“神待ち”家出少女が出会った不気味な男…スマホを取り上げられ軟禁状態に『あなたの恋人、強奪します。』

2024年5月6日(月)11時0分 ABEMA TIMES

 家出少女、P活、たちんぼ。通称“泥棒猫”の女探偵が100%の確率で男たちを略奪していく、連続ドラマ『あなたの恋人、強奪します。』の第4話では、現代日本で社会問題化している悲しきリアルを鋭く描き出す。

【映像】軟禁された家出少女、豪邸内で取り上げられたスマホを探すと…

 本ドラマは、強奪率100%の凄腕女探偵が、クズ男との恋愛トラブルを“強奪”で解決する痛快略奪エンターテインメント。永嶋恵美による小説『泥棒猫ヒナコの事件簿』シリーズが原作だ。

 特定の男性を合法的に“強奪”する探偵事務所オフィスCATの探偵兼社長・皆実雛子(武田)のもとに舞い込んだのは強奪依頼…ではなく、複雑な家庭環境で育てられた家出少女からのSOSだった。

 SNSに「誰か今晩泊めてもらえませんか?」と不安を押し殺しながら書き込んだのは、制服姿の家出少女・藤井柚奈(星乃夢奈)。そんな彼女の前に、外車に乗った真面目そうなセレブリティ青年の白石昇(篠田諒)が颯爽と現れる。

 飲み物を買ってくれたり、「お腹空いてない?」と気遣ってくれたり、生い立ちについて親身になって聞いてくれたり、家出少女にとって白石はまさに“神”のような男性。その優しさに緊張していた心がほぐれた柚奈は、自らの家出の理由を語りだす。

 両親の離婚後、父親は再婚。しかし再婚相手が妊娠したタイミングで会社が倒産。家庭の経済状況を考えて柚奈が進学を諦めようとすると、再婚相手は堕胎すると言い出した。その言葉に柚奈は「私が赤ちゃんを殺すようなもんじゃん!」と大ショック。「私さえいなければ…」と東北の田舎から飛び出して来たのだ。

 号泣しながら内に秘めていた悲しみを吐き出す柚奈に、「辛かったね」と共感を寄せる白石。実は白石も交通事故で妹を亡くし、家族がバラバラになってしまったという悲痛なバックボーンを背負っていた。そんな白石が一人暮らす尋常ならざる豪邸に泊まることを決めた柚奈。しかし自宅に足を踏み入れた途端、白石の言動がおかしくなる。

 「家にいる間はスマホを僕に預けてほしい。スマホにはGPSがある。君の家族が捜索願を出したら警察がGPSを辿ってここに来る。そうしたら僕は誘拐罪で刑務所だ」。家中の扉や窓には過剰なほどの警備が敷かれている。軟禁されたことを悟った柚奈は偶然知ったオフィスCATに連絡するが、ゾンビのように無表情になった白石に阻まれ、電話は途中で切れてしまう。

 しかし電話を受けたヒナコは「この子、軟禁されている!」と柚奈からのSOSを瞬時に察知。そこにはヒナコの悲しい過去が関係していた。「強奪」によって、どこにいるのかもわからない柚奈を白石から救うことはできるのか?そもそも白石の目的とは?現代日本の家出系JKに明日はあるのか?

(c)ABC

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