「小っちゃくてかわいいキャラが好き」"コスプレ経験もある"dropの"アニメおたく"三嵜みさとのオタクっぷりに迫る

5月5日(火)18時0分 おたぽる

drop・三嵜みさと。

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"オタク系アイドル"は今や特別な存在ではなくなってきているのかもしれない。国民的アイドルと名高いAKB48グループでもNMB48の山本彩といったBL好きのメンバーがいたり、絶大な人気を誇るでんぱ組inc.も全メンバーがオタク。オタクであるアイドルの数は今や数えきれないほどだ。そんな"オタク系アイドル"の生態に迫るこのインタビュー、今回は楽曲からビジュアルに至るまで、確固たる世界観を築き上げ、精力的なライブ活動でパフォーマンス力も伸び盛り、結成から1年足らずで次世代を担うアイドルグループとして圧倒的な支持を集める「drop」のオタクメンバーに迫る。

 dropのリーダーを務める三嵜みさとは、プロフィールに「アニメおたく」と書くほどのアニメ好きで、Twitterではプライベートでのコスプレ姿も披露するほどのオタク。今回はそんな彼女のアニメに対する熱い思いを存分に語ってもらった。

■アニメの物語に入り込むのが好き

——まず、アニメにハマったキッカケを教えてください。

三嵜みさと(以下、三嵜) 本格的にアニメを観始めたのは高校1年生ぐらいですね。友達がすごいアニメオタクで、いろいろオススメのアニメを教えてくれるから、よくこんなに知ってるなぁと思って。その中のひとつが『とらドラ!』で、初めて観た時に「アニメってすごく面白い!」と思ったんです。

——『とらドラ!』のどこにハマったんですか?

三嵜 ドタバタ学園コメディで、展開がポンポン早くて飽きないんですよ。主要の登場人物が何人もいて、その中で複雑な恋愛関係があって、どんどん心境が変わっていくんです。でもドロッとしてなくて、明るいので観ていて嫌な気分にならないんです。キャラクターデザインが『あの花』(『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』)の田中将賀さんなんですけど、中でも好きなキャラクターが(逢坂)大河ちゃん。小っちゃくてツンデレで、すごくかわいいんです!

——キャラクターに入れ込むほうなんですか?

三嵜 ですね。私はアニメに限らず、物語に入り込むのが大好きなんですよ。他人の物語を自分も経験したいんでしょうね。

——『とらドラ!』と出会うまではまったくアニメに興味なかったんですか?

三嵜 いくつかのアニメは観ていたんですけど、どこから手を付けていいのかわからなかったんですよ。どこでそういう情報を手に入れるのかすらもわからなくて。だからオタク友達の話もちんぷんかんぷんで、「何でそんなに知ってるの?」って聞いたら、「ネットで調べれば、新作アニメが一覧になってまとまっているサイトがあるよ」と。それを観れば大体のアニメはピックアップされているから、興味の湧いたアニメはとりあえず1話を観て、自分の中で「いまいちだな」と思ったら切っていけばいいよと教えてくれたんです。

——『とらドラ!』はリアルタイムでは観てないですよね。

三嵜 その友達がDVD-BOXを持っていたので借りて観ました。それをキッカケにたくさんのアニメを観るようになりました。1日1作品みたいな(笑)。なので、当時はろくに寝てなかったですもん。放送が2クールとかあると、気になって学校にも行けない、みたいな......。一回ハマると、それしか見えなくなっちゃうんです。その頃、特に好きだったのが『STEINS;GATE』のアニメですね。

——『STEINS;GATE』はゲーム原作の作品ですが、ゲームも好きなんですか?

三嵜 ゲームは苦手なんです。好きなんですけどできないんですよね。シナリオを進める上で、いろいろ決まりがあるじゃないですか。でも結局は道順があって、それができないんです。だからプレイしないで、進んでいるところを観ていたい。

——まさにアニメじゃないですか(笑)。

三嵜 でもアニメ『STEINS;GATE』は最初の4、5話を観た時点で、つまらないと思って一度中断したんですよ。主人公が厨二病で、すぐにカッコつけるウザキャラなんですけど、それが本当にウザいと思っちゃって(笑)。ただ時間を置いたら人気も出ていて、季節外れぐらいの時期に観るのを再開したら、中断したのを後悔しました。前半はキャラクター紹介みたいな回が続くんですけど、中盤から急に展開がすごいことになるんです。主人公もただウザいだけじゃなく、それも必要だったんだなって。この作品はタイムスリップ系のお話で、主人公たちがタイムマシンを発明するんですけど、ある事件が起きて、それをきっかけにストーリーが大きく動き出して。かなり壮大なストーリーで、難しい用語も出てくるんですけど、私でも理解できるぐらい、よくできたアニメですね。ネタバレしちゃうので詳しくは言わないですけど、ハッピーでもバッドでもないエンディングは必見です。

■かわいくて小っちゃいキャラが好き

——『STEINS;GATE』で好きなキャラクターは?

三嵜 う〜ん......けっこういるなぁ。どの登場人物も濃くて、元がゲームなので「この子の場合」みたいな、ひとりひとりの世界観と物語があるんです。ただ強いて挙げるなら、まゆしぃ☆(椎名まゆり)とフェイリス(・ニャンニャン)が好きです。まゆしぃ☆は主人公の幼馴染なんですけど、すごく能天気。でも主人公が変なことを言っても「あなたのそういうところがすごいと思うよ」って暖かく見守ってくれて、そこがかわいいんです。フェイリスはメイドさんで、もともと私がメイド好きというのもあるんですけど(笑)。この子もツンデレで、小っちゃくてシルエットがかわいいんですよね。それでいて大好きな父親を亡くしていたりと、いろいろ裏に物語があるんです。

——男性よりも女性キャラクターが好きなんですか?

三嵜 断然、女の子がいいです。その一方で、アニメだけで言うとショタコンなんです(笑)。金髪でかわいい男の子が好きなんですよ。一番は『Free!』のなぎちゃん(葉月渚)なんですけど、たぶん金髪で小っちゃくてかわいければ何でも好きなんです。

——『Free!』は男性キャラクターだらけじゃないですか。

三嵜 そもそも私は京アニ(京都アニメーション)が好きで、その流れで京アニ作品である『Free!』も観始めたんです。『黒子のバスケ』みたいな女性に人気のアニメも途中までは観るんですけど、個人的にハマらないんですよね。

——京アニ作品のどこに惹かれるんですか?

三嵜 作画と、あざといところですかね(笑)。『けいおん!』とか観ると動きがヤバくないですか? だって女の子の脚が短くて、ヌルヌルお餅みたいに動くんですよ! ほっぺたをツンツンしているだけなのに萌えるんですよ! 『けいおん!』は"かわいい"しかないですよ。あと合間に入る小話みたいな部分も好きですね。

——今はリアルタイムのアニメは全部チェックするんですか?

三嵜 とりあえず1話目は観ますね。観てないアニメがあると悔しいんですよ。作品リストみたいなものがあって、まだ観てない作品があると「次、観なきゃ!」って熱くなるんです。時間の許す限りは、たくさん観るようにしていますけど、それと同時に過去の作品も観るので、どうやって今まで過ごしてきたんだろうって自分でも不思議です(笑)。

——過去のアニメはどれぐらい遡るんですか。

三嵜 『新世紀エヴァンゲリオン』は観ましたね。

——三嵜さんは1994年9月9日生まれですけど、『新世紀エヴァンゲリオン』の本放送は1995〜1996年ですから、かなり古いですよね。ロボットアニメも観るんですか?

三嵜 けっこう好きですよ。特に『マクロスF』はカッコ良かったです。

——『ガンダム』シリーズはどうですか?

三嵜 挑戦したい気持ちはあるんですけど、歴史が古くて作品数も多いから、どうしていいかわからなくて。『マクロスF』は前作を観なくても単体で面白いから、最初は歴史のあるシリーズだって知らなかったんですよ。あと『マクロスF』は歌も大好きなんですよね。中でも主題歌を歌ってらっしゃるMay'nさんは尊敬しています!

——ライブは行くんですか?

三嵜 それが行けてないんですよ。すごく行きたいんですけどね......。

■コスプレ経験もあり!

——アニメ系のイベントは行っていたりするんですか?

三嵜 冬コミはコスプレして行きました。事務所の人に「そろそろ(行くのを)やめて」って言われているので、さすがに次のコミケではコスプレはできないかも(笑)。

——コスプレを始めたのはいつ頃からですか?

三嵜 本当に最近です。dropを始める、ちょい前ぐらい。それも友達の影響です。初めてコスプレしたキャラは『中二病でも恋がしたい!』の凸守(早苗)ちゃんでした。

——ちなみに、今までのコスプレ遍歴は?

三嵜 まだ片手で収まるぐらいしかやっていないんですけど、例えば『化物語』の八九寺(真宵)ちゃん。あと初コスプレはアニメではなくゲーム『東方Project』の(十六夜)咲夜ちゃんです。それほど私は『東方Project』に詳しくなくて、いくつか曲を知っている程度だったんです。だけどコスプレ好きの友達がやりたいって言うから、咲夜ちゃんは見たことのあるキャラなのでやってみようと。夏コミでやったんですけど、暑過ぎて死にましたね(笑)。

——コミケの会場でコスプレしていると、「撮らせてください」って言ってくる人も多いんじゃないですか?

三嵜 コスプレをしている人は誰でも言われることだと思いますが、私も言われました。ただ「いいですか?」って一人に撮られると、どんどん人が追加されていくんです。それは、すごい光景ですよ。これがコスプレではなく普通の私服だったら嫌なんです。キャラクターになりきっているからこそできることですよね。カメコ(カメラ小僧)さんにもキャラクターの名前で呼ばれるんですよ。それがうれしくて。「は〜い!」みたいな(笑)。

——アニメの話に戻りますが、最近のアニメでオススメはありますか?

三嵜 いっぱいあるなぁ......。パッと思い付くのは『東京喰種√A』、『七つの大罪』、『デュラララ!!×2』ですかね。まず『東京喰種√A』は絵とダークな雰囲気が好きです。あと主人公の金木(研)君が覚醒してキャラが変わっちゃうんですよ。こんなにも主人公が変わっちゃうアニメって珍しいので、どうなっちゃうんだろうってワクワクしながら観てます。

——原作のコミックも読んでいるんですか?

三嵜 コミックも大好きで買うんですけど、アニメでやっているのは読まないようにしています。とりあえず集めて「よしよし」と眺めてニヤニヤするみたいな(笑)。やっぱり音声と映像と音楽があるアニメでストーリーを追いたい気持ちが強いんですよ。『東京喰種』は原作とアニメのストーリーが違うらしいから、そこも楽しみではあるんですけどね。

——『七つの大罪』も原作はコミックですよね。

三嵜 『七つの大罪』もコミック自体はアニメになる前から知っていたんですけど読んでないですね。まず『七つの大罪』は主人公のメリオダスが大好きな金髪なんですよ(笑)。それが大きいかもしれない。メリオダスの声をやっている声優の梶(裕貴)さんの声もいいですしね。

——声優にも注目してアニメを観るんですか?

三嵜 あんまり声優さんには詳しくなくて、有名な方しか知らないんですよ。できるだけ声優さんの顔は見たくないんですよね。カッコ良いカッコ悪いとかじゃなくて、どうしても二次元は二次元のままがいいんです。だからアニメのキャラクターで声は覚えています。

——どういう声に惹かれるんですか?

三嵜 女の子の声だと、花澤香菜さんみたいな柔らかい感じの方が好きですね。あとは狂気的な役が上手い方や、声に雰囲気のある方。男性の場合は太い声よりも、梶君みたいな少年っぽい声が好きかもしれないです。

——では、『デュラララ!!×2』はどこがオススメポイントですか?

三嵜 第1期をやっていたのが2010年なんですけど、ちょうど私が引きこもってアニメを観ていた時期で、その時もハマったんです。『デュラララ!!』は登場人物が多くて頭を使うんですけど、例えば関係ない人がお父さんだったり妹だったり、それぞれの登場人物のエピソードのつながりが面白いんですよ。今回の『デュラララ!!×2』は、さらにキャラクターが増えて、しかも第1期が前すぎてストーリーやキャラクターも忘れかけているんです。だから登場人物を紙に書き出したりもしました(笑)。第1期を観返したり、ググったりして、調べながら観るのも楽しいですね。

——こうして話を聞いていると、プライベートは完全にアニメ漬けですよね。

三嵜 家に閉じこもってアニメを観てるか、絵を描いてるか、ボーっとしてるかですね(笑)。

——アニメの模写もするんですか?

三嵜 小さい頃から絵を描くのが大好きなので、模写はあんまりしないですね。たまに「このキャラクターを描こう!」って描いても、全然違うじゃんってなってやめます。キャラが好きだから、その絵じゃないとダメなんですよね。

——三嵜さんがアニメオタクを自覚したのはいつ頃ですか?

三嵜 前は自分がアニメオタクって言いたくなくて......。オタクは恥ずかしいと思っていたし、私の感覚的に「そこまで自分は詳しいのかな?」って思いもあったんですよ。そこまで詳しくないのにアニメオタクって言えるのかなって。それが今はプロフィールに「アニメおたく」って書いてあって、日本ツインテール協会の社長からも「アニメオタクじゃん!」って言われているので、じゃあそういう感じでって(笑)。

——ほかのdropメンバーはアニメを観ないんですか?

三嵜 すごく勧めているんですけど観てくれないんですよね。アニメは1本も観てくれないけど、マンガは私が買って渡すんです。もしくは一緒に本屋さんに行って、「これ面白いから!」って買わせます。

——一種の布教活動ですね(笑)。効果はあったんですか?

三嵜 けっこう前なんですけど、はるぴー(大場はるか)はギャグ系が好きだから、『ワタモテ』(『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』)の2巻をあげたんですよ。それは面白いって言ってました。

——コミックをきっかけにアニメにも引っ張りたいところですね。

三嵜 『ワタモテ』はアニメも面白いから、はるぴーにも観てほしいんですけどね。

——最後にアイドル活動をする上で、アニメオタクで良かったことはありますか。

三嵜 何かしらのアニメをファンの方が知っているんですよ。そうすると握手会でも会話が弾むし、人と何かを共有するのってうれしいですからね。それはアニメオタクと公言して良かったことですね。
(取材・文/猪口貴裕 写真/辰巳ちえ)

■drop公式サイト<http://www.drop-collet.com/>
■三嵜みさとTwitter<https://twitter.com/misakimisato>

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