『べらぼう』18回予告。<そもそも生まれてきたのが間違いだったんだって!>悲痛な声をあげる謎の男性。妖怪画の大御所・鳥山石燕の元で絵を学んだ彼がつぶやいた名は…
2025年5月9日(金)12時50分 婦人公論.jp
(『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』/(c)NHK)
大河ドラマ『べらぼう』予告
横浜流星さん主演で、2025年放送予定の大河ドラマ『べらぼう』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。
第17回「乱れ咲き往来の桜」が5月4日に放送。その最後に流れた第18回「歌麿よ、見徳は一炊夢」の予告が話題になっています。
*以下「乱れ咲き往来の桜」の放送内容のネタバレを含みます。
●「乱れ咲き往来の桜」あらすじ
蔦重が青本など10冊もの新作を一挙に刊行したことで、認知度が急上昇した耕書堂。
そんな中、うつせみ(小野花梨さん)と足抜けしたはずの新之助(井之脇海さん)と再会した蔦重。
話の中で、子供が読み書きを覚えるための<往来物>と呼ばれる手習い本に目を付けることに。
一方の意次(渡辺謙さん)は、落成した相良城の視察のため、三浦(原田泰造さん)と共にお国入りする。
繁栄する城下町を見た意次が考えたのは…。
次週予告
*以下、本編直後に流れた第18回「歌麿よ、見徳は一炊夢」の予告。
「唐丸だよな?」と訊ねる蔦重。
すると場面は吉原が大火に包まれたあの日に戻る。
屋根の下敷きになった女性が「あんたはどうしたって死なない鬼の子だからねえ!」と男の子へ憎々しく告げる。
目の前の火を呆然と見つける謎の男性(染谷将太さん)。
<絵で心は救えるか>
謎の男性がかがんで絵を描く様子が映る。
「そもそも生まれてきたのが間違いだったんだって!」と悲痛な声をあげる。
「ちゃんと…絵をやってみねえか?」と問う妖怪画の大御所・鳥山石燕(片岡鶴太郎さん)。
その下に流れるのは<絵で心は救えるか>の文字。
「歌麿…」
「おいね!」と怯えた表情を見せる松葉屋半左衛門。
松葉屋の女将・いねが刀を振りかぶる。
「ふざけんじゃねえ!」との声を背景に、大蛇を斬りつけるいね。
(『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』/(c)NHK)
「夢から覚めても、また夢」との声を背景に、立ち上がる将軍・家治、怪訝な表情の田沼意次、女郎から歓待を受ける朋誠堂喜三二<平沢常富>、花魁姿として着飾った大文字屋の女郎・誰袖の姿が続けて映る。
絵を見つめる謎の男性が「歌麿…」と呟く。
蔦重に肩を組まれて、走った先は——。
ーーー
大河ドラマ第64作となる『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった、”蔦重”こと蔦屋重三郎が主人公。
蔦重を演じるのは、NHKドラマ初出演となる横浜流星さん。脚本は、連続テレビ小説『ごちそうさん』大河ドラマ『おんな城主 直虎』などを手掛けた森下佳子さん。
さらに語りは、蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として、綾瀬はるかさんが担当する。
関連記事(外部サイト)
- 次回『べらぼう』あらすじ。絵師・北川豊章を追った先である人物と出会った蔦重。その男の名は…<ネタバレあり>
- 本郷和人『べらぼう』本草学に医学、絵や鉱山開発まで手掛けた<山師>平賀源内。稀代の天才が幕府や藩への仕官を許されなくなった深いワケとは…
- 本郷和人『べらぼう』一日に五人の相手をさせられた瀬川。実際に<吉原の営業>がどうなっていたかというと…落語「五人廻し」から高級遊女のルーティンを考える
- 本郷和人『べらぼう』平均寿命「22.7歳」。生理が来ればすぐに客を取らされ、吉原から出られないまま人生を終えて…<生れては苦界 死しては浄閑寺>女郎の一生から見た「吉原の闇」
- 『べらぼう』<蔦重を生きる>横浜流星。小芝風花は「吉原の女性像すべて表現してくれた」演出担当が語る非情な森下脚本の今後、瀬川の次のヒロインは…