セカンドキャリアを歩み始めた元スター芸人たち〜厳しい生き残り合戦

5月5日(金)0時0分 messy

おおうえくにひろ Twitterより

写真を拡大

 2000年代のお笑いブームで『爆笑オンエアバトル』(NHK)、『エンタの神様』(日本テレビ系)、『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)といったネタ番組から人気芸人が多く生まれた。しかし2017年現在、毎週放送されるようなネタ番組はすっかり少なくなっている。“一発屋芸人”という揶揄もあるが、芸人という職業で何十年もテレビ業界にとどまれる者はごく一部だ。転職し、セカンドキャリアを歩む者のほうが多いくらいだろう。

 昨年12月、朝日新聞系列のwebメディア「withnews」が、元ハリガネロックのツッコミ・おおうえくにひろ(43)の現在を伝えた。おおうえは昨年2月に芸人を引退し、奈良のご当地アイドルの裏方の仕事をしている。ハリガネロックといえば、オンエアバトルブームで人気に火が付き、第1回『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で準優勝、第4回『爆笑オンエアバトル』チャンピオン大会でも優勝するなど輝かしい経歴を持つ実力派漫才コンビ。しかし2014年にコンビを解散して以降は名前を見る機会は少なくなっていた。だが、このニュースを受けてTwitterなどでは「ハリガネロック」がトレンドワード入りするほどの大反響が起こり、惜しむ声も多く上がるなど、今でも十分な知名度があることを示した。

 知名度はあるが、それだけではテレビに出演し続けることは難しいのが業界の現実。ハリガネロックのコンビ解散について、相方のユウキロック(45)は「プロ野球だったら戦力外通告されている」と仕事の少なさが原因であったことを明かしていた。おおうえも解散時に、ブログで漫才ができなくなることが悔しいと綴っており、できるならば芸人であり続けたいようであった。



 『キングオブコント2013』(TBS系)王者のかもめんたるは、王者にも関わらず『キングオブコント 2015』に再びエントリーした理由として、芸人活動のギャラだけでは「飯が食えなくなってきた」と語っていた。

 ウーマンラッシュアワーの村本大輔(36)はラジオ番組『ウーマンラッシュアワー村本大輔のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でこのエピソードを話し、スポーツ界ではチャンピオンの肩書があればアスリート引退後もある程度やっていけるのに、芸人界ではそうはいかないと嘆いた。かもめんたるの岩崎う大(38)は2016年8月に『解決! ナイナイアンサー』(日本テレビ系)に出演した際、月収が4万円程度のためバイトをして生活を賄っているという現状も語っている。

 エロ詩吟で大ブレイクした天津の木村卓寛(40)は、芸人のギャラだけではやっていけないためロケバスの運転手としての活動もしており、自分の胸を強く叩くネタでブレイクしたパッション屋良(40)も沖縄でテレビプロデューサーとして働くなど、一時のスターも今や地道な日々の仕事に追われている。

 2000年代にネタ番組で活躍した芸人たちの多くは現在おおよそ40歳前後、セカンドキャリアを真剣に考える頃だろう。他方、ハイキングウォーキングの鈴木Q太郎(42)はピーク時の月収250万円、今も営業などで月収60〜90万円と明かしているように、テレビ以外の仕事で生き残ることも出来なくはない。10年後、今の30〜40代の芸人たちがどうなっているのか。50〜60代の大御所、40〜50代の中堅芸人がしぶとくテレビ界の椅子に座り続ける中、10年踏ん張れる若手芸人はほんの一握りかもしれない。

(ボンゾ)

messy

この記事が気に入ったらいいね!しよう

芸人をもっと詳しく

BIGLOBE
トップへ