ジャニー社長が「SMAP解散はない」明言もメリー&ジュリーが...飯島マネを守れなかったジャニーさんの弱い立場

5月5日(木)19時30分 LITERA

「SMAPの解散は絶対ない」


 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長がSMAP独立騒動後初めてのメディア各社の取材に応じ、SMAP解散を全否定。本日のスポーツ各紙がそれを一斉に報じている。


 これはジャニー氏が演出する舞台「ジャニーズ・フューチャー・ワールド」の取材で飛び出した発言だが、ジャニー氏は解散騒動真っ只中の今年1月に体調を崩し、入院していたことも明かした上で「メンバーが独立するわけない」「僕は全面的に彼たちを信じているし、彼らだってそう」など、独立騒動じたいを否定、注目される9月の契約更新についても「更新しないなんてありえない」と明言した。


 これを受け、スポーツ各紙は「解散騒動にピリオド」「真の幕引き」など今も尾を引くSMAP騒動が全て決着したように書き立てている。


 しかし、それはあまりに楽観的すぎるだろう。実は、今のジャニーズ事務所は、ジャニー氏が明言したからSMAP存続で決まり、といえるような状況にはない。


 それは今回の騒動の経緯を見ればよくわかる。そもそも、ジャニー氏はSMAP"育ての親"である飯島三智マネージャーのバックにいて、むしろ彼女を守るべき立場だった。ところが、メリー喜多川副社長、藤島ジュリー景子副社長の母娘に逆らえず、彼女を見殺しにしてしまったのだ。


「一連の騒動については、ジュリー派と、飯島派の派閥抗争が原因といわれていますが、実は、飯島派というのはもともとSMAPしかおらず、派閥とよべるようなものではなかった。それをバックアップして、一大勢力にしたのは、他でもないジャニー氏だったんです。ジャニー氏は以前から飯島氏の能力を高く評価する一方、姪に当たるジュリー氏の手腕には不満を抱いていた。それで、飯島氏のためにジェイドリームという別会社をつくって、自分が社長になり、飯島を取締役にすえた。さらに、自分のスペオキのタレントを次々と飯島氏に任せ始めたんです」(スポーツ紙ジャニーズ担当記者)


 実際、2011年くらいから、それまでジャニー派といわれていたタレントたちのブッキングやプロデュースを飯島氏が行うようになっていった。KAT-TUNから始まって、Hey! Say! JUMP、A.B.C-Z、Sexy Zone、Kis-My-Ft2、山下智久......。


 ところが、メリー氏とジュリー氏はこれに警戒心をもち、飯島氏の管轄になっていたタレントの切り崩しをはじめる。KAT-TUN、Hey! Say! JUMPに踏み絵を踏ませ、ジュリー派に強引に移すという措置もとられた。


 ようするにジャニーズ事務所の派閥争いは、「飯島派&ジャニー派」と「メリー&ジュリー派」の対立だったのだ。


 ところが、派閥抗争が深刻化すると、ジャニー氏の態度は一変する。14年、この派閥抗争を「週刊文春」(文藝春秋)が取材したことをきっかけに、メリー副社長が飯島氏に「SMAPを連れて出て行け!」と激怒。飯島追放に本格的に動き始めたのだが、ジャニー氏は完全に知らんぷりを決め込んで、飯島氏を助けようとはまったくしなかった。


「実は、メリーさんはこのとき、ジャニーさんが飯島さんの会社であるジェイドリームの社長についていることをはじめて知って激怒。ジャニーさんに詰め寄ったらしいんです。ところが、ジャニーさんは『勝手に社長にされた』『知らなかった』と言い訳したらしい」(ジャニーズ事務所元関係者)


 そのあとの顛末はいまさら説明する必要もないが、このジャニー氏の姿勢の背景にあるのは、ジャニー氏といえども、メリー氏が本気で怒り始めたら、絶対に逆らえないという事実だ。


 ジャニーズ事務所はタレントを発掘演出する才能に溢れ、少年たちに囲まれる日々だけを望むジャニー氏と、経営やメディア対策など実務に長けた姉のメリー氏という二人三脚で勢力を拡大してきた芸能事務所だ。好き勝手にしてきたジャニー氏を支え続けてきたのがメリー氏であり、そのためジャニー氏にとってのメルー氏は頭が上がらない存在だった。さらに1999年に勃発したジャニー氏の「ホモセクハラ疑惑」に対してマスコミ対策を行い、ジャニー氏を守ったのもメリー氏だった。


 そのため、ジャニー氏はギリギリのところではメリー氏に絶対逆らえない。後継者についても、メリー氏がジュリー氏を指名したら、その手腕をいくら疑問視していても、受け入れざるをえない。


 だから、今回、いくらジャニー氏が「SMAPの解散は絶対にない」と言い張ったところで、それが"最終決定"では決してない。メリー氏がSMAPつぶしをもう一回強行すれば、それを止めることはできないはずだ。


「ここにきて、中居がメリー氏に改めてわびを入れたという話が流れていますが、これが事実だとしても、遺恨は完全に残っていますからね。世論の反発が鎮まり、中居の人気に少しでも翳りが見えたら、すぐに中居つぶしに動く可能性はあるでしょう」(週刊誌記者)


 しかも、SMAP解散騒動後、ジャニーズ事務所は、ジュリー体制への移行をにらんで、ジュリー氏の取り巻きを中心にした若返り人事を断行。それとともに、古参の幹部が次々と第一線から退いている。


 たとえば、これまで、マスコミににらみを効かせてきた名物広報担当の白波瀬傑取締役も春から相談役的なポジションに退いたと伝えられる。


「白波瀬氏は長年、スポーツ紙や週刊誌のさまざまなスキャンダル報道やゴシップ報道を押さえ込んできたやり手広報として知られてますが、一方で、メリーさんと、ジャニーさん、飯島さんをつなぐ調整役でもあった。そういう人がいなくなったことで、ジュリーさん一辺倒になって、ジャニーさんの意向はこれまで以上に、軽視される傾向が出てくるでしょう。SMAP問題にしても、ジュリーさんの中居嫌いは筋金入りですから、これから嫌がらせをして、中居がいづらくなるような状況を作り出す可能性だって否定できないでしょう。一方で、ジュリー体制になって、タレントやマスコミへの求心力が弱くなって、抑えが効かなくなっている部分もありますし、中居たちがもう一回、自分たちから独立を仕掛ける可能性だって否定できない」(前出・ジャニーズ事務所元関係者)


 そういえば、一時、雲隠れしていた飯島元マネージャーだが、最近、その姿が都内で頻繁に目撃され、新たな活動を始めるのではないかという見方も流れている(「東京スポーツ」が報じた地下アイドルのプロデュースはガセのようだが)。


 現時点で明確な結末を予想することは難しいが、少なくともジャニー氏の「SMAPの解散は絶対ない」という言葉が、スポーツ紙が大騒ぎするほど、確定的なものでないことだけは認識しておいたほうがいいだろう。
(時田章広)


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