『ミッション:インポッシブル』来日イベントで奇抜なファッション“安心してください、はいてます”
2025年5月7日(水)6時44分 オリコン
映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』のジャパンプレミア・レッドカーペットイベントに奇抜なファッションで登場したポム・クレメンティエフ (C)ORICON NewS inc.
なかでも注目を集めたのは、ポム・クレメンティエフの個性的なファッション。透明なビニール素材にキャミソールとスカートがプリントされた斬新なスタイルで登場し、一見して「裸?」とざわつかせたが、実際はヌードカラーの下着を着用していた。
マーベル・スタジオの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでマンティス役を演じ、世界的な注目を浴びたポムは、前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』(2023年)でパリス役に抜てき。サイレントキラーとしての圧倒的な存在感とアクションでファンを魅了した。前作では重傷を負いながらもイーサン・ハント(トム・クルーズ)に命を救われ、今作にも続投する。
カナダ出身のフランス人であるポムは、父親の仕事の関係で幼少期に2年間、日本に住んでいた経験があることでも知られている。
イベントは午後4時過ぎから約3時間にわたり行われ、ポムも笑顔でサインや写真撮影に応じ、ファンとの交流を楽しんだ。トークセッションでは、トム・クルーズから「ポム、グレッグ、何か一言」と振られ、「I love you, …」と言いかけた瞬間にグレッグ・ターザン・デイヴィスの声とかぶってしまい、言葉を続けようとしたところで、トムの締めのあいさつにさえぎられてしまう一幕も。トムやサイモン・ペッグもついからかってしまうポムの愛されキャラが垣間見えた。
トム・クルーズは、日本語で「ありがとう」と言いながら左手でハートマークを作り、こう語った。
「本日はお越しいただき、本当にありがとうございます。皆さんのことを心から愛しています。そして温かく迎えてくださったことに、心より感謝申し上げます。また、共に歩んできた素晴らしいキャストの皆さんにも、この場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います。皆さんに心から敬意を表します。
もう7年もの間、私たちは共に生活し、共に仕事をしてきました。だからこそ、私は彼らのことを本当に誇りに思っています。彼らが大好きです。そして監督のクリストファー・マッカリーとは、もう20年近く一緒に過ごしてきました。皆さんが成し遂げてきたことに、私は心から誇りを感じています。
前回は日本に来ることができなかったので、今回のワールドツアーをここ日本から始められたことを、本当にうれしく思っています」
このあと、トムの掛け声で映画の象徴「Light the fuse!(導火線に火をつけろ!)」をテーマに、都庁舎の壁面に特別映像を投影するプロジェクションマッピング演出が行われた。
前作では全米映画俳優組合のストライキの影響で来日直前に中止となったが、今回は、主演のトム・クルーズを筆頭に、サイモン・ペッグ、ポム・クレメンティエフ、ヘイリー・アトウェル、グレッグ・ターザン・デイヴィス、そしてクリストファー・マッカリー監督がそろって来日。
この日のイベントは、東京都の後援を受けて実施され、ハリウッド映画のイベントとしては史上初めて、東京都庁都民広場を舞台に開催。小池百合子都知事が開会宣言を行い、トムたちを歓迎した。
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月23日、日米同時公開される。