「新・人間革命」 聖教新聞連載6000回超で記録更新中

5月4日(木)16時0分 NEWSポストセブン

「新・人間革命」は聖教新聞を代表する連載(聖教新聞のHPより)

写真を拡大

 創価学会の機関紙である聖教新聞は、全12ページで構成されており、印刷の体裁などは読売や朝日といった他の大手新聞と変わらない。しかし、最新ニュースや独自スクープで構成する一般紙の1面とは毛色が違う。


 4月13日付では「9月、教学部初級試験・青年部教学試験3級を実施」という記事が1面トップで、その左には学会組織の民主音楽協会のイベント「中国国家京劇院、東京公演」を中国大使らが鑑賞した様子が報じられている。下段には、朝日新聞でいう「天声人語」に当たるコラム「名字の言」があり、13日付では〈「宝の山」と歌われる磐梯山の麓に立つ福島研修道場には、池田先生が自ら植樹した三代桜がある〉と始まり、〈待ち望む時間が長いほど、功徳満開の春の喜びは大きい〉としめている。


 3面になると、より池田大作・名誉会長カラーが強くなる。上3分の2は池田氏の随筆「永遠なれ 創価の大城」があり、〈父母と 試練の坂を 勝ち越えて 咲き誇りゆく 若桜かな〉という歌とともに、熊本地震から1年経った心境が綴られており、1992年に撮影されたという池田氏と桜のオブジェの写真が飾られている。


 その下には聖教新聞を代表する連載「新・人間革命」が載っている。筆者の「法悟空」は池田氏の筆名で、小説中に登場する「山本伸一」が池田氏のことだという。連載回数は実に6000回を超える。かつて新聞小説の最長記録は、中日新聞などに掲載された山岡荘八著『徳川家康』の4725回だったが、2011年に抜き去ってからは、独走で記録更新中だ。記録を塗り替える新聞小説は今後出てこない、と言われている。


 宗教団体の機関紙らしさが最も出ているのは、「信仰体験」というコーナーだ。かつて苦しい生活を送ってきた人が学会に入会し、人生の使命に芽生えていくという信者の半生記である。


 4月12日付の同コーナーでは、「59年越しで夫が入会」と題し、86歳の現役美容師の女性が、“夫が信心する日は来ないかも……”と何度もあきらめそうになりながらも、夫が病院から一時退院して帰宅した際に、学会への入会を決めたエピソードが書かれている。


 全国紙の社会面にあたる見開きページに、スポーツや政治、経済、国際ニュースがコンパクトに詰め込まれ、最終の12ページ目にテレビドラマや映画などエンタメ情報が掲載されている。ちなみにスポーツ記事などの場合、学会員の選手の話題が目立って大きく扱われることが多い。一般ニュースは最小限にとどめ、信仰に関する話題をたっぷり報じるのが聖教新聞の特徴だ。


※週刊ポスト2017年5月5・12日号

NEWSポストセブン

「新聞」をもっと詳しく

「新聞」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ