藤井聡太名人、防衛“王手”なるか!永瀬拓矢九段が初白星手にするか 注目の“関西国際空港対局”再開/将棋・名人戦第3局
2025年5月10日(土)9時5分 ABEMA TIMES

将棋の第83期名人戦七番勝負第3局は5月10日、藤井聡太名人(竜王、王位、王座、棋聖、棋王、王将、22)が前日に封じた52手目が開封され、挑戦者の永瀬拓矢九段(32)の手番で再開された。
関西国際空港開港30周年を記念して開催されている名人戦第3局。永瀬九段の先手で始まった注目の一局は、藤井名人が2手目に公式戦で2局目の採用となる角道を開ける一手を志向。様々な戦型が想定された中、角交換を拒否して相矢倉の戦いに決まった。
早々に前例のない戦いへと突入し、永瀬九段はたっぷり時間を投入して藤井名人の狙いを探ることに。藤井名人は中住まいに組んでバランス型に構え、持久戦に備えていた。スローペースの戦いへと発展すると、午後には藤井名人がたっぷり時間を投入。本格的な戦いが始まったものの千日手も視野に入る進行とあり、指し掛けの定刻前にはやや苦しいそうな表情で考え込む様子も見られた。
封じ手の開封から始まった第3局2日目。藤井名人が前日に封じたのは銀を下がる一手だった。依然として千日手の可能性が残る展開となったため、2日目午前中から緊迫感が漂うこととなりそうだ。藤井名人の3連勝か、永瀬九段がシリーズ初白星へ向かうか。再開直後の進行から目が離せない。
持ち時間は各9時間の2日制。
(ABEMA/将棋チャンネルより)