偶然が重なって知り合いに……という事情を説明しまして、理解してもらいました。晴子父と母も呑み込んだわけですが特に腹は立ててない様子でしたねぇ。娘と面識あるなら最初にそう言えよって、イラっとしてもよさそうなのに。誠はここぞとばかりに晴子に連絡先を渡そうとしましたが、あたふたしちゃって失敗に終わりました。まだ進展しない誠の運命の恋。

番号交換と初電話に浮かれる誠と浮かない晴子、埋めがたい温度差

さらに誠は、定岡クンから「晴子へのプロポーズ大作戦」を打ち明けられます。しかも決行は明日。えっ、定岡クン急ぎすぎじゃない!? いやいや、これも計算のうちで、「晴子は次に付き合う人と結婚すると決めている→お互いどんな人間か知っているし結婚する意志を見せたほうが晴子も返事しやすいだろう」と定岡クンは考えたそうです。どうにか食い止めたい誠でしたが、翌日ウォーターサーバー設置のために湖月家に行くとすでに晴子は留守。焦る誠に、おしゃべりな晴子母が「ほんのちょっと前に同級生と会うために出かけたのよー、高校時代の恩師に出産祝いを届けるんですって」とホイホイ情報を寄越してくれたため、誠はプロポーズ阻止のため走り出します! さすが行動派、ってか大暴走。

そうして晴子の母校に到着した誠ですが、時すでに遅し!? 『結婚行進曲』が流れる中、晴子と定岡クンが向き合っていて、定岡クンは晴子にお辞儀、晴子は微笑んでいます。うっ、交際成立か……落ち込み、河川敷で物思いにふける誠は、小学生男子2人に誘われて(ちなみに誠をおじさん呼ばわり)草野球に参加するのですがスコアボードには、まことvsあかい・いとう。そこに晴子が通りがかったので、誠は開口一番「おめでとうございます!」と祝福の言葉をかけるんですが、よくよく聞くと「お断りしました」とのこと。まさかの! 微笑んでいた理由は、あの状況で『結婚行進曲』が流れてきたのがあまりにも可笑しく、絶対に笑っちゃいけないのに笑ってしまったそうで……何で断ったんだろう晴子、あんなに結婚したがってたのに。しかも定岡クンは人生最大のモテ期だったはずでは?

そのとき、野球のスコアボード(まこと:090 あかい・いとう:334)を見て、誠はあることに気づきました。「運命の、赤い糸だ……」。

誠「あの、僕の連絡先を受け取っていただけませんか!? まだできあがっていないので、今すぐにってわけではないんですけど」
晴子「……どういうことですか?」
誠「あのスコアボード、途中まで僕の電話番号です。僕と晴子さんとの間に運命の赤い糸があるとしたら、残りの5桁まで揃ってくれるような気がするんです! なんせ、今対戦している小学生が、あかいといとう(赤い糸)ですから」
晴子「どうしてわざわざそこまでして、番号完成させたいんですか?」
誠「晴子さんと話したいからに決まっているじゃないですか!」

ストレート、悪くない!! 夜、もう一度河川敷にやって来た晴子が、半信半疑でスコアボードに書かれた番号に電話をかけてみると、誠に繋がりました。誠はあかいといとうに土下座までして、番号が完成するまで勝負してもらったそうです。電話で会話してもまだまだぎこちない2人ですが、この日は満月、BGMにドビュッシーの『月の光』が流れ、悪くない雰囲気。誠がちゃんこ鍋に誘うと、晴子は「ちゃんこ鍋ならいいですね。ごまだれ(晴子好み)かポン酢(誠好み)かで揉めることもないし」とOK! 徐々に徐々に、誠に心を開き始めているかも……!?

ですが、謎の男はまだまだ予断を許さない状況が続くとほのめかします。誠の3倍モテる定岡クンですらフっちゃう晴子、そんな晴子を攻略するのは非常に難事である、定岡クンが魔王なら晴子は大魔王、鉄壁の鎧を身に着けている、世界ごとひっくり返すような大技決めなきゃいけない、と……。こんなにあっさり“ライバル”がフラれちゃったことに視聴者側としても拍子抜けでしたが、晴子と相思相愛になるのはそう簡単ではないということでしょうか。

確かに、第一話、第二話の晴子の感じからは、男性不信の気があることが覗えます。のみならず、誠と電話して家に帰った晴子は両親に「私、結婚できないかもしれない」と意味深なことを告げています。ついさっきちゃんこ鍋の約束をした誠に対して、“結婚”のけの字も感じてないってこと? 晴子が“結婚”をどう捉えているのか、これからの展開で丁寧に解き明かしていただきたいところです。

亀の行動力と可愛らしさ、木村文乃の冷たさ、対称的な人間性がさらに強調された安定の第三話でしたが、ようやく連絡先も交換できたことですし、次回第四話あたりからいよいよ2人が本格的に接近し、接近するがゆえのトラブルが巻き起こりそうですね。素直で単純なだけに気遣いの足りない誠に、晴子が「人の心に土足で入ってくんな」とブチ切れたり……目に浮かぶようです。誠と晴子が仲睦まじいところや、さらに夫婦になるっていう光景は、今のところまだ想像できません。そういえば晴子って、当初は上野樹里の予定だったそうですが、今となっては完全に木村文乃がハマっていますね。災い転じて福となす。

(ドラマウォッチ担当:雨月桃)

【第一話】“クールなサバサバ女子”設定の木村文乃は、つまり常識的な女性ヒロイン
【第二話】亀梨和也の可愛さが全開!ほのぼのユルい土ドラ

▼「俺が判断なんてしちゃいけなかった」亀梨和也&山下智久コンビ、復活までの12年間

▼山下智久がなぜ!?「好きな男優」ランキング入りの怪

<そのほかのドラマレビューはこちら>

▼母になる

▼人は見た目が100パーセント

▼あなたのことはそれほど

▼女囚セブン


▼フランケンシュタインの恋

messy

「男性不信」をもっと詳しく

「男性不信」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ