吉本興業を批判!? ナイツの溢れる漫才魂と浅草愛

5月3日(土)12時0分 メンズサイゾー

 1日深夜から始まった新番組『有田のヤラシイ…』(TBS系)にナイツの塙宣之(36)と土屋伸之(35)が登場。自分たちがどうして売れたのかを自分たちで分析する「自作自演インタビュー」に挑戦し、自分たちのことを漫才の天下人と言いながら、吉本興業が主催する『M-1』や『THE MANZAI』の結果について皮肉たっぷりに痛烈に批判していた。


 インタビュアーの質問も自分たちで考え、それに自分たちで答えるという台本ありきの自作自演インタビュー。日ごろから自分たちでは思っているが、なかなか口に出せないことでも、相手に聞かれれば話しやすいのではないかという企画だ。


 そんな、すべて自分たちで台本を作ったインタビュー形式のコーナーにナイツは、「浅草が生んだ天才漫才師」と呼び込まれて登壇。もちろん、こうした口上も彼らが考えたもの。少し照れながら登場する姿は、いかにも演技じみてはいたが、その後に続くインタビューでは吉本批判の数々が炸裂。本音がちらほらと見える発言を繰り返していた。


 まず彼らが用意したインタビュアーの言葉は、「M-1で優勝してますよね?」というもの。多くの視聴者も知っているように、ナイツは同大会で栄冠を勝ち取ってはいない。もちろん本人もそのことは知っているから、「優勝してないですよ」と答えるが、インタビュアーは「そんなことないですよ」と即答する。そして、「2009年、2010年、連覇してますよ」と言われたナイツの2人は、「2009年はパンクブーブーさんで、2010年は笑い飯さん」と返事をするも、それを遮ってインタビュアーは「実質、優勝じゃないですか?」と言い、「M-1といえば、主催する吉本から若手のニュースターを生み出す大会ですよね。2009年、2010年は、ナイツさんより上は吉本芸人さんだけでしたから、それって、実質、優勝ってことですよね?」と言うのだった。

 何度も繰り返すが、これはナイツが台本を用意した自作自演インタビュー。つまり、「実質、優勝じゃないですか?」という言葉は彼らの本心とも取れるわけだ。そして、さらに話題が「THE MANZAI」に及ぶと、ここでもインタビュアーは、優勝したパンクブーブーに続いて2位だったナイツに向かって「実質優勝ですよね?」と言い、ついに塙の口から、「第1回目の大会で、吉本主催で始まって、審査員の人も吉本の人間ばっかりで、吉本以外の芸人に優勝させちゃいけない、みたいなのはあると思いますけど…それ言っちゃダメ」と思いのたけをぶちまけたのだった。


 さらにナイツは、大御所ビートたけし(67)から、「実力で売れたんだよな」と言われたことがあるというエピソードをインタビュアーに披露させると、「リップサービスですよ」と照れていたが、そうした言動からは、暗に事務所の力で売れた芸人を批判しているようでもあった。


 そうしたナイツの言葉のすべてがどこまで本音かどうかはともかく、見事だったのは、吉本への皮肉や今のゴリ推し風潮に対する批判的な言葉のすべてを笑いに昇華していた点に尽きる。まさに漫才師ならではの言葉使いと間で、嫌味な発言の数々を笑いにもっていった技量はさすがだった。しかも、インタビュー中には、浅草の師匠の名前を出すなど、自分たちを育ててくれた浅草への感謝を織り交ぜ、漫才愛に満ちていた。「生涯、漫才師」と塙は言っていたが、それこそまさに彼らの本音なのだろう。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

メンズサイゾー

「ナイツ」をもっと詳しく

「ナイツ」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ