こだわりは声優誌、随一!? 「声優グランプリ」の"グラビア"

5月5日(火)16時0分 おたぽる

「声優グランプリ」2015年5月号。

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——昨今の声優人気に伴い、気がつけば声優専門誌も定期・不定期を合わせて10誌以上が刊行されている。そんな"声優誌 群雄割拠"の時代にあって、各誌はどのような記事・企画をとりあげているのだろうか? 主要な声優誌を中心に、目玉記事や気になる企画などを紹介しつつ、各誌の特徴を分析していく——

■「声優グランプリ」2015年5月号
出版社...主婦の友インフォス情報社
発売日...4月10日(毎月10日発売)
価格......1167円+税
創刊......1994年

「声優グランプリ」5月号の表紙&巻頭特集は宮野真守。現在放送中のアニメ『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレボリューションズ』のOPテーマ「シャイン」リリースに合わせたインタビューだ。

「シャイン」のMVはCMでも頻繁に目にしたが、とにかくゴキゲンに踊る宮野が印象的。今回、インタビューのあとに同MVの撮影風景を掲載したページもあるのだが、なんとロケ地はサイパンである。しかも、編集部がこの撮影に独占密着取材したとのこと。MVで海外撮影をできる宮野もスゴイが、海外取材を敢行できる「声グラ」もスゴイですね......。

 宮野の特集に続き、23ページからは人気企画の「へあちぇん!」。今回登場したのは白髪ロング&ゴシック衣装の蒼井翔太クンである。髪色に合わせて眉毛も白く染め、目には赤のカラーコンタクト、肌は白めに......というアルビノを意識したような風貌だが......なんというか、思ったよりもフツーだった。

 普段から中性的な雰囲気を持つ蒼井だけに「さぞや美しく仕上がるのだろう!」と、勝手に期待値を上げすぎてしまったのかもしれない。もちろん、スタジオ含めて幻想的な世界観が作り込まれていたが、やっぱり彼はいつもの姿のほうがエロイような気がした。

 さて、宮野のサイパン密着取材、蒼井の「へあちぇん!」......と、撮影に関する話題が続いたので、せっかくだから今月号は、このまま「『声グラ』のグラビア」を追ってみよう。

 あくまでも個人的な感想だが、近年の「声グラ」のグラビアは声優専門誌の中でも頭ひとつ抜けている気がする。それは、写真技術うんぬんではなく、ロケハンや小道具、アートディレクションや構図の徹底にあると思う。とくに今月は、それが顕著だと感じた。

 たとえば、三森すずこのグラビアページ。これはセカンドアルバム『Fantasic Funfair』のリリースに合わせた企画だが、「Funfair」が「移動式遊園地」を意味するとのことで、グラビアでは「夜の遊園地」をイメージして"影絵"を用いた撮影を行っている。

 また、梅原裕一郎の「LOVE♥MEGANE」では「白衣を着た理系大学生」の要素を加え、拓殖大学で撮影。ほかにも構図の面で言えば、小野大輔の連載「もす。」でレンガ造りのアーチをバックに撮影、茅原実里のグラビアで大量の花びらを敷く......など、一つひとつの撮影が非常に丁寧な印象を受けた。

 グラビアって、手を抜こうと思えばいくらでもできるんだけど、その代償として誌面の見映えが退屈になってしまうんですよね。しかし、今月の「声グラ」は画として眺めても非常に楽しかった。月刊誌だし、毎月数十人の声優を取り上げるわけだし、撮影のアイデアを練るのも大変だと思う。それでも、労力を惜しまずに充実したグラビアを完成させた今月号の「声グラ」には、心から拍手を贈りたい。
(文/神楽坂隆)

おたぽる

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