2025年春ドラマ23作、“視聴率無視”でガチ採点 “月9”高評価の理由とは? 令和の日本が失ったリーダー像
2025年5月10日(土)18時0分 マイナビニュース
●NHKらしい地に足のついた物語
主要23作がそろった2025年春ドラマ。今回もドラマ解説者の木村隆志が、主要新作の初回放送をウォッチし、俳優名や視聴率など「業界のしがらみを無視」したガチンコでオススメ作品を探っていく。
別記事(2025年春ドラマ、オススメ5作発表&23作の傾向分析「絶妙なリアリティー」「若手・中堅俳優に刺激」)において2025年春ドラマの主な傾向を【[1]月9と日曜劇場に積み上げられたスタッフの力 [2]“アラ還”の大ベテラン主演がそろい踏み】の2つと解説。
おすすめドラマとして、『続・続・最後から二番目の恋』(フジ系 月曜21時)、『しあわせは食べて寝て待て』(NHK総合 火曜22時)、『PJ 〜航空救難団〜』(テレ朝系 木曜21時) 『波うららかに、めおと日和』(フジ系 木曜22時)、『キャスター』(TBS系 日曜21時) の5作を選んだ。
本記事では、それらを含む主要23作のレビューと目安の採点(3点満点)を挙げていく。
『続・続・最後から二番目の恋』 月曜21時〜 フジ系
出演者:小泉今日子、中井貴一、坂口憲二ほか
寸評:ヤエル・ナイムの挿入歌「Go to the River」で11年のブランクを超えて没入。世界観はそのままだが、関係性や心理にはゆるやかな変化を加えている。特に千明と和平は物理的な距離感こそ変わらないものの、心の距離感は着実に接近。人生の棚卸しをするように会話を重ねていく姿に恋の概念を考えさせられる。鎌倉での理想郷を思わせる暮らしにファンタジーが漂う一方、登場人物が俳優の実年齢と同じペースで歳を重ねているためリアリティも十分。人生における侘び寂びが感じられる。千明と長倉家を見守り、ともに生きていく…多くの人々に寄り添う作品として、シリーズ作では異例の右肩上がりで支持上昇か。
採点:【脚本☆☆☆ 演出☆☆☆ キャスト☆☆☆ 期待度☆☆☆】
『あなたを奪ったその日から』 月曜22時〜 カンテレ・フジ系
出演者:北川景子、仁村紗和、大森南朋ほか
寸評:「主人公女性が子どもを誘拐」という筋書きは15年前の名作『八日目の蝉』『Mother』と同じ。ただ、今作の大義は「愛娘の死と復讐」であり、前2作の「不倫と堕胎」「孤独と虐待」という劣らぬ必然性はある。「逃げ切れるのか」「子どもを手なずけられるのか」「芽生えた愛情や絆の行方は」などの展開は緊迫感であふれ、両作を知らない世代には新鮮だろう。北川の鬼気迫る演技と子役の愛らしさが鍵を握っている。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 期待度☆☆】
『夫よ、死んでくれないか』 月曜23時6分〜 テレ東
出演者:安達祐実、相武紗季、磯山さやかほか
寸評:テレ東の十八番「夫が震える」シリーズの新作はより過激なコンセプト。“社会的に抹殺”でも“家庭を壊す”でもなく“死んで”は最大級のインパクトがある。それだけに「こんな酷い夫なら仕方ないかも」の設定や「誰も死にそうにない」の展開に拍子抜け。序盤は妻たちが「本当に夫を殺したがっているのか」が伝わらず、親友3人の衝突などもなく、大きな動きがほしいところ。復讐、サスペンス、謎解き、裏切りという4つの要素をうまくさばき切れるか。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 期待度☆☆】
『天久鷹央の推理カルテ』 火曜21時〜 テレ朝系
出演者:橋本環奈、三浦翔平、畑芽育ほか
寸評:「医療版シャーロック・ホームズ」というコンセプトは、小説では画期的でも、連ドラにおいては超保守。中高年層の支持を集めなければ数字は得られないコンセプトであり、主人公の傍若無人キャラと若手キャストで苦戦必至か。序盤は笑わせるシーンの不発が続き、木村ひさし監督のポップな演出との相性にも不安が残る。
採点:【脚本☆☆ 演出☆ キャスト☆ 期待度☆】
『人事の人見』 火曜21時〜 フジ系
出演者:松田元太、前田敦子、桜井日奈子ほか
寸評:今をときめく現役アイドルであり、新たなバラエティスターである松田元太の起用はタイムリーで苦境のフジを明るく照らしたいところ。愛されキャラを生かした脚本のあて書きには納得だが、肝心の主人公はバラエティにおける松田の魅力を超えていない。退職代行、パワハラ、隠れ残業、副業、人事の多様性など、各話のテーマは多彩かつ意欲的だけに、人見の解決方法に納得感が得られるかが成否を分けそう。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 期待度☆☆】
『しあわせは食べて寝て待て』 火曜22時〜 NHK総合
出演者:桜井ユキ、宮沢氷魚、加賀まりこほか
寸評:病気で健康、仕事、部屋、将来設計を失ったヒロインが薬膳に出会い、超スローペースで人生を歩み直していく。さらに1話ごとに異なる生きづらさを抱える女性が登場し、主人公とふれ合うことで小さな一歩を踏み出していく…というNHKらしい地に足のついた物語。地味でも身体が喜びそうな薬膳ご飯も、古い団地の住民や小さなデザイン事務所同僚のさりげない言葉に温かさが漂い、優しく背中を押されるよう。劇中の「生産性や向上心がなくても大丈夫」というセリフ通りの人生賛歌であり、これほど丁寧な人間描写の脚本・演出は希少。
採点:【脚本☆☆☆ 演出☆☆☆ キャスト☆☆☆ 期待度☆☆☆】
『対岸の家事〜これが私の生きる道!〜』 火曜22時〜 TBS系
出演者:多部未華子、江口のりこ、ディーン・フジオカほか
寸評:時折、芯をつくようなセリフがある一方で、脚本のバランスは微妙なライン。専業主婦、働くママ、育休パパ、妊活女性などの描写が一面的でリアリティが薄く、多様性の尊重というムードにつながらず。女性の共感を集めたいのなら専業主婦を実際以上にレア扱いせず、仕事と子育てを無難に両立しているママなども交えたほうが女性の奮闘や悩みに寄り添った作品になるのではないか。真裏の『しあわせは食べて寝て待て』と比べると人間模様の描き方に粗さを感じさせられる。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 期待度☆☆】
●ハラスメント全盛の時代に体育会系指導
『パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実』 火曜23時〜 カンテレ・フジ系
出演者:伊野尾慧、伊原六花、松倉海斗ほか
寸評:「妻が事故死したが部屋で再会。夫も死んでいた?」「会えるのは“ミックス”という現象の1日3分だけ」。初回から解釈困難な展開が続き、パラレルな2つの世界が交錯することで、事故死の謎解きも難解に。よほどのファンタジー好きでなければ我慢を強いられる作品。火曜23時枠はSTARTOタレントのラブストーリーに特化したのか。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆ 期待度☆】
『恋は闇』 水曜22時〜 日テレ系
出演者:志尊淳、岸井ゆきの、森田望智ほか
寸評:「愛した男は連続殺人鬼なのか?」というヒロイン目線で恋の判断力を問うコンセプトは吸引力十分。ただ、「ホルスの目殺人事件」の描写に幼さは否めず、進展の遅さに耐えられない視聴者もいるだろう。舞台はテレビ局と週刊誌の報道だけに『キャスター』と似たシーンが目立つこともマイナス材料に見える。事件も恋もロングミステリーであり、終盤に向けて尻上がりに注目度を上げていきたいところ。
採点:【脚本☆☆ 演出☆ キャスト☆☆ 期待度☆☆】
『Dr.アシュラ』 水曜22時〜 フジ系
出演者:松本若菜、佐野晶哉、渡部篤郎ほか
寸評:ハードボイルドなスーパードクター、未熟な研修医、救命科廃止の陰謀、病院内のパワハラなど、医療ドラマのド真ん中。さらに、1人で2人の患者を同時に手術、一瞬で病状を見抜く千里眼、急患が来る前に気づく第六感、病院を抜け出して災害現場へ向かう…などツッコミどころ満載で令和のアップデートは見当たらず。それでも松本の力強い演技と美しさが作品をけん引。松山博昭監督らしいライティングにこだわった映像で医療シーンのグロさを中和している。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 期待度☆】
『PJ 〜航空救難団〜』 木曜21時〜 テレ朝系
出演者:内野聖陽、神尾楓珠、石井杏奈ほか
寸評:航空自衛隊全面協力の映像は迫力十分で、ゴリゴリの体育会系指導はハラスメント全盛の時代にむしろ痛快。どちらも「命を守る最後の砦」としての説得力につながっている。なかでも内野演じる教官の突き抜けたパワーと熱血さは強烈。率先して汗をかき、大声を張り上げ、若き訓練生たちを引っ張る姿に、令和の日本が失ったリーダー像が見えるよう。懸命に食らいつく訓練生のまっすぐな瞳、過去を乗り越えて成長していく姿にも感動を誘われる。不安定な国際情勢や天候不順が続き、フジの『海猿』が制作されなくなった今、存在意義は高い。
採点:【脚本☆☆☆ 演出☆☆☆ キャスト☆☆☆ 期待度☆☆☆】
『波うららかに、めおと日和』 木曜22時〜 フジ系
出演者:芳根京子、本田響矢、和久井映見ほか
寸評:昭和初期のラブストーリーだからこそ、「結婚が先」で「恋愛が後」という逆転現象が起き、「会ったことがない」という設定も含め新鮮さが際立っている。「名前を呼ぶ」「手を握る」ところから少しずつ心を通わせていく過程を丁寧に描いたある意味、贅沢なラブストーリー。謙虚で奥ゆかしく、互いを思い、いたわり合う2人のキャラクターに引かれる。昨今の連ドラに付き物の話題性狙いの急展開や、思わせぶりな考察要素などがないことも差別化に。心の声が多めの脚本と、身振り手振りが多めの演出はもう少し抑えていい感もあるが、このほうが若年層にはわかりやすいのかもしれない。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆☆ キャスト☆☆☆ 期待度☆☆☆】
『彼女がそれも愛と呼ぶなら』 木曜23時59分〜 読テレ・日テレ系
出演者:栗山千明、伊藤健太郎、千賀健永ほか
寸評:不倫ドラマが供給過多の中、“複数恋愛”は一歩進んだコンセプトという狙いだが、見る人を選ぶテーマであることは間違いない。「そんな愛の形はアリか」という問題作として見られる人はもちろん、10人超の恋愛模様を詰め込むなど、意外にバランスの取れた物語に。三股を平然とこなすヒロインより友人の絹香(徳永えり)が気になる人も多そう。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 期待度☆☆】
『失踪人捜索班 消えた真実』 金曜21時〜 テレ東系
出演者:町田啓太、小泉孝太郎、菅生新樹ほか
寸評:「日本の年間行方不明者数・約8万人」という入口と「民間の失踪人捜索チーム」という設定は、既存の刑事ドラマとは似て非なるもの。元刑事に加えて、ITの天才、演技の達人ら各分野のプロフェッショナルが集うチームの捜査もやり取りも楽しい。「愛する妻の失踪解明」という大テーマをどのように盛り上げていくのか。捜査一課に留まり、刑事としてバディを組む小泉の役柄を生かしたいところ。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 期待度☆】
『イグナイト -法の無法者-』 金曜22時〜 TBS系
出演者:間宮祥太朗、上白石萌歌、三山凌輝ほか
寸評:「訴訟をたきつけ大金を稼ぐ」「無法者の弁護士」という入口に鮮度はなく、見どころは演出。気鋭のクリエイターが集うBABEL LABELが初めてGP帯ドラマを制作するだけに業界の注目度は高い。序盤の展開と映像はアクションなども含め、メンバーの藤井道人監督が手がけた『アバランチ』(フジ系)のムードが漂っている。いかに弁護士ドラマの枠からはみ出してくれるのか。より意外性ある物語が求められる。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 期待度☆☆】
『魔物』 金曜23時15分〜 テレ朝系
出演者:麻生久美子、塩野瑛久、佐野史郎ほか
寸評:「日韓クリエイターの共同制作」が目玉だが、肝心の脚本は日本人のみで物足りなさを感じる。「愛した男は殺人犯なのか」というラブサスペンスは『恋は闇』と同じで目新しさはなく、やはり不倫、DV、殺人、そしてベッドシーンを押し出したインパクト勝負か。旬の俳優である塩野の輝きで、「韓国ドラマが好きか」を問わず女性層を引きつけそう。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 期待度☆】
●“エンタメ巧者”日曜劇場の差別化とは
『ディアマイベイビー〜私があなたを支配するまで〜』 金曜24時12分〜 テレ東系
出演者:松下由樹、野村康太ほか
寸評:「ゆがんだ愛情を描いた狂愛サスペンス」と掲げているように、往年の大映ドラマを思わせるコンセプト。深夜帯だけに松下の怪演に手加減はなし。母性でも依存でもない謎の狂愛を見せ、あえて美魔女を選ばなかったキャスティングが効いている。無垢さと脆さがにじむ新人俳優役の野村もハマリ役のムード。サイコものはハマる人にはハマる。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 期待度☆】
『なんで私が神説教』 土曜21時〜 日テレ系
出演者:広瀬アリス、渡辺翔太、岡崎紗絵ほか
寸評:数々のヒット作を生み出した日テレ“土9”らしい学園ドラマ。無職生活から脱却するために教師になり、したくないのに説教をせざるを得ない状況に追い込まれてしまう…。“リアル学校エンターテインメント”と掲げているが、「いかに説教せずどう指導していくか」を追求する教育現場のリアルとは真逆の感がある。週替わりのテーマは、イジメ、教室内二股、不登校、家庭の経済的問題、モンペなど、おおむね過去の学園ドラマを踏襲。解決に導く主人公の説教は、『学校のカイダン』『最高の教師』と同様に演説のような長さで見る人を選ぶ。学校を牛耳る「あの人」、学校改革委員会、退学候補者リストなどの設定も含め、日曜劇場のようなエンタメ化を意識しすぎた感がある。
採点:【脚本☆☆ 演出☆ キャスト☆☆ 期待度☆☆】
『ムサシノ輪舞曲』 土曜23時〜 テレ朝系
出演者:正門良規、高梨臨、高地優吾ほか
寸評:「10年間の片思い」「10歳の年の差恋」「お隣さんとの恋」「ライバル登場で三角関係」とクラシックな少女漫画的な筋書きが目白押し。あまり考えずに“キュン”を楽しむSTARTO恋愛ドラマ枠「オシドラサタデー」の王道と言っていいだろう。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆ 期待度☆】
『ミッドナイト屋台〜ラ・ボンノォ〜』 土曜23時40分〜 東海テレビ・フジ系
出演者:神山智洋、中村海人、剛力彩芽ほか
寸評:こちらも若いSTARTOアイドルをそろえた作品だがモチーフは料理。味覚を失った凄腕フレンチシェフと味覚が鋭い落ちこぼれ僧侶が屋台を営むというゆるさが売りか。ポイントは、屋台ならではの温かさと心に染みる説法をどう表現するのか。アイドルドラマとして見るだけでなく、夜食テロとして料理メインで見るのもアリ。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆ 期待度☆】
『キャスター』 日曜21時〜 TBS系
出演者:阿部寛、永野芽郁、道枝駿佑ほか
寸評:“テレビ局の報道”は近年の連ドラにおけるホットワードだけに、焦点は「エンタメ巧者の日曜劇場がいかに差別化するか」。同枠の象徴的主演俳優である阿部が型破りなキャスターを演じるだけで見どころになるが、肝は二転三転させる各話の脚本だろう。ライティングルーム形式の脚本が板についてきた感がある一方、視聴者も慣れはじめているだけに、「意外な展開」「予想の斜め上」のハードルは上がっている。さらに各話のエピソードだけでなく、全話を貫くテーマとして、テレビ局と政治の闇をどこまで鋭く、リアルを交錯させながら盛り上げていくのか。序盤は助演の存在感が薄く、主演頼みのムード。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆☆ キャスト☆☆ 期待度☆☆】
『いつか、ヒーロー』 日曜22時15分〜 ABC・テレ朝系
出演者:桐谷健太、宮世琉弥、長濱ねるほか
寸評:20年間昏睡状態だった男が目を覚まし、児童養護施設の教え子たちと再会して、生きづらい世の中と腐った大人を叩きのめす…。現在“復讐エンタメ”というジャンルは深夜帯のトレンドだけに、初回からニーズとのズレを感じさせられる。ブラック企業、ヤングホームレス、シングルマザーなどの描き方も露悪的すぎで感情移入しづらく、汚れた身なりでボロボロの主人公は日曜夜の視聴にフィットしないか。
採点:【脚本☆ 演出☆☆ キャスト☆ 期待度☆】
『ダメマネ! -ダメなタレント、マネジメントします-』 日曜22時30分〜 日テレ系
出演者:川栄李奈、安田顕、千葉雄大ほか
寸評:崖っぷちタレントのために奮闘する新人マネージャーの物語と思いきや、フタを開けてみたら“毒舌の元天才子役VSムチャぶり上司”の図式だった。作品最大の魅力は、窮地を負けん気の強さと演技力で乗り越えていく痛快なヒロイン。川栄らしい思い切りのいい役作りでハイテンポな物語を進め、クライマックスの“演技”は迫力がある。芸能界の物語だが、芸能事務所やテレビ局の描写を見れば、リアルより笑い寄りなのは明白。小劇場舞台のようなドタバタ劇の楽しさがある。
採点:【脚本☆☆ 演出☆☆ キャスト☆☆ 期待度☆☆】
木村隆志 きむらたかし コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月30本のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組にも出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』など。 この著者の記事一覧はこちら