やっぱり生き残れないのか…「ジークアクス」でも変わらず、戦死エンドだったドズル中将

2025年5月10日(土)22時0分 ABEMA TIMES

 4月より放送がスタートしたアニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第2話では、かつてのファンを思わずしんみりさせる、ある事実が語られた。それはジオン公国軍のドズル・ザビ中将が戦死していたという報告である。

【映像】ジークアクスでも戦死報告だったドズル中将(16分5秒ごろ〜)

 シャア・アズナブル大佐(CV:新祐樹)とシャリア・ブル(CV:川田紳司)の会話の中で、「5日前にソロモンが落ち、ドズル中将が戦死されたと聞きました」というセリフがごく自然に差し込まれた。直接的な描写はないものの、ジオン軍が勝利した世界線であっても、ドズル中将はやはり命を落としていたことが明かされる。

 ドズル・ザビ(CV:郷里大輔)といえば、アニメ「機動戦士ガンダム」ではソロモン攻略戦のさなか、妻と娘を脱出させた後、自ら巨大モビルアーマー・ビグ・ザムに搭乗。部下たちを脱出させると、たった一人で多くの地球連邦軍の戦艦を撃破した。

 最後はガンダムの前に倒れたが、ビグ・ザムが爆発する寸前まで「やられはせんぞ! やられはせんぞ! 貴様ごときに、やられはせん! ジオンの栄光、この俺のプライド。やらせはせん! やらせはせん! やらせはせんぞー!」とガンダムに向け銃を乱射しながら爆発に呑まれていった。

 その壮絶な姿は、敵味方を超えて心に残る名シーンのひとつだった。それだけに、あっさりとした戦死報告は、どこかやるせない余韻が残る。

 アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の世界は「一年戦争でジオン軍が勝利していたら」というif設定で描かれているが、すべての人物が救われているわけではない。ドズルはやはり、どんな戦況にあっても最前線に立ち続けた男だったのだろう。

 ファーストガンダムで彼が守り抜いた家族は以降のガンダムシリーズでも登場するが、はたから見る限り“幸せ”とは言い切れないものだ。だからこそ、アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の世界ではきっと違っていると信じたい。ゼナ夫人、ミネバ・ザビのふたりには穏やかな日々が訪れていてほしい——そんな祈りを抱かずにはいられない。

 「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」は、1979年から続く「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作。宇宙に浮かぶスペースコロニーで平穏に暮らす女子高校生のアマテ・ユズリハが、少女ニャアンとの出会いにより、非合法なモビルスーツ決闘競技《クランバトル》に巻き込まれていく物語だ。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズなど手がけるスタジオカラーとサンライズの共同制作が話題を呼び、テレビシリーズに先駆けて今年1月に公開された劇場版は、興行収入30億円を超える大ヒットを記録した。

(C)創通・サンライズ

ABEMA TIMES

「戦死」をもっと詳しく

「戦死」のニュース

「戦死」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ