シンデレラ城のモデルにも!“世界で一番行きたいお城”でイタリア美男を堪能

5月10日(火)13時0分 シネマカフェ

『ルートヴィヒ デジタル修復版』

写真を拡大

イタリアが生んだ孤高の巨匠ルキーノ・ヴィスコンティ監督の生誕110年&没後40年を記念し、彼の代表作2作を上映する「ヴィスコンティと美しき男たち〜アラン・ドロンとヘルムート・バーガー〜」。ヴィスコンティに寵愛された2人のイタリア美男の姿が最高画質で蘇る特集上映で、特にヨーロッパの“最も美しき王”を描いた『ルートヴィヒ』のデジタル修復版は今回が日本初上映。しかも、ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとなった、“世界で一番行きたいお城ランキング”1位に輝くノイシュヴァンシュタイン城を舞台にしている。

『ルートヴィヒ』は、美貌の王として知られた第4代バイエルン国王ルートヴィヒII世の狂気と官能を豪華キャストと全編オールロケで壮大に描く、237分の豪華絢爛超大作。18歳で国王に即位したものの、オーストリア皇后エリザベートへの恋は叶わず、心酔する音楽家ワーグナーにも想いが通じず、芸術と孤独に逃避していくルートヴィヒII世。本作は、理想と現実に引き裂かれ、失意と孤独に生きた国王が40歳で謎の死を遂げるまでを重厚に描き出す。

ヴィスコンティの『地獄に堕ちた勇者ども』『ベニスに死す』に続く「ドイツ三部作」最終章を飾る傑作として知られる本作。酷寒のドイツ、オーストリア・ロケがたたった彼は、一度は血栓症に倒れるも、執念で回復、約240分の作品として完成させたが、劇場では契約によりやむを得ず185分に編集したものが公開された。ヴィスコンティの死後、当時のスタッフが本人の意図に限りなく近い形で237分の作品に復元させた。

ルートヴィヒII世といえば、ワーグナーのパトロンとして知られ、音楽、芸術、建築に浪費に次ぐ浪費を繰り返し、“狂王”とも呼ばれたほど。特に、城の建築に夢中になり、ヴェルサイユ宮殿を模したヘレンキームゼー城、大トリアノン宮殿、リンダーホーフ城など、数々の有名な城を建設。

中でも、東京ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとなったといわれ、世界最大級の米旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」による“死ぬまでに行きたい世界のお城ランキング”や、日本有数のランキングサイト「ランキングシェア」にて“一度は行ってみたい! 世界のお城ランキング”の1位に輝くノイシュヴァンシュタイン城は、いまでは観光地として大人気。本作の舞台としてもふんだんに使用され、その豪華で耽美な雰囲気は劇中でもたっぷりと堪能できる。また、主演のヘルムート・バーガーが演じた孤高の王は、妖しく光を放つ月のような狂気を帯びて、観客を陶酔の世界へと導くはずだ。

一方、もう1本の『山猫』も、4K修復版での劇場公開は日本初。アラン・ドランが演じた若きシチリアの貴族は、混沌する時代の変動期に太陽のように人々を魅了。全編の約3分の1を占める大舞踏会シーンは、撮影に36日間を費やし、メインキャスト20人のほか、実際のシチリア貴族を含む240人のエキストラが参加、映画史上の伝説の1つとして数えられている。

衣装、細部の調度品にいたるまで、全てにヴィスコンティの美意識によって選び抜かれた本物が使用された『山猫』は、あのマーティン・スコセッシも「私たちの最高の宝物が返ってきたのだ。その完全なる美しさをまとって」とコメントを寄せており、スコセッシが設立した「ザ・フィルム・ファンデーション」と「グッチ(GUCCI)」の資金提供により、退色と損傷の激しかったフィルムが1万2,000時間かけて4Kにて修復されている。

まるで夢のようなお城や舞踏会…。その優美で絢爛な世界観の中で、イタリアを代表する美しき男たちと巨匠の細微にいたるまでの美へのこだわりを堪能してみては。

「ヴィスコンティと美しき男たち〜アラン・ドロンとヘルムート・バーガー〜」『山猫 4K修復版』『ルートヴィヒ デジタル修復版』は、5月14日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。

シネマカフェ

「イタリア」をもっと詳しく

「イタリア」のニュース

BIGLOBE
トップへ