伊藤沙莉、『虎に翼』で橋田賞受賞　作品への思い語る「とんでもない財産だと…」

女優の伊藤沙莉が、「第33回橋田賞」で橋田賞を受賞し10日、都内で行われた授賞式に出席した。
脚本家・橋田壽賀子さんが理事を務めていた橋田文化財団が主催し、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげた番組と人に贈られる同賞。伊藤は、主演を務めた連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)での演技が評価され、橋田賞を受賞した。2023年には橋田賞新人賞も受賞しており、両方を受賞したのは史上2人目とのこと。
伊藤は「このたびは記念すべきタイミングで、このようなありがたい賞をいただき本当にありがとうございます。とても光栄に思っております」と感謝し、「『虎に翼』は自分の中では、人生においてのとんでもない財産だと思っていますし、本当に宝物だなと、『翼に翼』をやれたこととか、その期間だったりとか、『虎に翼』に関わった皆様と出会えたこと、そのすべてが本当に宝物です」と語った。
また、「いろんなことをみんなで話し合って共有して作品を作っていくというのは本当に楽しくて充実していて、お芝居そのものがとっても自分は好きなんだなということを再確認したり、楽しいなって思う日もあれば難しいなって思う日もあって、いろんな日々を色濃く過ごせたことが本当に楽しかったし、充実していました」と撮影を振り返った。
○「第33回橋田賞」受賞作品・受賞者
■橋田賞
連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)
『カンブリア宮殿』(テレビ東京)
宮藤官九郎(脚本家)
阿部サダヲ(俳優)
伊藤沙莉(俳優)
池上彰(ジャーナリスト)
■橋田賞新人賞
河合優実(俳優)
奈緒(俳優)
松本若菜(俳優)
■野村昭子賞
草村礼子(俳優)
■橋田壽賀子生誕100年記念特別賞
連続テレビ小説(NHK)
石井ふく子(プロデューサー・演出家)