TVは何でもありではない 小島慶子、マツコへの苦言真意

5月11日(木)11時0分 NEWSポストセブン

ご意見番のマツコに小島慶子が苦言の真相とは?

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「『カラコンをする年じゃない、気持ち悪い』なんてテレビで言うのは、おかしいです。なぜ他人から見て納得のいくおしゃれをしなくちゃいけないんでしょうか。何才で何をしようが、本人の好みなら別にいいじゃないですか」


 元TBSアナウンサーの小島慶子さん(44才)はこう話す。ことの発端はバラエティー番組『かりそめ天国』(テレビ朝日系)でのやりとりだった。


 久保田直子アナ(35才)が目を大きく見せるためにカラーコンタクトレンズを入れていると明かしたことで、出演者の間で激論が始まった。「裸は見せられても、コンタクトを取った姿は見せられない」と言う久保田アナをバッサリ切り捨てたのはマツコ・デラックス(44才)。


「もう年なんだからやめたほうがいいわよ!」に始まり、「ババアが盛ってどうすんのよ」「あなたに目のクリクリさは誰も求めてないんだから!」と、“35才のカラコン”を全否定。マツコに調子を合わせた有吉弘行(42才)に対し、久保田アナが応戦してスタジオは大いに盛り上がっていたのだが、番組を見ていたアラフォー女性たちの心境は複雑だった。カラコンを入れたぐらいでそこまでボロクソ言われないといけないのか…。


「放送を見ていて、私のカラコンも『ババアが盛ってる』と周りに笑われていたのかと思うと背筋が冷たくなりました。でも、今さらカラコンを外して小さな黒目に戻るのもつらい」(30代女性)


 42才のコラムニスト・辛酸なめ子さんもストレートすぎるマツコの言葉にうちひしがれた1人。


「マツコさんが色味を抑えたナチュラルメイクの人だから、カラコンを入れる人の気持ちはわからないのかもしれませんが、年齢のことを言われると女性としてつらいですよ。マツコさんなら、女性の気持ちをわかってくれると期待してたんですが…」



 そんなカラコン論争に一石を投じたのが、冒頭の小島さんだった。ツイッターに《え!?誰がカラコン入れようと勝手じゃない?年齢がどうとか、ただの嫌がらせじゃない?ドン引き…》と書き込むと、堰を切ったように賛否両論が巻き起こった。ネットニュースで取り上げられると、さらに騒動は拡大。翌週の『かりそめ天国』では、マツコと有吉がカラコンを試すことで、決着を図ったが、緑のカラコンを入れたマツコは最後まで「あなたのカラコン入れてる効果って何なのよ」と久保田アナに食い下がった。


「今回の一件で、“中年の女性が自由におしゃれを楽しむと叩かれる”という風潮が強まったら嫌だなと思ったんです」


 小島さんはツイッターに書き込んだ真意をこう話す。


「誰でも、何才でも、好きな服を着ていいはず。たとえば男性だって女性の服を着たければ着ればいい。どんな体形でもビキニを着ていいし、カラコンだけじゃなくて髪や服の色だって何色だろうがその人の自由。『その年でクリクリの目なんていらない』『かわいさは求めていない』と言われたら『お前のためにしてるんじゃないよ!』と返すだけです。おしゃれは自分が心地よくなるためにするもの。


 見苦しくない体であれと求めるのは、女性に対する侮辱でもあります。人様を楽しませるための体ではないのですから」


 当代イチの人気者であるマツコへの直言に救われた人は少なくない。


「もちろん、マツコさんに対して悪い感情はないし、尊敬しています。ただ、私はかつて放送局の社員として、テレビの表現が視聴者に与える影響の大きさについて、研修などで考える機会が与えられました。“テレビなら何でもアリ”ではないと。確かに、子供も大人も、ついテレビの会話の真似をしてしまいますよね。


 スタジオでは共演者の暗黙の了解で、ショーとしてひどいことを言い合えますが、それがそのまま職場や学校の日常に持ち込まれると単なるイジメになってしまうことも。番組を作る人は、そのことを忘れてはいけないと思います」(小島さん)


※女性セブン2017年5月25日号

NEWSポストセブン

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