AV女優も出展!選挙カー対決から“う◯こ”まで!? 今年もカオスだった「ニコニコ超会議」に行ってきた

5月6日(金)14時30分 おたぽる

小林幸子。

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 4月29日、4月30日の2日間で15万人以上の来場者を動員した、「ニコニコ超会議2016」(以下、ニコ超)。今年も個性豊かなブースが並び、幕張メッセを盛り上げた。その中から、特に注目したブースを紹介する。

■刀匠の鍛錬に日本語のルーツをみた!

 昨今の刀剣女子の急増に乗っかった感のあった「超刀剣」。しかし、700年あまりの歴史をもつ刀匠たちの技はすごかった! 火おこしセレモニーでは、短刀を槌で叩き、その熱から火を取る様子が披露され、火がついたときには、「おっ」という歓声が上がった。そして、鍛錬に入ると面白い光景が。刀匠たちが、手にした槌でトントンと地面を叩いている。なんでも、刀匠たちは鍛錬の間は話さないそうで、“合図の槌を打つ”そうだ。これが、「相づちを打つ」の語源だという。伝統の技で、ひとつ勉強になった。

■“ラスボス”が始球式で見せた豪速球

 今年の「ニコ超」の目玉のひとつは、29日にQVCマリンフィールドで行われた「超野球」だろう。初開催とあって、その始球式には“ラスボス”こと小林幸子が「千本桜」の楽曲に合わせ、“勝利の女神”形態で登場した。ギリシャ神話のニーケーを彷彿とさせる翼が備え付けられた特製オープンカーから、マウンドへ降り立った小林幸子。そして、「準備をお願いします」の場内アナウンスに持ち込まれたのは、なんとバズーカー! カウントダウンに合わせて発射された球の速さは「999キロ」にも上った。これには、キャッチャーを務めた元プロ野球投手・里崎智也や、その後ろにいた千葉ロッテマリーンズのキャラクターたちも吹き飛ばされる勢い。「超始球式」にふさわしいラスボスのプレイだった。

■シン・ゴジラの魅力が分かる角度とは?

 筆者が個人的に楽しみにしていたのが、「特撮体験スタジオ〜帰ってきた特撮博物館〜」。目的は、7月29日公開の映画『シン・ゴジラ』に登場する、シン・ゴジラの雛型だ。今回が世界初披露となる。ブースの担当者に、今までのゴジラとどう違うのか、その印象の違いについて教えてもらった(公式見解ではなく、あくまでもブース担当者の私見です)。「まず、しっぽがデカイ! 昔は、人間がゴジラの中に入って、しっぽは別の人がワイヤーで吊って操作していたのですが、それだと操作できないくらいです。つまり、今回は、オールCGなので、自由度が増したのではないかと思います。そういう意味では、手が小さかったり、足が鳥みたいに屈曲している間接になっていたりするのも、中に人が入って操る制約が外れたからこそ。より怪獣っぽくなった気がしますね」とのこと。

 だから、雛型は正面からではなく、後ろから撮影した方が今回のシン・ゴジラらしさが見られるという。もちろん、顔つきも、目が小さく、キノコ雲を彷彿とさせるもこもこ感があり、最初のゴジラに似ている印象があるそう。昭和ゴジラが好きな筆者としては、シン・ゴジラが動く公開日が待ち遠しい限りだ。

■へっぴり腰で鉄骨を渡ったらまさかの……

 アニメの世界を再現した「超アニメエリア」は、アニメオタクには外せない。今回挑戦してみたのは、会場で異様な雰囲気を放っていた『逆境無頼カイジ』の「超鉄骨渡り」だ。チャレンジする人たちが、意外とスタスタ歩いて渡っているので、簡単なのかと思えば……かなり怖い。しかも、“ざわ”ボールなるビーチボールを投げられるは、強風に煽られるはで、なかなか進めない。聞くところによると、2種類ある鉄骨の実際の建築現場で使われているもので、幅は、前半のエリアは10cmだが、後半のエリアは6cmだとか。そして、この6cmの方はいい感じにしなるのだ。「ハーネスに触ったら簡単になるからダメですよ〜」とスタッフに言われるも、へっぴり腰になりながら、ハーネスにガッツリ捕まって、なんとか制限時間内に渡り切ることができた。と、ゴール地点には、ムビーカメラを持ったお兄さんが。「日本テレビです。映像を使わせていただくかもしれないのですが、いいですか?」絵的にはおいしい筆者の情けない姿が、お茶の間に流れた……かも?

■たかが「う◯こ」、されど「う◯こ」

 ユーザー企画も“変なもの”が集まっているのが「ニコ超」だ。その中でもひときわ目を引いたのが、日本うんこ学会による「ニコニコ腸会議」。なぜかマジックサンドでうんこを作るコーナーがあったり、痛便器があったり……。うんこだらけのこのブースを取材してみた。なんでも、「日本人の死因は大腸癌が1番多く、大腸癌をなくすために、大腸癌検診を受けてほしいという願いから、大腸癌検診を促す日本うんこ学会をつくりました」そうだ。そして、現在、自分のうんこをチェックする“観便”のアプリを、年内リリースに向けて開発しているという。しかも、そのアプリ『うんコレ』は、ただうんこを報告するだけでなく、腸内細菌をまとった美少女たちが、バトルをするカードゲームであるらしい。一件、バカバカしい感じにも見えるが、うんこの状態から、健康状態が分かるというから、侮れない。もしかしたら、『うんコレ』は、今年注目のアプリかも!?

■痛ドルはニコ超でもやっぱり痛かった

「ニコ超」に、またヤツらがやってきた。痛いアイドル、“痛ドル”たちだ。今年は、主催のさちこを筆頭に、キレのあるオタ芸が魅力の少女☆タコサム。108kgの巨漢、もなみ。厨二病の化身、七歌。親子ユニットで活躍中の杏音。天然不思議系振付師、飴姉妹来世。元No.1メイドの39歳、あやニャンコ。病んでるアイドル、やみんが、痛ドルユニットとして参戦。3月に行われた「痛ドルプロレスリングライブ」でお披露目した持ち歌を引っさげ、まるなげステージで痛いライブを披露した。

 彼らの本領発揮(?)が見られたのは、お笑いコンビ・モクレンの矢島伸男が作詞作曲したラップ「No Pain No Life」でのことだ。全員がステージ上でまわる振り付けの際、マイクのコードが痛ドルたちの足に絡まる。勢い余った、少女☆タコサムがステージから落下。体重に耐えきれず、気づいたら膝を擦りむいているもなみ。あえて痛いことをしているわけではないのに、なぜか痛いパフォーマンスになってしまう、痛ドルたち。これからもその痛さから目が離せない。

■AV女優が語る輝き続ける秘訣とは?

「超まるなげひろば」には、AV女優の姿も。サンバの衣装で際立っていた、峰岸ふじこだ。ニコニコ本社が出禁になっている彼女だが、リスナーの支援によって、3月に行われた「ナマスタ!2016」をはじめ、今回の「ニコ超」にも出演できたとか。「喧嘩する時代とちゃいます。リスナー様が大手でございますよ!」と勢いよく語る彼女。今回、1回100円でグッズが当たるハズレなしのくじ引きをしていた峰岸ふじこだが、売り上げはすべて熊本地震の災害義援金に充てられるという。意外にも、ブースを訪れるお客は、若い女の子やおばあさんなど女性の姿が多かった。そんな彼女に、AV女優として輝き続ける秘訣を聞いてみた。「金を使う! 美容整形に3000万以上使っております。あと、“しまくる”。若い男と遊ぶ。1回やった男と“しない”。それが若さの秘訣!」さすが、AV女優。男を取っ替え引っ替えする際に、どうやって引きつけているのかと聞くと、「誘い方、ポーズ。普通にしゃべっているのとは違います!」とのこと。AV女優も奥が深いことがわかった。

■ジェンガゲームに込められた思い

「超まるなげひろば」の一角では、真剣勝負が行われていた。「自宅警備隊宅外派遣企画部」による巨大ジェンガゲームだ。なぜジェンガゲームなのか、聞いてみた。代表の方、曰く「いろいろな企画は思い浮かんだのですが、今回に関しては、僕らは無職というテーマで活動していますので、“人生が積む”とかけまして、人生を積みましょうということで、ジェンガゲームが採用されました」ということらしい。毎回ユニークなテーマの企画を出している、自宅警備隊。来年も期待したい。

■360度どこからでも見られる金魚

 企業によるブースには、不思議なものがあった。「NTT超未来大博覧会2016」にあった、360度から見える球体のディスプレイだ。球体の中を、金魚がゆらゆらと泳いでいる。これは、48枚のスマホを使って実現しているそうで、2台のスマホの間にハーフミラーを挟んで3Dに見せる技術はNTTが、球体に映像を映す技術は、東北大学のものだという。ちょっと前までは、SFの世界でしか見られないような技術が、こうして現実になっているのをみると、長生きはするものだなと思ってしまう。

■自民党vs共産党!選挙カー対決

 今回のニコ超では、自民党と日本共産党が選挙カーを展示していた。そこで、自分の党の選挙カーの方が優れているという点を、自民党、日本共産党にそれぞれ挙げてもらった。まずは、自民党。「マイクが2つ付いていますが、これが非常に高性能なスピーカーを使っているので、より遠くまで声が聞こえます。それも、雑音が入るとかではなく、クリアに聞こえます。だから、スピーカーに高性能なものを使っているのが大きいと思いますね。たぶん、他党さんは、スピーカー自体が小さいと思います。車体は、トヨタのコースターをベースに、中は特に音響まわりで大改造しています」とのこと。

 続いて、日本共産党の選挙カーは、「一番は、スピーカーです。上昇するんですよ。上昇ポールといって、半径500mくらいの人たちに、気持ちのいい音で、耳にちゃんと伝わる音で聞いてもらえるのが、一番違いますよね。あと、選挙カーは、既製品ではないんですよ。トラックのボディを使って、全部一から作っているんです。共産党の選挙カーは、だいたい1960年代末くらいから、ずっと使い続けてきて、上昇ポールもそうですが、こういう風にした方が、街頭演説をよく聴いてもらえるという積み重ねできたので、知恵と工夫がいっぱい詰まっています」

 ちなみに、両党とも、選挙カーのお値段は、企業秘密だとか。ともあれ、選挙カーのこだわりは、音にあることがわかった。街頭演説で見かけた際は、音の違いも聞き比べてみたいところだ。


 今回も、変なもの、変ったもの、すごいものなど様々なものがカオスのように混在した「ニコニコ超会議2016」。「ニコニコ超会議2017」の開催も無事決まった。来年はどんなものが飛び出すのか、今から期待したい。
(取材・文/桜井飛鳥)

おたぽる

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