TOKIO山口達也さんの一件で「ジャニーズ事務所崩壊」と捉えるのは早計だ

5月7日(月)22時0分 週刊女性PRIME

ジャニーズ事務所

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 TOKIOのメンバー・山口達也さんがジャニーズ事務所から契約解除となった。大方の予想通りの処分となったわけだ。

 事件を振り返ってみると、現役のジャニーズタレント。それも好感度が高い山口さんが、まさか、強制わいせつ事件を起こすなんて。誰が想像しただろう。

 前代未聞の展開に、所属事務所も混乱したに違いない。

「昔と現在では状況がだいぶ違います。所属タレントが増え過ぎると、全員に仕事を回すのが厳しくなります。それは所属タレントを多く抱えるほかの事務所も同じですが、所属タレントが男性アイドルだけというのは、先が見えにくい。

 だからベテランたちは司会業などにスイッチさせています。ジャニーズ事務所が取り始めた生き残り戦略といってもいいでしょう」(芸能プロ関係者)

 しかし、今回のような事件が起こると、その戦略は裏目に出ることになる。

「まず当人が情報番組のMCでしたので、当然降板となります。ほかにもMCを務めている人は多いです。その人たちは、この事件が扱われるたびに触れないわけにはいきません。ジャニーズタレントの活躍の場が広がった結果ですから、“自縄自縛”と揶揄されてもしかたないですね」(テレビ局関係者)

 同僚の不祥事を主観を交えつつ、客観的に報じなければならないのだから彼らの負担はかなりのものだろう。

 たしかに、過去にジャニーズタレントが何か問題を起こしたとき、これほど深く掘り下げ、長く報道された記憶はない。グループのひとりが不祥事を起こしたときに、マスコミを集めてほかのメンバー全員で謝罪会見を開いたことも、後輩たちがコメントを出すこともなかったと思う。

「これまでは、メディアの事務所に対する忖度がかなりあったからです。今回の場合は、事件性と社会的な反響を考えてそれができなかったのでしょう」(ワイドショースタッフ)

■本当にジャニーズ事務所は衰退していくのか



 そのため「ジャニーズ帝国の凋落。影響力がなくなった。崩壊は目の前」とささやく声も聞こえてくるが、それに異論を唱える人も。



「今の時代、今回のような事件で、報道を抑えようとするのは無理です。呼称に関して忖度するくらいでしょう。それはほかの大手事務所に関しても同じです。だからと言って、事務所の力がなくなったとか、崩壊だと取るのは短絡的です。

 ジャニーズ事務所は今、近代化に向けていろいろ試行錯誤していますし、何しろ活躍しているタレントが多く、層が厚い。そう簡単に崩壊はしないでしょう。

 ただジャニー社長のプロデュース能力とタレント発掘能力、メリー副社長の経営能力を受け継ぐ人が出てこないとどうなるかわかりませんが」(前出・芸能プロ関係者)

 また、

「影響力がなくなったことは、決してマイナスではないと思います。テレビ局やメディアと芸能事務所の本来あるべき関係に戻ることができるわけですから。事務所の力に関係なく、実力のあるタレントや俳優が起用されるという、あるべき姿にです」(テレビ局関係者)

 山口に下された処分は当然と言えば当然。しかしファンの中には厳しいと指摘する人もいる。そんなファンの心理を考慮してか、事務所がマスコミに送ったFAXには、

《山口の置かれている状況などを鑑み、彼を育ててきた立場として、社会に責任を果たすために必要な支援を今後も積極的かつ継続的に行って参る所存でございます》

 という一文が添えられていた。

「不祥事を起こしたとはいえ、会社に多大な利益をもたらしてくれたタレントをバッサリ切るだけじゃない、ジャニーズ事務所は冷血ではないと言いたかったのでしょう。これによって、SMAP騒動で悪化したイメージは回復するのではないだでしょうか」(前出・芸能プロ関係者)

 CDデビューの廃止、ウェブでの写真使用解禁など、ジャニーズ事務所も時代に沿って変貌しつつある。その過渡期で起きた事件は、芸能界の、あるいは事務所の未来を左右するのかも⁉

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>

◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。

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