『べらぼう』染谷将太が遂に初登場へ 天才絵師・喜多川歌麿役
2025年5月11日(日)12時0分 オリコン
大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の場面カット(C)NHK
——有名な絵師である歌麿にどのようなイメージを持っていましたか?
絵から感情というか、色気のようなものがにじみ出ているなというのは、学校の教科書で見た時から感じていました。他の美人画と比べても、その作品で描かれる女性が何を考えているのかわからない不思議な絵を描かれる方だなと。作品を見れば見るほど、謎が深まるという印象です。今回演じる歌麿も、ふとした瞬間に何を考えているのか謎な部分のあるキャラクターだと思います。
——歌麿にとって、蔦重はどんな存在?
一緒に作品を作っていくのが素直に楽しいっていうのが一番大きくあると思います。むちゃぶりされたり、雑に扱われたりというのも時にはありますが、作品として形になった時の蔦重のうれしそうな姿や二人でやり遂げたっていう達成感にすごく喜びを感じるんだと思います。それが本当に蔦重の魅力、プロデューサーとしての力ですよね。役者として、色々大変なことがあっても、作品がいいものになるとすごくうれしいので、歌麿の気持ちはよくわかります。
——撮影現場の雰囲気はいかがですか?
江戸の活気みたいなものが現場の活気として流れていて、元気が出ます。(蔦重を演じる)流星くんは、ずっと出番があって本当に大変だと思いますが、蔦重として生きて、走り続けていて、その背中を見て自分も現場に引き込まれています。絵師・作家のみなさんもキャラが濃くて、歌麿として、いつも特等席で、みなさんの演技をすごく魅力的だなと思って見ています。