ポスト安倍時代を占う閣僚14人の「GW外遊」の打算

5月7日(月)16時0分 NEWSポストセブン

麻生氏はフィリピンへ(EPA=時事)

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「国会緊迫」といわれるなか、大臣14人が大型連休に外遊へ出た。


「通常、大臣の外遊機会は5月の連休と国会閉会後の8月の2回あるが、安倍政権がいつまで持つかわからないから、この連休に外遊日程を詰め込めるだけ詰め込んだ」(経済官庁幹部)


 14人の訪問国はのべ30か国ほどになる。ハイシーズンでチケットが高かろうと、税金だから懐は痛まない。


 国民の目が届きにくい外遊は様々な政界工作の舞台にもなる。2017年7月には安倍晋三・首相と岸田文雄・外相(当時)がベルギーのブリュッセルで会談し、「政権禅譲」の密約が交わされたとの情報が取り沙汰された。


 今回は、野田聖子・総務相ら“反安倍派”が、解散・総選挙をにらんでか、国内に留まる一方、機上の人となった大臣の外遊先からも安倍3選の支持・不支持を巡る思惑が垣間見える。


 まず安倍外交の“後継者”として野心満々なのが河野太郎・外相だ。


 安倍首相の中東歴訪の前にヨルダンに乗り込んで約16億円の援助を決め、首相に手土産を持たせた。「大臣は空振り続きの安倍外交に取って代わるんだと気負っている」(外務官僚)との声があがる。


 一連の財務省のスキャンダルで野党から辞任要求が出ている麻生太郎・財務相はフィリピンへ。アジア開発銀行の年次総会出席などが渡航目的だが、「4月中旬から5月上旬まで、外遊を立て続けに入れていた。中には国会の了承を得られないものもあったが強行した」(財務官僚)と、一刻も早く海外逃亡したかったと見られる。


 そして政財界200人の大訪問団を引き連れてロシアを訪問して権勢を見せつけたのが二階俊博・幹事長だ。その随行の中に、失脚した稲田朋美・元防衛相まで加わっていた。二階派議員は容赦ない言い方をする。


「彼女が再起を図るには、先が見えた安倍総理より二階さんに取り入った方がいいと計算したんじゃないか」


 いずれも打算に満ちた“卒業旅行”だったようだ。


※週刊ポスト2018年5月18日号

NEWSポストセブン

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