『NARUTO』の作者・岸本斉史さん、連載15年を振り返る。「ナルトは、ほぼ僕だった」

5月3日(日)16時25分 Techinsight

『NARUTO-ナルト-外伝』の連載が開始(画像は『少年ジャンプ編集部 ツイッター』のスクリーンショット)

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漫画『NARUTO-ナルト-』の作者、岸本斉史さんがバラエティ番組『王様のブランチ』のインタビューを受けて、約15年続いた『週刊少年ジャンプ』での連載を振り返った。第1話で見せた「影分身の術」の真相や、主人公・ナルトのキャラクターは「ほぼ僕でした」と明かすなど貴重な話が聞かれた。

漫画『NARUTO-ナルト-』は『週刊少年ジャンプ』(集英社)での連載が2014年50号で完結した。その人気は衰えるどころか高まるほどで、この春には『連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展』が六本木ヒルズ森タワーにて開催中だ(6月28日まで)。

5月2日放送の『王様のブランチ』(TBS系)では、NARUTO展の岸本斉史さんに直撃インタビューを行った。

岸本さんは漫画作品を振り返り「ナルトは、ほぼ僕でしたね」と明かす。彼は子ども時代を「おっちょこちょいで、勉強もスポーツもそんなに得意な方ではなかった…かなあ」と思い出した。スポーツは野球をやっていたが、ギリギリでレギュラーとなる位置にいた。ある大会の決勝戦でみんなで円陣を組み「行くぞ、オーッ!」と気勢を上げたが、その直後に監督から呼ばれて交代。ベンチで寂しくみんなの活躍を見ていた。「そうした劣等感みたいなものをナルトに重ねて描いた」という。

作品の大きな魅力である忍術や戦闘シーンについては、映画やアニメが好きで『AKIRA』や『攻殻機動隊』、ジャッキー・チェンブルース・リー、ジェット・リーなどに影響を受けて参考としている。たとえば、“ダブルアクション”と呼ばれるジャッキー・チェンが映画で見せる手法を漫画に取り入れることで、パンチなど1つのアクション場面をさまざまな角度から2つや3つのアングルで描いた。

第1話ではナルトが「影分身の術」で数え切れないほどの“ナルト”を出現させる。岸本さんはそのシーンについて「どうにか、読者にナルトというキャラクターを読んでもらいたかった。後先を考えずにもう必死ですよ」と明かした。「“ジャンプ”で票を取るには命がけなので、もし15年も続くことが分かっていたら、たぶんしなかったと思う」といいつつ、「1話、1話、できる限りのことを全力でやらないと“ジャンプ”で続くのは難しいと思う」とも語っており、第1話で全力を出してからそのまま突っ走ってきたのだろう。

それほど厳しい『週刊少年ジャンプ』だけに、インタビュアーから「“逃げたい”と思ったことは?」と問われたものの、岸本さんは「不思議となかった」と答えた。「先輩たちがけっこう逃げていたので、それを血眼になって捜す編集者の姿も知っていた。だから逃げてもどうせ見つかるだろうと逃げなかった」という。そんな状況を思えば、15年間連載が続いたことのすごさを改めて感じる。

その『週刊少年ジャンプ』では、先週発売の22・23合併号より短期集中連載“NARUTO-ナルト-外伝〜七代目火影と緋色の花つ月〜”を開始。さらに、岸本斉史さんが製作総指揮を務めた『BORUTO-NARUTO THE MOVIE-』が8月7日より全国ロードショーされるなど、『NARUTO』の人気はますます過熱しそうだ。



※画像は『twitter.com/jump_henshubu』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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