教師が苦しむ“ブラック部活”、みのもんた「父兄も立ち上がって」。

5月2日(月)15時33分 ナリナリドットコム

タレントのみのもんた(71歳)が、4月30日に放送されたニュース番組「みのもんたのよるバズ」(AbemaTV)に出演。教師が苦しむ“ブラック部活顧問問題”についてトークを展開した。

この日、若い世代の悩みや迷いをみのと一緒に考える「助けてみのさん 解決!トークバトル」のコーナーは、あまりに過酷な労働で過労死まで出たという、教師たちのブラック部活顧問問題がテーマ。100日間の連続勤務、1か月で250時間の残業、休みは年7回という教師もいる状況があり、その結果、過労死したケースもあるという深刻な部活顧問問題の一端が紹介され、あまりの教師生活の過酷さにスタジオメンバーは驚きを隠せない様子だった。

そして様々な教育問題を解決するための活動を続けている、24年間公立小学校で教師を務めていた今村克彦さんを招き、トークを展開。みのが「ブラック部活顧問の原因はいったい何なのでしょうか」とたずねると、今村さんは「本来部活とは、子供の自発的な欲求と教師の善意で成り立っています。教師は善良な人が多く、もっと子供たちのためにと尽くしています。ですが、だんだん世の中の傾向が、子供を早く帰らせると非行に走るという思惑と、部活を頑張っている学校は健全な学校という妄想から、部活に力を入れ始め、今の状態になってしまいました。また部活を頑張る先生が良い先生という保護者の評価もあり、金銭的保証のない長時間労働が常態化してしまったのです」と問題を指摘した。

このような背景があり、部活動に力を入れる学校側は、部活動は自発的な活動であるため、先生も好きで教えているという体をとり、教師に顧問を半強制的に行わせるという実態が明らかになってきているようだ。

この実態に、学生時代は卓球部だったという元AKB48梅田彩佳(27歳)は、「部活動ではたくさんの思い出があります。顧問の先生とご飯を食べたり、練習もハードでしたが、先生はいつも付き添ってくれていました。楽しい思い出でいっぱいなので、こういう現状があると知るととても苦しいです」と、過去の部活生活を振り返りながらコメントした。

そうしたブラック部活顧問問題に立ち上がった先生たちの中では、“部活問題対策プロジェクト”が結成され、「部活の顧問をする・しないの選択権をください!」と署名活動も展開。3か月で2万3000人以上の署名を集め、文部科学省に提出された。ブラック部活顧問問題は教師だけの問題ではなく、教師の劣悪な労働環境がもたらす教育の質低下から、生徒の教育まで問題が及んでおり、大きな問題となっている。

番組では“部活問題対策プロジェクト”のメンバーである2人の現役教師と中継。一人目は公立中学で教師歴6年、「部活顧問は違法だ」と主張し、今も部活顧問を断り続けている高田先生(仮名)は、「部活動を指導するのは教師だけでなく、外部の人に行ってもらうのでもいいと思う。部活の指導をしたい人は世の中にたくさんいるので、雇用の裾を広げることができる。やりたい人がやることが一番だと思う」と解決策を提示した。

二人目は、教師歴12年、顧問を断ったものの校長に聞き入れられず、現在もソフトテニス部の顧問を続けている伊藤先生(仮名)。みのは伊藤先生に「今も部活動は辛いですか」と質問すると、少しためらいながらも伊藤先生は「正直辛いです……年功序列ということもあり、また、人事圧力関係などもあるので、なかなか辞めることができません」と悲痛な思いを打ち明けた。

今村さんはこの問題について、「教師も生徒も、部活は主体的に行うという原則に立ち返らせる必要がある」と主張。また、みのは「部活動にはいいところもたくさんあるので、このような問題があるのはあまりにも信じられない。父兄たちももっと興味をもって立ち上がって欲しいな」と学校側だけでなく、皆でこの問題に立ち上がっていくべきだと訴えた。

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