『波うららかに、めおと日和』など新ドラマが高い存在感=週間テレビ番組注目度ランキング

2025年5月3日(土)6時0分 マイナビニュース


●『天久鷹央の推理カルテ』『あなたを奪ったその日から』も上位に
視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、テレビ画面に視線を向けていた人の割合がわかる「注目度」の週間番組ランキング(4月21日〜27日)を発表した。
○安定感ある長寿番組が上位に
この週は、春スタートの新ドラマが引き続き高い存在感を示した。特にフジテレビの『波うららかに、めおと日和』、テレビ朝日の『天久鷹央の推理カルテ』、そしてフジテレビの『あなたを奪ったその日から』(カンテレ制作)がそろって上位にランクインし、新作ドラマへの関心の高さを裏付けている。どの作品もそれぞれ独自の世界観で視聴者を惹きつけており、今後の展開にも注目が集まる。
バラエティ番組では、TBSの『プレバト!!』(MBS制作)や『水曜日のダウンタウン』、フジテレビの『ホンマでっか!?TV』など、長寿番組が安定した人気を獲得している。新年度のスタートから1カ月が経過し、疲れも溜まるこの時期。テレビをゆったり見る時間も限られるであろうから、元々視聴習慣のある番組・見ていて安定感のある番組を視聴者が自然と選択しがちなのかもしれない。
○「想像以上にキュン多め」
漫画アプリ「コミックDAYS」で連載中の西香はち氏による同名コミックを原作とした『波うららかに、めおと日和』が、全体ランキング2位(65.5%)、コア視聴層でも2位(66.5%)と高い注目度を集めている。
本作は昭和11年の日本を舞台に、交際ゼロ日婚から始まる新婚夫婦の初々しい日々を描いたハートフルな昭和新婚ラブコメ。主演の芳根京子、本田響矢が、不器用ながらも心を通わせていく様子を、ドラマオリジナル要素を交えつつ原作の世界観を大切にしながら丁寧に表現している。
初回では、帝国海軍の中尉である瀧昌(本田)が訓練のため挙式に出席できず、なつ美(芳根)と「写真婚」する異例の展開に。2週間後、ようやく対面した2人の、言葉にできない気まずい初対面や、食器を抱えてふれあうささやかな瞬間が細やかに描かれた。
初めて迎えた新婚初夜では、緊張のあまり互いに布団に入ることもできず、なつ美はそのまま座って眠ってしまう。その後、迎えた2回目の“初夜”でも、ぎこちないやり取りが続き、視聴者からは「想像以上にキュン多め」「不器用で純粋すぎるなつ美と瀧昌様がいちいち可愛い」といった反響が相次いだ。
見合いや親が決めた相手と結婚することが当たり前だった昭和初期の純朴な時代感覚と、ウブな2人の甘酸っぱい新婚生活が、忙しい現代人の心を癒やす作品として高い支持を集めている。今後、2人の関係がどのように深まっていくのか、注目度の高さにも納得できる幕開けとなった。
●締めを託された梅沢富美男の査定にくぎづけ
個人全体で3位(65.2%)にランクインした『プレバト!!』4月24日の放送では、「ガラスアート」の才能ランキングと「俳句/永世名人 句集完成への道」の2つのコーナーが展開された。
「ガラスアート」コーナーでは、8人の芸能人が初挑戦し、その才能を競い合った。番組最多8部門で特待生の辻元舞をはじめ、芸術系大学出身の小松利昌、コンクール入賞経験もある鈴木梨央、浅香航大、稲田直樹(アインシュタイン)、倉中るな、村重杏奈らが挑戦。
未経験ながらも各自の個性を生かした作品が誕生し、特に一発で特待生に昇格するメンバーが出てきた場面では、審査員の先生からも「初めてでここまでできるというのはすごい」と絶賛された。
俳句査定では、永世名人・村上健志と特別永世名人・梅沢富美男が登場。春の季語「たんぽぽ」をテーマに、村上は「お題がハードモード」と苦戦しながらも、掲載が決まれば残り10句となる節目を目指して挑んだ。
一方、2年ぶりにタイトル戦優勝を果たした梅沢は、番組の締めを託される中で夏井いつき先生の査定に臨み、その行方に視聴者はくぎづけとなった。
REVISIO 独自開発した人体認識センサー搭載の調査機器を一般家庭のテレビに設置し、「テレビの前にいる人は誰で、その人が画面をきちんと見ているか」がわかる視聴データを取得。広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントに視聴分析サービスを提供している。本記事で使用した指標「注目度」は、テレビの前にいる人のうち、画面に視線を向けていた人の割合を表したもので、シーンにくぎづけになっている度合いを示す。 この著者の記事一覧はこちら

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