壇蜜がAVを見て学んだこととは...『NHK高校講座』で保健体育の先生になった壇蜜が語る性教育

5月11日(水)12時0分 LITERA

『NHK高校講座 保健体育』公式サイトより

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 4月6日から放送開始された『NHK高校講座 保健体育』(NHKラジオ第二放送)で先生役を務める壇蜜が好評だ。壇蜜と「保健体育」が組み合わさると、なにかいかがわしい番組のようにも思えてしまうが、これは英語や数学や日本史を学ぶ、あの『NHK高校講座』のプログラムのひとつ。いたって真面目な番組なのだが、そこでの知的な語り口がまた人気を呼んでいる。


 現在は「なぜ保健体育について学ぶ必要があるのか」「スポーツの変遷とその始まり」といったイントロダクション的な基本的項目の授業を終え、これからはいよいよ「飲酒・喫煙・違法薬物の濫用などが身体におよぼす影響」といった興味深そうな学習内容に突入していく予定だ。


 そして、「保健体育」という科目であれば、当然あるのが「性」に関する授業。1学期の後半には「性感染症・エイズとその予防」、2学期には「思春期と健康」など、まさに壇蜜の面目躍如なテーマの授業もカリキュラムに組み込まれている。


 そこで彼女がどんな授業を行うのかが気になるばかりだが、以前彼女が出版した女性のための恋愛指南本『エロスのお作法』(大和書房)には、なかなか語りづらい性感染症や避妊に関してこのように書かれている。


〈セックスは、言った者勝ち・アンド・譲り合い。
 愛し合っているふたりなら、自分の要求を伝えたことが原因でケンカになることはまずないと思います。
「コンドームをつけて」というのも、淑女の口からはなかなか言い出しづらいかもしれません。「そこで流れが止まってしまい、しらけてしまったらどうしよう」という不安を抱く方もいらっしゃるでしょう。そんな時は、女性がコンドームを持参してつけてあげるのが、お互いのためです。
 女性が持っていると、"慣れた人"と思われてしまう恐れがありますが、ちょっと高級なタイプなら「今日、たまたま珍しいのを見つけたから買っちゃったんだ」と言い逃れができるかもしれません。
 避妊については、本来は殿方が気を遣うことがいちばんですが、もしそういう素振りがなければ、女性から申し出るのは自分の身体を守るため当然の権利です。本来はそれで盛り下がることはありませんし、ましてやつけてあげると言えばかえって殿方も喜ぶと思いますよ〉


 相手の男性が避妊や性感染症に対して深く考えないタイプの人であった場合、その場のムードを壊さないで解決する方法を壇蜜はこのように綴る。そして、それでもダメだった場合、彼女はきっぱりとこう言い切っている。


〈もし、女性からしてほしいことを言ってもしてくれない殿方であれば、ダラダラ関係を続けずにさっさと見切りをつけたほうがいいと思います。
(中略)
 してほしいことを「して」と言える関係か、してほしくないことを「ノー」と言える関係か、冷静に判断しましょう。
 互いの擦り合わせがうまくいかなければ、この先ずっと彼と一緒にいることは難しい。セックスに不満を抱えたまま、円満に交際を続けているカップルはまず見たことがありません。こうしたことで我慢はしないでくださいね〉


 日本は先進国で唯一HIV感染者が増加しており、また、年間19万人にもおよぶ人工妊娠中絶のうち1割強を10代が占めていることから、性教育のあり方が問題視されている。そんななか、性感染症や避妊についてこれだけしっかりした考えをもっているのも、彼女が『NHK高校講座』の先生に選ばれた要因なのだろう。


 性にまつわる問題というと、AVで展開されるアクロバティックなセックスを普通のセックスと勘違いし、強引な潮吹きなど身体に無理のある性行為を求める男が増えていることがしばしば話題になるが、それについて彼女はこのように語っている。


〈AVは、ある意味ファンタジー。女性は「これは殿方のファンタジーだ」と心得て、異世界の話として鑑賞するといいでしょう。
 その上で、自分にできそうな要素だけを抽出して、殿方のドリームを雰囲気だけでも叶えてあげればいいのではないでしょうか〉


 彼女が言うようにAVはあくまでファンタジーの産物なのだが、使いようによっては彼氏や夫の深層心理を覗き見るための便利な道具にもなってくれるのかもしれない。壇蜜はこのように提言する。


〈AVは殿方の心理を知るのにとても参考になります。人によって見方がけっこう違うものです。
 女優と男優がセックスを始める前にドラマの部分があるのですが、そこは早送りで飛ばしてしまう殿方もいれば、じっくり見る殿方もいます。
 じっくり見る方は、セックスもじっくりが好きなのかな、飛ばしてしまう方はどちらかというと強引なほうが好きなのかな......とその人のセックスの好みがわかるように思えます。
 ジャンルにもその方のセックスに対する意識が表れますね。たとえば、セックスせずに殿方が触られたりいたずらされるだけの「痴女系」が好きな殿方は、もしかしたらセックスにストレスを抱えているのかもしれません。あるいは、そういうことをしてほしいという隠れた願望があるのかも......。
 AVに抵抗がある淑女の方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは嫌がらず、一緒に見てみるとハッと気づかされることもありますよ。
 蜜がAVから学んだことは、「眼鏡は最後まではずさなくていい」ということです。蜜はプライベートでは眼鏡っ娘です(「娘」などという字を使ってすみません......)〉


 まさか『NHK高校講座』でAVの鑑賞を勧めたりまではしないだろうが、一般的な高校で行われているおざなりな保健体育の授業とは比べものにならないほど濃厚な授業が行われることは間違いなさそうだ。
(田中 教)


LITERA

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