TVアニメ『恋愛暴君』原由実さんが、ドSで妖艶な白峰 樒を演じるうえでのこだわりとは/5話放送後インタビュー

5月5日(金)18時30分 アニメイトタイムズ

 新たに登場した茜(CV:沼倉愛美)の姉、白峰 樒(CV: 原由実)。これまでで一番ヤバい奴かもしれない樒が大暴れするTVアニメ『恋愛暴君』の5話。そのドSっぷりも最高で、いろんな意味で震えた方も多いのではないでしょうか。

 今回はその樒を演じる原由実さんにインタビュー! オーディション秘話をはじめ、ドSな樒と似ているところ、樒が大活躍した4話・5話、さらに今後の見どころまでたっぷりとお話いただきました。 
第一印象はパンチのある子、そして大事に演じたポイントとは

——樒に決まったときは、いかがでしたか?

白峰 樒 役・原由実さん(以下、原):ビックリしました。2役受けさせていただいたんですけど、樒のようなキャラクターを演じさせていただく機会があまりなくて、どちらかと言うと色っぽいお姉さんみたいな役が多かったので、大変さと面白さがあると思いました。しかも樒は何と言うか、クレイジーと言いますか……(笑)。オーディションのときのセリフも4話や5話のセリフだったりしたので、すごい女の子だなとは思いました。だからこそ頑張ろう!と。——そういう発言って、普段言わないと思うので、やっぱり言うと気持ちよかったり?

原:そうですね、思いっきり声に出すと気持ちいいなって感じはありましたね。本当に自分的にはすごく新鮮なキャラクターだったりしたので、楽しさと「こんな感覚初めて!」みたいな感じがありました。

——演じてみて、樒についてあらためて分かったこともありましたか?

原:初登場は3話だったんですけど、最後のほうでちょっと笑っているだけだったんです。そのあとの4話で出たときは、もうなんかみんなが「やべぇ奴が来た」みたいに言ってて(笑)。そのくらいパンチのある子だなって思いました。でも何でしょう、ぶっ飛んだキャラクターではあるんですけど、原作を読んでいくとちょっと寂しさというか、樒は樒なりの思いがあってこうなった部分があるんだなというか。愛情に飢えた子なのかな……とはすごく思いましたね。

ご覧いただいている皆さんは「樒って怖い!」って思う方が多いと思うんですけど、樒の掘り下げた内面みたいな部分を見ると、ただ単に壊れた人じゃないんだと感じてもらえると思うので、そういう部分もいつか皆さんに見ていただけたら嬉しいなと思いました。——原作モノではあるので、そういうバックボーンを多少頭に入れながら演じている?

原:そうですね。原作は全部読ませていただいたんですけど、知れば知るほど奥が深い子だなってすごく思いました。

——それ以外に、樒なりの演じるポイントなどは?

原:わりと幅が広いというか。それこそ登場シーンは清楚な女の子に変装しているんですね。そこからいろんな表情を見せたりしてて。幼い瞬間があったりセクシーな瞬間があったり、あとは怖い部分があったりするので、振り幅を持たせて演じようとは思っていました。

5話で、茜の青司に対する思いを知って「何その顔」って言うシーンがあるんですけど、そこは「駄々っ子」っぽい感じでやってくださいってディレクションをいただいたりしたので、すごく純粋というか素直な部分もあったりするんだなと思いました。ふいに樒の本当の表情というか、素になる瞬間があるんですよ。そういうところ一つ一つを大事に演じたいなって思いました。——感情の切り替えが大変そうですね。

原:そうですね〜。切り替えという部分では大変なところもあるなと思いました。

——そんな樒と原さんで、似ているところはありますか? たとえば私もドSです、みたいな。

原:どうなんだろう〜。なんかラジオとかで、SかMかみたいなキャラ付けがあったりするじゃないですか。私は樒ほどではないけど、若干S寄りなんじゃないかと言われたりもするので、そういうところでは似ているかもしれないですね。

でも、基本的には平和が好きな人間というか……。そういう意味では樒とは全然違いますね(笑)。あそこまで感情を全面に出したりすることってなかなかないじゃないですか。だからこそ演じてて楽しいんだなって。先ほど言ってくださったように、普段絶対言わないようなことをたくさん言えるので。


4話・5話での樒の活躍、併せて青司の器の大きさを感じる——アフレコ現場は若い子もたくさんいますね。

原:もう、ほのぼのしてます。この作品ってどちらかと言うとコメディじゃないですか。血とかよく吹き出てるけど……(笑)。でも、ほんとまったりほのぼのした感じのアフレコ現場ではありますね。あとは、コラリ役の檜山修之さんもいますし、神さま(CV:大塚芳忠)や魔王さま(CV:子安武人)もいて、キャストさんが豪華じゃないですか! そういう意味で、何でしょうね。自分が声優を志す前、まだ大阪に住んでいた頃にテレビで見ていた方と一緒にお芝居ができるというのは、すごく貴重で嬉しいなって思います。——キャストの年齢幅も広いんですよね。

原:もうビックリしました! 若い方が多めなのかと思ったら、まさか…。大塚芳忠さんも堀内賢雄さん(ストラス役)もいらっしゃるので……。

——その中に長野佑紀さんのような、ほぼ初めての方もいて。

原:そうですね。佑紀ちゃんもそうだけど、この現場が初めてですっていう方も結構いらっしゃるので、そういう初めての場に居合わせることもなかなかないですし、すごくはるか昔のことを思い出しました(笑)。それと青山吉能ちゃんも、がっつりご一緒させていただくことは初めてで。前に別作品でお会いしたことはあったんですけど、今回でたくさん喋るようになりました。——では、樒が活躍する4話と5話で印象に残っているシーンは?

原:4〜5話は、樒のすごいシーンがたくさんあって、いろんな表情を見せているんですけど、この人やっぱりちょっと変かも?って思ったのは、傷つけられて気持ちいいって悶えてる瞬間ですね。そこが個人的に印象に残ってます。あとは、茜の青司に対する気持ちを知ったときの取り乱しよう。ほんとに茜のことが好きなんだなって分かりましたし、素の樒を感じた印象的なシーンでした。——だいぶ青司をいたぶっていましたけど。

原:4話の最後のシーンとか、すごく描写がセクシーで、樒の表情も“ヤバい、この子”って雰囲気がすごく出てるんですよ。でも、なんか活き活きしてて楽しそうにしてるな〜って思ってました(笑)。青司くんは確かに刺されても死なない体ですけど、相手を恨むわけでもないので……すごく器の大きさを感じます。——他に気になるキャラクターっていましたか?

原:ツッコミどころが多いので、たくさん気になりますけど、天亜薇(てぃあら/CV: 喜多村英梨)さんとかが面白いなって思いました。——そんなに出てこないのに、存在感がすごいですよね。

原:そうなんですよ! グリのような天使もいれば、こういうギャルのような天使もいるんだなって。そもそもギャルの文化があるんだっていうことが驚愕でしたけど(笑)。

——確かに。グリはグリで突き抜けてるし。

原:不思議な女の子ですよね。好きという気持ちが分からないところとかも不思議で。一見、愛情を受けながら生きてきたように思えるけど、そうじゃないと思うので、ただニコニコしているだけではないんだろうなって思うと、気になりますね。——だけど、樒が青司に愛情がないことは見抜けるんですよね。

原:そうなんですよ。コロッと騙されそうなのに、そうならないという。だから樒はグリと接するのが苦手で、見透かされたような感覚になるんだろうなって思います。この2人の関係性も面白いですよ。

——では、今後の見どころは?

原:やっぱり、樒がただおかしい人じゃないんだぞっていう、愛に飢えてたり、寂しい気持ちを抱えている、みたいなところは描いていただけたら嬉しいというのと、このメンバーたちがすごくワチャワチャしていて楽しいので、樒も早くその中に加わってほしいなって思います。[インタビュー・文/塚越淳一]

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