闇に葬り去られた「発禁本・発禁マンガ」(8)「美味しんぼ」「ブラックジャック」…名作の落とし穴

5月5日(木)17時58分 アサ芸プラス

 日本は世界に冠たるマンガ大国である。質においても量においても他の追随を許さないが、一方で作品を巡る騒動が多いのもまた事実。探してみたら、こんなにも摩擦が生じていた!

○「美味しんぼ」雁屋哲・花咲アキラ

「福島に行ったら鼻血が止まらなくなった」──この描写に被災地だけでなく、日本中を巻き込む論争に発展。これを受けて連載は休止したが、あくまで予定通りであるらしい。

○「はだしのゲン」中沢啓治

 連載開始から40年以上も経つが、13年、松江市教育委員会が小中学生への閲覧制限を求めたことで再びクローズアップ。さらに翌年、大阪・泉佐野市教委も図書室から回収した。

○「パタリロ!」魔夜峰央

「マリネラの吸血鬼」というエピソードが、アガサ・クリスティの短編「ラジオ」に酷似していると某大学のミステリ研究会から抗議。単行本では欠番にすることで収束した。

○「ブラック・ジャック」手塚治虫

 手塚マンガとして、また医療マンガとして最高峰に位置するが、奇病や奇形種など単行本未収録の話も多い。特にロボトミー手術を少年に施した「快楽の座」は猛抗議を受けた。

○「アシュラ」ジョージ秋山

 著者渾身の生命賛歌ではあるが、乱世を生きるための人肉描写が問題視された。神奈川県で有害図書に指定され、その理由は「残忍で不道徳、犯罪性もある」と容赦なかった。

アサ芸プラス

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