それって本当にオシャレなの? 芸能界オシャダサ選手権2014・春

5月3日(土)12時0分 messy

 InstagramやWEARなどでコーデ写真をアップしているユーザーをウォッチしていると、たとえシャネルやグッチのようなハイブランドのアイテムを身につけていても、全くオシャレに見えない人もいれば、ユニクロだけでまとめたコーデが最高にバランスよくまとまっている人もいて、金をかけるばかりがオシャレではないことを思い知らされる。とはいえオシャレというのは実に曖昧な言葉でもある。人それぞれに思う“オシャレ”の理想型が異なっており、流行はあれど結局のところ主観でオシャレかそうでないかを判断するからだ。

 しかし、そうはいっても、大多数が“さすがにこれはないんじゃないか?”と首をひねるような着こなしをドヤ顔でUPしている人がいることは確かだ。それも、一般人ではなく芸能人に多い。自身のセンスの見せ所とばかりにアパレルブランドを立ち上げる女性タレントや、私服をブログにアップする女性タレントたち——。「オシャレ芸能人」というテイで仕事をしている彼女たちだが、果たして彼女たちは本当にオシャレなのだろうか?

【トンガリすぎ部門】

 オシャレじゃないのでは? そんな疑惑の筆頭に位置するのが元AKBでモデルとしても活躍している篠田麻里子(28)だろう。今年の1月には、テレビ出演時に着用している私服がヤバいと話題になっていたが、この時の篠田は、ダメージ加工の施された薄めのユルいデニムに、直径1センチ以上はありそうなパールみたいな飾りがクリスマスツリーのように適当な間隔で縫い付けられたストライプのショートジャケット、さらにその下は、これまたショート丈の黒いピタピタのタートルを着ていた。腹は大胆に見せている。ショート丈トップスが昨今流行っているとはいえども、あくまで腹がチラ見えする程度のレベルであり、ここまでの腹見せはオシャレという枠を越えているようにも見える。

 また昨年10月に『PON!』(日本テレビ系)に出演した際に着用していた衣装も同じく腹見せトップス。かなりの変形シャツで、前身ごろはアンダーバストの位置より5センチほど下で切れていて、後ろ身ごろは前身ごろよりもピッチの大きな格子柄で長さもお尻が隠れるぐらいのもの。これに黒レザーのタイトスカート(そして同じくニットキャップ)を合わせていた。確信犯なのか何なのか、この衣装で『お尻&お腹&デコルテすっきり』を目的としたストレッチ(両手を後ろで組む)を行っていたため、前身ごろがさらに持ち上がり、下乳が見えそうで見えないぐらいの位置に来てしまっていた。一見“個性派”を目指しているようにもみえるが、ただの“露出したがり”にしか見えないのが悲しいところである。番組出演時の衣装なのだから、おそらく自前ではなくスタイリストが用意したものだと考えたいが、篠田本人とお抱えスタイリストは相当仲が良いらしいので、ほぼ篠田の意向を反映したスタイリングなのだろう。私服もまんま、こんな感じだ。

 2012年12月に立ち上げたブランド「ricori」も、心斎橋OPA店がわずか半年でひっそりと閉店するなど残念な話題しか届いてこない。久しぶりに同ブランドの通販サイトを覗いてみたところ、胸元に巨大なリボンがあしらわれた「Ribbonmotifdress」、篠田の着用している腹見せルックのように、ウエスト脇をチラ見せさせる「Floraldenimonepiece」と相変わらず微妙なセンス。これまた丈の短いスタジャン「Chiffonstadiumjacket」にはなんと背中に虹色で「One,Two,Something'sComingForYou」と筆記体のメッセージ!恥ずかしぃ〜〜〜〜!

 モデルで女優の水原希子(23)は、セレクトショップ「OPENINGCEREMONY」とコラボした「KikoMizuharaforOPENINGCEREMONY」のアイテムが奇抜すぎると話題になった。昨年12月、ビヨンセが水原デザインのトップスとレギンスを着用していたことに感激し「やばい。ビヨンセが私が作った服を着てる。死んでしまうかもしれない」などとTwitterでつぶやいていたが、これらはピザをモチーフにしたイラストが全体的にプリントされたもので、ビヨンセクラスの大物でないと到底着こなせないだろう。

 水原のインスタにアップされている私服や、オープニングセレモニーのウェブサイトに掲載されている「KikoMizuharaforOPENINGCEREMONY」の新アイテムの着画を見ても、ショッキングピンクのメッシュニット、スニーカーのように編まれた紐が施されているリジッドデニムのジャケットとハイウエストのタイトスカートのセットアップ(固そうだし他の服に色移りしそう!)、かなり大きめの千鳥格子のデニムショートパンツとブラトップ……などなどエッジがききすぎていて普通の社会人が着るにはハードルが高い。モデル体型だから着画もモード寄りに見えるが、これが一般人体型だったらとても危険だ。オープニングセレモニーのウェブサイトにあったブランド説明はこうだ。「コレクションテーマはGirlfriendoftheRockStar。魅惑的な音とリズムを奏でるrockstarは、ステディなデイリーを過ごすグッドガールをクレイジーなバッドガールに変貌させる。彼女のサマーライフをイメージソースにしたコレクション」さすがにこれはキツい。

 今クールのドラマ『ファースト・クラス』(フジテレビ系)で久々に主役を演じている沢尻エリカ(28)も、私服に注目が集まるひとりだ。そもそもハイパーメディアクリエイター・高城剛氏との結婚時に見せた和装もトンでいたが、ワイドショーなどで見せていた私服姿も、「蜂か!」と突っ込みたくなるほどボリューム満点のファーブーツを履いていたり、やたらとヒョウ柄や胸元を強調するトップスにスタジャンを合わせたり、ものすごい大判のストールを上半身に巻きまくっていたりと独自のスタイルを貫き続けている。

 昨年7月に元モデルの坪井泰一郎との変装ペアルック姿をフライデーされたPerfume・かしゆか(25)もその際の私服姿がダサすぎると話題に。かなりの白塗りメイク(&赤いリップ)に「INSOMNIA」のロゴ黒Tシャツ、黒いロングスカートに黒いシューズ、キャップにエコバッグという出で立ちに「恋愛発覚よりもダサさ半端ない方がショックでかそう」とのネットの声の通り、その私服のほうに注目が集まった。

【イタい部門】

 先に挙げた篠田とともに、バービー人形生誕55周年のメモリアルブック「Barbieぴあ」の企画で、バービー人形のデザインとプロデュースを手がけたことが4月後半に報じられた益若つばさ(28)も、オシャレかどうか疑わしい存在として注目が集まっている。益若はこのプロデュースにあたり「高校生のころから集めだしました。人形に憧れるだけではなく、バービーの写真集も買って、メークのマネもしていました。今でも憧れです」とバービーへの愛をコメントしているが、長年変わることのない益若の金髪ロングヘアからはそんな思いも見てとれる。彼女はギャルではなく「お人形になりたい」のだ。

 ブログにアップしている私服はガーリーなものが多く、最近ではパンプスにラインソックスを合わせミニスカート……とスタイルは一貫している。写真を撮る時はほぼ100パーセント内股になっているところに永遠の少女でありたいという強い執着を感じ、息が詰まる。タレントの千秋(42)も、ヴィンテージシャネルを集めているというセレブ情報が飛び交いつつも、ブログにアップされている衣装や私服の写真はロリータパンクそのもので、その傾向にはブレがない。40代になり何かしらの方針転換があるかと注視していたがこのままのスタイルを貫いており、もはや林家パー子のような、黒柳徹子のような、流行も女性であるということも越えたひとつの“存在”として芸能界での居場所ができつつある。益若は、現在のギャルロリータ路線をこのまま貫き、彼女たちのように女性という生き物を超越した存在になることができるのか、気になるところである。

 元AKBの板野友美(22)は昨年10月、ツTwitterでサンローランのコートを購入したことをつぶやいた。「悩んだけど買っちゃった 一目惚れ。SAINTLAURENTのコート」というが、約30万円のアイテムであり、しかも主張強めのヒョウ柄でもあることから「センスが絶望的」「趣味悪い」などと批判が集まった。AKB時代はなぜか「オシャレ番長」と呼ばれていたが、当時も私服(ボリューム満点ファーブーツやファーポンチョ、袖の長すぎる変形ブラウスにワイドフレアーのサロペットなど)をテレビで公開した際に物議を醸している。彼女は身長が低くモデル体型ではないのだが、あえて大人びた表情を作り、ルブタンの超厚底靴を履いて自らを「盛る」癖がある。22歳で30万円のサンローラン(しかも靴やバッグではなく服!)に手を出してしまうところに、一人前に見られたい願望の強さを深読みしてしまう。

 自身がプロデュースを手がけるブランド「Saruru」が絶望的にダサいことでも話題になっている辻希美(26)も、モーニング娘。時代からの目元パッチリメイクに茶髪おだんごヘア、ゆるデニムに大きめスニーカー、スウェットなどを合わせ完全に地方のDQNヤンママといったファッション。ダサさを通り越し痛々しさしか感じない。ただあれはあれで「等身大」の辻のようだから、妙に「お母さんらしく」とか「人妻っぽさ」など意識しない点はいいのかもしれない。

【ダサイ部門】

 財力にモノをいわせハイブランドで固めつつも、全くオシャレに見えないのが神田うの(39)だろう。神田はレギュラー出演している「ノンストップ!」に私服で出演していることをブログに綴っているが、完全な成金おばさんといった雰囲気である。マザー牧場に行った際の様子を綴ったブログ記事では、紫外線対策で子どもも自分も白い大きなハットをかぶり、大きなサングラスにストール、トレンチコート……と、変質者一歩手前の装いとなっている。取材時のコーデのコートもすごい。

 綾菜(26)も似たようなファッションセンスの持ち主だ。当初、アクセサリーが主だった自身のプロデュースブランド(パクリ疑惑などオシャレとは程遠い騒動もかつて持ち上がった)「P.E.」には洋服もラインナップに加わり、ブログでもたびたびその着画がアップされているが、4月27日に公開されたビジューワンピース(もう完売?)が強烈だ。唇やハートの形のビジューが珍妙な間隔でワンピ前面に配置されていて、卒倒しそう。「可愛いでしょ?(*^¬^*)」という綾菜のブログでの問いかけにも絶句するほかない。

 NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で一躍有名女優へと躍り出た能年玲奈(20)は2月に私服姿をフライデーされた際、モコモコのベージュのジップアップジャケットに膝下のタータンチェックプリーツスカート、白タイツにナイキのスニーカー、大きなメガネ……といったファッションに注目が集まった。ショッピングモールでは1000円〜3000円台の商品を物色していたことや帰りの電車では普通に座席に座り眠りこける様子も報じられている。公式ブログにアップされる私服写真は、長らくイメージモデルを務めている「Né-net」の服を身につけていることが多く、ダボッとしたTシャツに花柄刺繍のカーデ、膝丈のスカートなど、フライデーされた際と似たような、エロさ皆無のカワイい系ファッションだ。これには「かわいい」という声もある一方で「それにしてもださい」など両極端な意見が目につく。

 AKBの総監督としてグループを率いている高橋みなみ(23)は、昨年11月にテレビ出演していた際に着用していた私服がダサすぎると大きな話題となった。色とりどりのロゴが散りばめられた大きめサイズの白地スウェット上下に大きめ黒スニーカー、ロゴ入りキャップにロゴ入り黒タンクトップ(かTシャツ?)……80年代の地方のヤンキーでもここまでの格好はしなかったのではないかと、目の覚めるようなファッションである。ネットでの感想を見ると「この服でテレビに出る勇気があるのがスゴイ」「放送事故レベル」など、かなりの驚きをもたらしたことが分かる。

 こうした“地方のヤンキー色”がにじみ出ているファッションセンスの持ち主としてはSMAPの中居正広が知られているが、二人で私服で街を歩けばヤンキーカップルに見えてしまいそうだ。インパクトの大きいスウェット上下はL.A.系カジュアルリッチ系ストリートブランド・JOYRICHのアイテムであることもネットで調べられているが、一歩間違えればとんでもなくダサい着こなしになってしまいかねないブランドでもあるため、特に高橋であれば地方のヤンキースタイルに寄ってしまわないための工夫が必要だったのではないか……。

【セレクトショップをやるほどではなかった部門】

 先日一周年を迎え、名古屋店もオープンしたアパレルブランド「Plage」を仕切る辺見えみり(37)。セリーヌやセルジオロッシなどハイブランドで小物をかためる、ちょいセレブコーデがお得意だ。しかしブログにアップされる私服はどこかで見たことのあるようなものばかり。ファッションブランドの顔として活躍しているのにも関わらず後追い感が強いのが残念だ。オリジナル商品として販売していたポシェットが自身の大好きなブランド・セリーヌの商品にそっくりであることも、ファッションへのプライドのなさがみてとれる。

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 今回取り上げた女性有名人らについて「私服」とGoogle検索をかけるとほとんど「ダサい」と推測の単語が出て来てしまう。そのファッションセンスは一般的に疑問視されているようだ。もちろん、スタイリストがちょっとアクの強いアイテムを持って来てしまった、など、彼女たち自身の問題とは別の事情もあるかもしれないが、“これってオシャレなの……?”と見ていて疑問に思ってしまう女性芸能人たちはここには挙げきれないほどだ。オシャレは時代の流れと年齢の積み重ねで徐々に変化していくものではあるが、彼女たちが今後どのように変貌していくのかこれからも注目していきたい。(ファッションウォッチャー京子)

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