女性に対する「年齢不詳」という言葉 約6割が皮肉

5月2日(火)7時0分 NEWSポストセブン

愛される年齢不詳女の代表、石田ゆり子

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 焼酎をウーロン茶で割るだけのウーロンハイ作りに四苦八苦し、ビールを注げば3分の2が泡。ちくわを焼くだけなのに焦がしてしまう──。4月12日に放送された特番『天海祐希石田ゆり子のスナックあけぼの橋』(フジテレビ系)では、チーママに扮した石田ゆり子(47才)のそんなポンコツなかわいさに、共演者の小栗旬(34才)、西島秀俊(46才)、田中哲司(51才)はデレデレ。ジャージーデート願望を明かし、「そう言い続けて15年なんですけど」と苦笑する石田に、小栗は思わず「信っじられない!」と呟つぶやくほど。


 ネットでも「あのかわいさ、逆サバ読んでるんじゃないの?」などと大きな話題を呼んでいる。“年齢不詳”──石田のように、イイ女の称賛文句として使われるこの言葉は、今、ワイドショーを盛り上げているあの女性の肩書としてもさかんに使われている。


 複数の男性から7億円もの大金を貢みつがせた山辺節子容疑者(62才)だ。事件の本筋はさておき、オフショルダーにホットパンツなど若作りすぎるスタイルに、自称38才というサバ読みをしていたことに、世の女性たちは大いにざわついている。


「年齢不詳ですね」。誰かにそう言われて、うれしくなった経験がある女性もいるのではないか。またそうした“美”を追求している人も多いのではないか。


 しかしこれは、必ずしも褒め言葉ではない。20代、30代、40代、50代の男性200人にアンケートを実施したところ、「年齢不詳」という言葉を女性に対して褒め言葉として使っているのは36.5%。「皮肉を込めて」使っているというのが31.5%、「若作りがイタイ場合に使う」というのが29.5%という結果だった。つまり、「年齢不詳」という言葉は約6割が皮肉混じりなのだ。


◆大事なのは「清潔感」と生き方のアップデート


 歓迎されるか、されないか。なりたいと思わせるか、思わせないか──。恋や結婚だけではないアラフォー女性の心の叫びを描いた漫画『未中年』(新潮社刊)を刊行したばかりのコラムニスト、ジェーン・スーさん(43才)は、“年齢不詳”には相反する2つの意味があると言う。



「自分のいちばんよかった時代のままアップデートされないと、“年齢はわからないけど、若くは見えない”という人になってしまうと思うんです。山辺容疑者は典型的な歓迎されないタイプの年齢不詳ですよね。印象に残っているのは、タイ警察に捕まった時の服装。両肩とカチューシャと、バストアップだけで3つもリボンがありました。リボンがあればかわいいだろう、若く見えるだろう、という記号的なものをたくさん身につけることで安心するタイプなのでしょうね」(スーさん)


 それはもはやただの“嫌われるサバ読み女”。ヘアメイクアーティストのおぐねぇー(48才)も、山辺容疑者について、「自分のいちばん輝いていた時代を引きずっているのねぇ」とため息をつく。


「きっと昔から、かわいいね、ってちやほやされて、そのときの記憶が誇りなのよ。本当は前に進まなきゃいけないのに、道に迷って帰ってこれなくなっちゃった。それが周りに違和感を抱かせてしまう。年を重ねると、誰もが陥る落とし穴ですよ。特にちやほやされてきた女性に多い」(おぐねぇー)


 …と言われて、稲田朋美防衛大臣(58才)を思い浮かべた人も多いのではないだろうか。柄ワンピに網タイツをはいたり、どんなときもくるんと巻いた髪で、ふさふさのつけまつげに、キラキラしたアイメイク。スーさんは、姿よりも年甲斐もない行動のほうが問題だと指摘。


「やっぱり男性議員に追及された時のしゃべり方とか、口をすぼめて涙ぐむとか、そういう大人げない仕草が鼻につくんだと思うんです」


 では、愛される“年齢不詳”とは?スーさんは「まずは清潔感。そして、生き方がアップデートされている女性」と言う。


「最近20才下の男性と再婚した藤あや子さん(55才)も、きれいな背中が見えるファッションをするとか、いちばんいい見せ方を知っているかたですよね。山辺容疑者と大きく違うのは、人からどう見た目で判断されるかということにあまり重きを置いてない気がする点。腹が据すわっている。石田さんもそう。ちょっとやそっとのことでは動じなさそうな潔いさぎよさが感じられます」


※女性セブン2017年5月11・18日号

NEWSポストセブン

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