『半沢直樹』続編話が沸いては消える背景に堺雅人側の思惑も

5月5日(月)7時0分 NEWSポストセブン

 昨年、堺雅人主演で、最高視聴率42.2%を記録し大きな話題となったドラマ『半沢直樹』(TBS系)。その後、TBS局内では、続編の話が沸いては消え、沸いては消え、という状況が続いているのだという。


「4月期から、『半沢直樹』の原作者である池井戸潤氏のドラマが、同時に2本も始まりました。『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)、『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)ともに好調な滑り出し。そのため、『半沢直樹』の続編を望む声は日増しに大きくなっている」(TBS関係者)


 TBSは『半沢直樹』と同じスタッフで、『ルーズヴェルト・ゲーム』を制作しているが、なぜ『半沢直樹』の続編が実現していないのだろうか。


「さまざまな事情があって、話が前に進まないのでしょう。ただ、堺側としては続編を撮ることの危険性も十分に考慮に入れている。もちろん、続編が1期を上回ることもありますよ。昔だったら『3年B組金八先生』(TBS系)、『教師びんびん物語』(フジテレビ系)、最近だったら『ドクターX』(テレビ朝日系)などは1期よりも2期に良い数字を残しています。


 ただ、過去のヒットドラマを見ると、続編で失敗したケースは数え切れないほどある。もし『半沢直樹』が期待したような数字が取れなければ、堺に責任が問われる可能性もあるでしょうから、慎重になるのは十分に理解できます」(同前)


 では、視聴者が『半沢直樹』の続編を目にすることはかなわないのだろうか。


「連続ドラマより、2時間スペシャルでの放送の方が可能性は高いとは思います。連続ドラマになると、回を重ねるごとに数字が落ちる危険性がありますが、スペシャルであれば、1回限りなので数字が計算できますからね」(同前)


 前述した通り、続編を期待する声は止まないものの、実現に向けてハードルが高いのが現状だ。芸能関係者はこう話す。


「テレビ界に限ったことではないが、誰かが売れると、制作サイドはすぐに二匹目のドジョウを狙ってくる。それにホイホイと応じると、あっという間に消費されてしまい、視聴者に飽きが生まれる。主演の堺雅人側がすんなり『半沢直樹』の話に応じないのは、ギャラがどうと言うよりも、そのような状況を見越しての判断もあるのでしょう。


 まして、役者はヒットドラマが出たら出たで、『何をやってもあの役にしか見えない』と言われ、悩むことになる。堺側が慎重になるのは、当然のこと」


 堺にとって見れば、ヒットさせて当たり前と思われることも大きなプレッシャーになる。メリットよりもデメリットを考えてしまうのは、ごく自然なことかもしれない。


「タレントは出過ぎると、飽きられるのも早い。だからといって、出ないと忘れられる。ドラマの続編でいえば、視聴者に期待を持たせつつ、焦らすのも重要。芸能事務所の仕事は、このタイミングをうまく測ることにもあります。あまりに間があきすぎると、忘れられてしまうし、その分、期待が大きくなり、失敗する。


 堺の所属事務所である田辺エージェンシーは老舗だし、夏目三久の売り出し方も練りに練って、成功させています。夏目を決して安売りをしなかったし、売れてはじめてからも高額なギャラでの特番オファーがあっても断っていた。だから、“局の顔”といえる朝の帯番組の司会をゲットできた。


『半沢直樹』における堺の出し方も熟考していますよ。ギャラを積まれたからやる、という答えは出さないでしょう。“世間やテレビは人気者をすぐに消費する”ことを、重々承知していますからね」(同前)

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