【西郷どん】尾上菊之助、鈴木亮平と海へ「現場は刺激的でした」

5月6日(日)6時0分 オリコン

大河ドラマ『西郷どん』京都・清水寺内の成就院住職・月照を演じる尾上菊之助(C)NHK

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 「大君のためには 何か惜しからむ 薩摩の瀬戸に 身は沈むとも」——京都・清水寺内の成就院住職である月照が、西郷隆盛とともに鹿児島・桜島が浮かぶ錦江湾に入水した際に詠んだ辞世の句として伝わる。NHKで放送中の大河ドラマ『西郷どん』で月照役を演じている歌舞伎俳優の尾上菊之助は、「無念だったと思います」と想像を巡らせた。

 月照は、和歌を通じて公家・近衛家の信任を得て、そこで薩摩藩との縁が生まれ島津斉彬や西郷吉之助(隆盛)たちの一橋慶喜擁立運動を支え朝廷工作を手伝ったため、時の大老・井伊直弼に睨まれてしまい、安政の大獄で追われる身となってしまう。このとき月照に手を差し伸べたのが、西郷だった。

 「月照は、葉を歩くカタツムリを見てふと歌を詠じるような(第13回)、小さな命にも尊さを感じる非常にみやびやかな人。やがて、月照の天子様への思いと、西郷さんの国を思う情熱が、同じ方向を向いていく。2人とも欧米列強諸国の脅威が迫りつつある国情を憂い、なんとかしたかった。無念だったと思います」。

 ドラマ前半のクライマックスとなる、吉之助(鈴木亮平)と月照の入水事件(第17回、5月6日放送)。詳細は放送時のお楽しみということで。

 「入水シーンでは、おんぶなのか、抱き合うのか、いろいろ話し合いました。とにかく、この現場は刺激的でした。ひと場面ひと場面、演出家や出演者も一緒になって、『もっとこうしたらよくなるんじゃないか』とディスカッションを重ねる。熱い思いと信頼関係に満ちあふれた現場でしたので、私もそこに乗っていけたような気がします。舞台と映像のお芝居はやはり違うので、発声一つをとっても気を配るのですが、今回はそういうことにもとらわれずに、役に没頭できました」。

 今回のオファーについて、「浅からぬご縁」を感じていたという菊之助。「私どもの屋号『音羽屋』は、清水寺にある音羽の滝が由来なんです」。江戸時代から続く名門中の名門・音羽屋の長男として生まれ育ち、父は歌舞伎俳優の七代目尾上菊五郎。女方も立役も魅力的に演じる、歌舞伎界のスター。大河ドラマは『葵 徳川三代』(2000年)以来、18年ぶりの出演だった。

「役を生きるというのはどういうことか、役者にとって永遠のテーマだと思いますが、今回、映像の現場でも役になりきることの大切さ、面白さを体感できたことは、今後のプラスになるいい経験になったと思います」と話していた。

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