『未解決の女』原作・麻見和史がドラマレビュー 第3回 吉田栄作の"悲哀"演技を絶賛「改めてファンになりました」

5月7日(月)8時0分 マイナビニュース

女優の波瑠が主演するテレビ朝日系ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官』(毎週木曜21:00〜)。原作の麻見和史氏は、映像化された作品をどう見たのか。3日に放送された第3話をチェックしていく。

第3話では、大学教授・塚本秀平(吉田栄作)のもとで百人一首の研究をしていた女子大生・舞阪佳織(福原遥)が殺され、未解決のまま5年が経過。そして新たに彼女の当時の恋人・与田秀樹(深水元基)も殺された。矢代朋(波瑠)は足を使い、鳴海理沙(鈴木京香)は文字の知識を武器に、捜査を開始し、闇に葬られていた「5年前の真実」をあぶり出していくという内容だった。

麻見氏は、吉田演じる塚本がとても印象に残ったといい、「変わり者の大学教授という役ですが、静と動の表情を使い分け、孤独な男性の悲哀を感じさせるすばらしい演技だったと思います。改めてファンになりました」と話した。ドラマでは役者の演技で強い説得力が出ることもあり、「やはり映像の力はすごいなと感じます」と語る。

また麻見氏は、第3話の内容を「私も学生時代に日本文学を専攻していたので、興味深く視聴しました。百人一首にはそれぞれ深い意味があり、その歌の内容を関係者の心情に結びつけたところは、よく考えられていたと思います」と振り返った。

百人一首がテーマとなったことについては、原作シリーズでも理沙が個人のメモ、本やパンフレット、企業の社外秘文書まで、数多くの証拠品を扱っていることを踏まえ、「そういった特徴をスタッフの方々が膨らませた結果、今回は百人一首が登場したのではないでしょうか」と分析する。

麻見氏は「改めて百人一首というのは奥の深いものだと感じました。現代人にとって歌の解釈は絶対ではないかもしれません。それでも、何百年も前から人の想いは変わらない。だからこそ理沙たちは、歌から関係者の心理を想像できたのではないか、という気がします」と振り返った。

次回の第4話(10日放送)では、橋から転落した女性の車から採取された毛髪が、15年前に神隠しのごとく失そうした主婦・里美(真飛聖)のDNAと一致。朋は車内にあった”謎の数字文書”を手掛かりに、捜査に奔走する一方、里美が残した文字を見た理沙は「字が泣いている」と言い出す。

原作シリーズ: 麻見和史「永久囚人 警視庁文書捜査官」(角川文庫/4月25日発売)

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